この10年あまりで、ホワイトと並ぶダイヤルカラーの主流へと醸造されていったブルー。グリーンが台頭する一方で、2021年も例年以上に多彩なブルーを纏った新作がお目見えした。今やホワイトと並ぶ、ラグジュアリーウォッチの2大人気カラーに。
ウブロ『ビッグ・バン ウニコ キングゴールド ブルーセラミック』
大人の余裕でつけこなしたいブルーの艶やかな解釈
ブルーセラミックとキングゴールドという濃厚な組み合わせで、他ブランドの追随を許さない華やかなラグジュアリースポーツウォッチに仕上げた最新作。セラミックベゼル、スケルトンダイヤル、ラバーストラップ、それぞれ異なる表現方法とテクスチャーが描くブルーのグラデショーンが、極上の「こなれ感」を演出する。
パネライ『ルミノール クロノ モノプルサンテ GMT ブルーノッテ』
随所にイタリアの色香漂う伊達男のためのクロノグラフ
モデル名に添えられた「ブルーノッテ(青い夜)」の言葉どおり、サンブラッシュ仕上げを施した、洒脱なニュアンスのダイヤルカラー。そしてそれを包み込むマットな質感のブラックセラミックケースとのコントラストに、イタリアンデザインの粋が漂う。ダイヤル上の要素を整然と配置したシンプルなデザインでいながら、スタート、ストップ、リセットをひとつのボタンで操作するモノプルサンテ(シングルボタン)機構、さらにクロノグラフ、GMT、8デイズパワーリザーブを備えた実用性の高いコンプリケーションというさりげなさも、イタリアン・ダンディズムの真骨頂だ。
ブルガリ『オクト フィニッシモ S クロノグラフ GMT』
知性と華やぎが共存するスポーティエレガンスの至高
八角形のケースと円形のベゼルから醸し出される第一印象から、ローマンデザインの強さと粋を感じさせる、「ブルガリ」のメンズウォッチを代表するコレクション。今年はクロノグラフとGMT機構を備えながら、ケース厚を8.75mmに抑えた、まさにスポーティエレガンスを体現する新作が加わった。「ブルー」というより「アズーロ」と表現したくなる瀟洒な色味のブルーダイヤルに、正統派の3つ目のインダイヤルを配したダイヤルデザインは視認性にも優れ、100mという防水性と併せ、申し分ない実用性も兼ね備えるラグジュアリースポーツウォッチを完成させた。
※価格はすべて税込です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2021年秋冬号
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- PHOTO :
- 池田 敦(パイルドライバー)
- EDIT :
- 岡村佳代、安村 徹(MEN'S Precious)