イタリア中部に位置するトスカーナ地方の小さな町、モンスンマーノ・テルメに工場を構えるファクトリーブランド「FATTORIA del CUOIO(ファットリア・デル・クオーイオ)」。世界の名だたるビッグメゾンの革小物を手掛ける同ブランドの中には、日本企画のコレクションが存在する。歴史と伝統が培ったイタリアのアルチザンと、日本のコンテンポラリーな感性を融合させたラインナップの中で見つけたのが、プンターレ付きのレザーのメッシュベルトである。
レザーに施した繊細なカッティングが遊び心を、上品に煌めくブンターレが大人の色香を添える
レザーのメッシュベルトは数あれど、表面に細かなカッティングで模様を施してあるものは珍しい。レザーの質感を活かして大胆かつ繊細に彫り込まれたトライバル風の模様は、技巧の確かさも含めて息を呑むような美しさがある。立体感のある編み込みの表情は職人がひとつずつ手作業で仕上げたもので、ナロー幅でも堂々とした存在感を演出する。真鍮製のバックルと先端のプンターレはゴールドで、上品な輝きが装いに華やかなアクセントを添えてくれる。
定番のジーンズはもちろん、ジャケパンスタイルにもハマる優れた汎用性
メッシュベルトといえば、ジーンズとの相性の良さは折り紙つき。リジットデニムからヴィンテージ風のフェード感のあるものまで、大人のデニムスタイルを完成させる最高の名脇役を演じてくれる。また、個性の強いデザインだが、ジャケパンスタイルとも好相性。今の季節ならウールのスラックスなどと合わせれば、たちまちこなれた雰囲気を演出する。どんなパンツにも対応できる3cm幅なので、カジュアルからビジネスカジュアルまで幅広く活躍する汎用性の高さが嬉しい。合わせる靴とのカラーや素材感を合わせる基本の“キ”さえ押さえておけば、いつものコーディネートを洒脱に格上げしてくれるのは間違いない。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- WRITING :
- 佐藤哲也