2021年 Precious 10月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します

ラグジュアリーファッション誌『Precious(プレシャス)』10月号をお読みいただいた方へのアンケート調査(ネットアンケート&郵便はがき)にて、「好きなコーディネート」に選ばれた着こなしを、その理由とスタイリングのコツを交え、ランキング形式でご紹介します。

ランキング_1
Precious10月号(9月7日発売)の表紙、カバーモデルは大政 絢

今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、急激に秋が深まってきた今の時期にぴったりな「ニット」や「ジャケット」を取り入れたスタイリングが大人気! また、華やかな場にも映えるオールブラックの装いに注目された方も多くいらっしゃいました。

それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?

【10位】レオパード柄コート×黒のボリュームスカート

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スカート¥638,000・コート¥902,000・ニット¥165,000・ピアス¥84,700・バッグ¥539,000・バッグに巻いた『ミッツァ』スカーフ¥29,150・靴¥223,300(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)[Precious2021年10月号187ページ]撮影/長山一樹(S-14)

「ディオール」の伝統を受け継ぎながらも、現代女性にふさわしいスタイルを追求した最新コレクションを、大政絢さんが素敵に着こなしたコーディネートが10位にランクイン。「エレガントだけど足元のカジュアルさが今っぽい」「スカートと靴のバランスが新鮮」「表情の変化がある黒コーデ」などの反響を呼びました。

ドラマティックな印象を運ぶボリュームスカートは、あえてフェミニンなテイストでまとめず、ミディ丈のレオパード柄コートやレースアップブーツと合わせるのが今どきのバランス。さらに、『レディ ディオール』バッグのハンドルには、細長い『ミッツァ』スカーフを巻いてアレンジを。ダークトーンの着こなしに、シルクの艶をわずかに加えるだけで、しなやかなニュアンスがプラスされます。

【9位】黒のリブタートルニット×黒のワイドパンツ

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タートルニット¥126,500・パンツ¥148,500・ベルト¥64,900・バッグ¥214,500・靴¥220,000(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) ピアス[YG×あこや真珠]¥464,200・ブレスレット[YG×あこや真珠]¥830,500・リング[YG]¥341,000(TASAKI〈TASAKI〉)[Precious2021年10月号112ページ]撮影/長山一樹(S-14)

大人の華やぎシーンにおける大定番といえば、「黒」の装い。でも、ただ黒でまとめるだけでは地味な印象に陥ってしまうことも…。そんな思いを抱いていた方が多かったのか、ベーシックをこよなく愛するスタイリスト高橋リタさんが“モードな黒”を提案したコーディネートが人気を集め、3つのスタイルがランクインを果たしています。

最初のスタイルは、体にフィットするリブタートルとゆるやかなワイドパンツの組み合わせ。ベーシックを極めた上質な黒スタイルは、それだけで最高にゴージャス! ベルトと靴にあしらわれたゴールドも、華やかさを盛り上げるアクセント効果を発揮しています。

こちらのコーディネートには、「とにかくかっこいい!」「オールブラックで統一した完璧な美コーデ」「大人っぽさと上品さを兼ね備えたスタイル」といった声が寄せられました。

【8位】ピーコックブルーのニット×キャメルブラウンのスカート

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スカート¥172,700・ニット¥139,700(三喜商事〈アニオナ〉) 時計¥4,136,000(ヴァシュロン・コンスタンタン) リング¥57,200(ホアキン・ベラオ) バッグ¥260,700(セラピアン 阪急うめだ本店) サングラス¥60,500(ケリング アイウエア ジャパン〈カルティエ〉) タイツ¥4,180(ステッラ〈ピエールマントゥー〉)[Precious2021年10月号86ページ]撮影/熊澤 透

「意外性のある色合わせを参考にしたい」という方が多かったのは、キャメルブラウンのアコーディオンプリーツスカートに、ピーコックブルーのニットを合わせたスタイリング。

秋らしいクラシックさが魅力のブラウンのなかでも、まろやかで気品のある「キャメルブラウン」は、ジェントル・エレガントな気分を託すのに最適な色。同系色やベーシックカラーとのシックな配色も素敵ですがシーズン初めの今は、こっくりきれい色と合わせると軽やかで新鮮。余裕のある女らしさが生まれます。

ダイヤモンドウォッチのストラップもソフトなブラウンに揃えているのも、上品な華やぎを醸し出すポイントです。

【7位】チェックのボクシージャケット×ベージュのツイードパンツ

7位 P70 右
ジャケット¥75,900(アマン〈カバナ〉) ブラウス¥56,100(コロネット〈ヴィンス〉) パンツ¥63,800(showroom SESSION〈サヤカ デイヴィス〉) バングル¥1,188,000・ダブルフィンガーリング¥429,000・リング¥1,320,000(フレッド) バッグ¥204,600・ストラップ¥61,600(トッズ・ジャパン) 靴¥97,900(セルジオ ロッシ)[Precious2021年10月号70ページ]撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー)

働く女性の「顔」となるジャケットを主役にした装いのなかで多くの票が投じられたのが、こちらのボクシージャケットを取り入れたコーディネート。「仕事ができそう!」というコメントをはじめ、「秋にぴったりのスタイルに仕上がっている」「チェックとツイードの組み合わせが絶妙」「着心地がよさそうな柔らかい素材感」などさまざまな意見が寄せられました。

秋らしいシックカラーが織りなすチェック柄のボクシージャケットは、メンズライクな仕立てが芯の強い女性を美しく演出。さらにこのジャケットは、インナーポケットの機能が充実しているので、今の時代にふさわしい“身軽さ”も手に入れられます。

マニッシュなピークドラペルの襟元からしなやかなシルクブラウスをのぞかせれば、ベーシックスタイルがぐっと上品に。女性らしさも忘れない、“ジェントル・エレガント”な着こなしが完成します!

【6位】メランジニット×ボウタイブラウス×ペンシルスカート

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ブラウス¥74,800・ニット¥77,000・スカート¥91,300(ドゥロワー 六本木店〈ドゥロワー〉) サングラス¥47,300(ケリング アイウエア ジャパン〈グッチ〉) ピアス¥737,000・リング指先から/¥308,000・¥396,000・ブレスレット¥1,100,000(ポメラートブティック 銀座店) 時計¥1,870,000(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス) バッグ¥163,900(ピエール アルディ 東京) 靴¥165,000(セルジオ ロッシ)[Precious2021年10月号59ページ]撮影/浅井佳代子

「秋冬を感じさせる色と素材感」と好評だったコーディネートは、ブラウスが主役。シックながら存在感のある赤茶系のボウタイブラウスは、新ワードローブの核となるアイテムです。同色系のニットを重ねることで、しなやかさが高まります。

「シンプルだけどブラウスの合わせ方がおしゃれで真似してみたい」という方が多かった着こなしテクは、首元と袖口から覗かせるブラウスのバランス感が鍵。ほっこりしがちなローゲージニットがぐっとエレガントに変わるので、ぜひトライしてみてください!

【5位】黒のショートジャケット×黒の膝丈ドレス

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ジャケット¥2,443,100・ドレス¥1,845,800・ピアス¥73,700・ブレスレット[各]¥410,300・チェーン付きクラッチ¥806,300・靴¥152,900(シャネル) ストッキング/私物[Precious2021年10月号106ページ]撮影/長山一樹(S-14)

スタイリスト高橋リタさんが“モードな黒”を提案する企画から次にランクインしたは、「シャネルらしい王道の黒スタイル」「タイムレスな華やかさ」という声も上がったコーディネート。まさに、“特別なシーン”のために大人の女性が選ぶびたい装いです。

ボトム部分に表情豊かなフリンジ風ツイードを使った膝丈のドレスに、ビジュー刺繍のトリミングが圧巻の存在感を放つジャケットを加えて。黒の魅力を存分に生かしたモードな着こなしは、煌びやかな1970年代のクラブシーンを連想させるドラマティックさにあふれています。

【4位】黒のダブルジャケット×デニムパンツ

4位 P184
ジャケット¥572,000・デニム¥159,500・サングラス¥61,600・ピアス¥77,000・チョーカー¥203,500・リング¥50,600・バッグ¥451,000・靴¥127,600(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)[Precious2021年10月号184ページ]撮影/長山一樹(S-14)

「ディオール」のスタイルを象徴する存在であり続ける「バー」ジャケットを、ダブルブレストに仕立てた新デザイン。体の曲線を引き立てる美しいフォルムや、上質なウールシルクにクチュリエの威信が宿ります。くるみボタンや斜めに施されたポケットもエレガントなアクセントに。

そんな、コンテンポラリーな時代のムードを取り入れたダブルブレストの黒ジャケットは、熟練の職人が織り上げるセルビッジデニムとも好相性。おしゃれを知り尽くした大人こそ似合う、エレガンスとカジュアルが心地よく調和するスタイルです。

「凛とした印象でかっこいい」「デニムなのに上品&シックな佇まい」「エレガントなジャケットとデニムという異質な組み合わせだけどしっくりくる」など、シンプルながら上質感あふれる着こなしが関心を集めました。

【3位】黒のダブルジャケット×黒のボリュームスカート

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「ディオール」のジャケット¥572,000・スカート¥638,000・バッグ¥599,500・靴/参考色¥119,900・「ディオール ファイン ジュエリー」のピアス¥1,100,000・ブレスレット¥3,410,000・リング¥462,000(クリスチャン ディオール) タイツ/私物[Precious2021年10月号109ページ]撮影/長山一樹(S-14)

高橋リタさんが提案する“モードな黒”の装いから最後にランクインしたのは、「異素材の合わせ方で黒が華やかに映る」「上下のシルエットバランスでスタイルがよく見える」「特別な日に着たいエレガントなコーディネート」などがお気に入りの理由としてあがった着こなし。

実は、4位と同じ「バー」ジャケットを使っているのですが、 こちらは黒のボリュームスカートを合わせることで、フェミニンなムードに仕上がっています。きゅっとウエストを引き締めた「バー」ジャケット×ふんわり広がるスカートが生み出す魅惑のシルエットは、時代を超えた品格を備えた存在感です。

上質なジャケットを一枚持っていると、質の高い着回し力が手に入るということが、4位と5位のコーディネートからよくわかるのではないでしょうか?

【2位】ネイビーのニット×ネイビーのソフトフレアパンツ

2位 P94
パンツ¥165,000・ニット¥176,000・ブレスレット[手首側]¥396,000・[指側]¥594,000・リング[右手指先側から]¥341,000・¥187,000・¥280,500・[左手]¥374,000・バッグ¥341,000・靴¥123,200(グッチ ジャパン)[Precious2021年10月号94ページ]撮影/黒沼 諭(aosora)

「洗練されたデイリースタイルとして取り入れたい」「シンプルだけど色合わせでスタイリッシュに決まる」と高評価だったのは、秋の始まりに似合うネイビーワントーンをソフトフレアパンツで刷新したコーディネート。

奥行きのある織り柄パンツとチェーン ディテール付きのウールニットを、同じネイビーで揃えることで、華やかかつモダンな装いにまとめています。さらにシックなトリコロールカラーのバッグを効かせて、クラシカルなムードをプラス。

「さりげないかっこよさが素敵」「上品なパンツスタイルのお手本にしたい」といったコメントも多数いただきました。

【1位】キャメルブラウンのポンチョ×オレンジのボウブラウス×チェックのパンツ

1位 P85
ポンチョ¥44,000(オットデザイン〈ルーム エイト〉) ブラウス¥132,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉) パンツ¥36,300(カレンソロジー青山〈シーエスジー〉) ピアス¥781,000・リング¥253,000・バングル¥832,700(TASAKI) バッグ¥218,900(トッズ・ジャパン)[Precious2021年10月号85ページ]撮影/熊澤 透

『Precious8月号』で1位に輝いたのは、キャメルブラウンのニットポンチョに、こっくりとして鮮やかなオレンジのボウブラウスを合わせた、イキイキとした美人オーラ溢れる装い。 

ポンチョの裏のオレンジと相まって、奥行き感のある配色が実現した着こなしには、「目を引く色合わせが好き」という回答が圧倒的多数。さらにチェックパンツで凛としたブリティッシュムードをプラスしつつ、バッグもまろやかなキャメルブラウンで品よくリンクさせるという絶妙なスタイリングが、「秋らしくやわらかで上品な装い」と大好評でした。

以上、ファッション誌「Precious(プレシャス)」2021年10月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。

このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?

現在発売中の『Precious』11月号は、米倉涼子さんが初のゲスト表紙&初登場! ファッション特集は【「頼れるベージュ」が新しい味方に】、そのほか、人気スタイリストの高橋リタさんによるトラッドスタイル、鈴木保奈美さんの書き下ろし&ビジュアル連載、美容賢者と旅賢者10人が教える「スパ旅」、ヤマザキマリさんの特別取材、大人を満たす「贅沢コート」、最新「ファンデーション」調査、話題の「美容医療」研究など、充実のラインナップです。

ぜひお手に取っていただき、ご活用いただけたら幸いです。

※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。

※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。


Precious 11月号<ファッション大特集【「頼れるベージュ」が新しい味方に】>
2021年11月号表紙
【内容紹介】本誌初登場Special米倉涼子/ファッション大特集[「頼れるベージュ」が新しい味方に]/大人を満たす「贅沢コート」/高橋リタ流「ネオトラッド」/鈴木保奈美・新連載/スパ旅/ヤマザキマリ/田中圭/最新「ファンデーション」調査/美容医療 など
2021年10月7日発売 ¥990(税込)

お近くの書店やオンライン書店などで、『Precious』11月号を是非、お買い求めください。

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
『Precious10月号』小学館、2021年
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