【目次】
- 「失敗しない着こなし方法」は?
- 「アニマル柄の種類」6つをおさらい!
- 「小物」バッグ、靴で取り入れれば簡単
- 「トップス」シャツなどで顔周りを華やかに
- 「パンツ」で取り入れればスタイリッシュ
- 「スカート」スタイルの甘さを中和してこなれ見え
- 「ワンピース」の装いをきりっと辛口に
- 「アウター」ジャケットやコートでモード感を倍増
「失敗しない着こなし方法」は?

印象が強いだけに、ハードルが高く感じるアニマル柄。下記の3つのポイントを押さえておくと、失敗しないコーディネートが出来上がります。
【1】「小面積」で取り入れてみる
分量を控えめにして「小面積」で取り入れれば、アニマル柄も身近な存在に。小物で取り入れたり、ミニ丈ボトムで取り入れたり、ロングアウターでカバーすると難しくなりません。
【2】「きれいめ」にまとめて大人の余裕感をアピール
辛口なアニマル柄を「きれいめ」に着こなし、エレガンスをミックスすれば大人の余裕を醸すことに成功。
【3】「色のまとまり」を意識すると好バランス
モノトーンやワンカラー、ニュアンスカラーなどで「色のまとまり」の良さを意識すると、アニマル柄だけが浮かずに好バランスに着地します。
「アニマル柄の種類」6つをおさらい!
ぱっと目を引き、テクニック要らずで着映えを実現してくれるアニマル柄。代表的な「アニマル柄の種類」6つをご紹介します。それぞれの印象について解説しているので、参考にしてみてくださいね。
【1】レオパード柄(ヒョウ柄)

最もよく知られているアニマル柄である「レオパード柄」。辛口ムード満載で、インパクト抜群です。意志ある色香を漂わせることができるのも魅力のひとつ。
【2】チーター柄

アニマル柄は難しい、と感じている方におすすめしたいのが「チーター柄」。不規則なドット柄のような模様なので、威圧感が出ずに親しみやすくまとまります。
【3】パイソン柄(ヘビ柄)

海外セレブやインフルエンサーたちのあいだで根強い人気を誇るのが「パイソン柄」。アニマル模様のスパイシーさはそのままに、品のよさを演出するのにぴったりです。
【4】ゼブラ柄(シマウマ柄)

「ゼブラ柄」は白黒が主流なので、デイリーのコーディネートに馴染ませやすいのが高ポイント。ストライプ模様のような親近感があるので、実は意外とチャレンジしやすいです。
【5】カウ柄(牛柄)

アニマル柄のなかでも比較的ソフトな印象に導けるのが「カウ柄」です。丸みのある模様がフェミニンさや温感を両立してくれます。
【6】タイガー柄(トラ柄)

トラをモチーフにした「タイガー柄」も、ぴりっと辛口ムードをアピールするのにおすすめ。縞模様なので、ゼブラ柄同様に扱いやすいのが魅力的。
「小物」バッグ、靴で取り入れれば簡単
アニマル柄に初めてチャレンジする、という方は、まずはバッグや靴の「小物」から取り入れてみるのをリコメンド。主張が出過ぎず、コーディネートのさりげないアクセントになってくれます。
アニマル柄バッグをモノトーンコーデに投入

縞模様で扱いやすいゼブラ柄のバッグにまずはトライ。バッグの色を拾って、ほかのアイテムも白黒のモノトーンで構成するとすっきり見えます。辛口なアニマル柄と色香漂うレースがあれば、モノトーンが単調になる心配もなし。
優しい配色にこだわって品よく誘導

白シャツとベージュパンツのミニマルワンツーは、ビッグシルエットにしてこなれ感を演出。そこにバッグより薄い色味のパイソン柄バッグを添え、シンプルスタイルが単調になるのを阻止。白とベージュの優しい配色なら、品よくまとまります。
温かみのあるキャメルを基調として

キャメルのコーデュロイジャケットに、同色のミニスカートとレオパード柄シューズを合わせてまとまりよく。あたたかみのある色合わせも、潔く素足を露出しつつ、アニマル柄の小物で程よいスパイスを加えればほっこりしません。
きれいめコートをモダンにアップデート

クラシカルな趣が漂うベージュのステンカラーコートをワンピースのように着こなし、エレガンスを獲得。そこにぴりっとスパイシーなパイソン柄ロングブーツを投入し、モダンにアップデート。ポインテッドトゥがシャープなキレの良さを演出してくれます。
「トップス」シャツなどで顔周りを華やかに
アニマル柄の「トップス」を採用し、顔周りにポイントを持ってくると着映え力がアップ。デイリーで参考にしやすい着こなしを厳選しました。
Tシャツで取り入れると難しくない!

ぴりっとしたゼブラ柄も、慣れ親しんだTシャツなら取り入れる上でのハードルが下がります。そこにグレース・ガネムのようにベージュのチノスカート、スニーカーを組み合わせ、カジュアルにまとめることでアニマル柄の強さをまろやかに。
ベーシックカラーでまとめて穏やかに見せる

カットソーとスラックスのシンプルコーディネートは、タイガー柄を指名するとメリハリがアップし、モダンさも醸せます。ベージュ、グレー、黒の穏やかなベーシックカラーでまとめ、品のよさを宿して。
相棒デニムパンツで身近に引き寄せる

アバンギャルドなレオパード柄シャツは、カジュアルボトム代表格のデニムパンツと合わせてデイリーに引き寄せ。さらにワークジャケットを重ね、柄の主張を抑えめに。模様の色を拾ったジャケットなら、調和が生まれて絵になります。
甘辛ミックスにして表情豊かに仕上げる

レオパード柄チュニックに黒レザーブルゾンを重ねたスタイルに、エアリーな白のスカートを合わせ甘辛ミックススタイルを堪能。筒幅のある黒ブーツで足元にも重厚感を宿すと、スカートの軽快さが一層引き立ちます。
「パンツ」で取り入れればスタイリッシュ
「パンツ」コーディネートにマンネリ… そんなときこそアニマル柄を採用し、モードな着こなしを楽しみましょう。トップスとのワンツースタイルでも十分様になるのが嬉しいポイントです。
ベージュのクルーネックカーディガンでソフトに

カーディガンとパンツのコーディネートは、ゼブラ柄パンツを指名することでマンネリを解消。お利口なベージュのクルーネックカーディガンでソフトに、フラットシューズで力を程よく抜けばトゥーマッチになりません。シルバーのボールチェーンネックレスや、くすみブルーバッグも洒落感に貢献。
黒を合わせて強気な着こなしへ

レオパード柄パンツの格好よさを引き立てるなら、やっぱりシックな黒を合わせたいです。程よくゆとりのあるパンツを選ぶと、気張りすぎない絶妙なバランスに着地。
グレーと合わせてスタイリッシュさを加速

辛口なタイガー柄パンツは、ベージュ×ブラウンの配色とフレアラインがフェミニンを両立してくれます。そこにハリのあるグレーのトップスを合わせ、スタイリッシュなムードを上乗せ。ワントーンコーディネートなので、ブラウンのバッグを迎えて優しく引き締め。
レイヤードを駆使して上級者な着こなしへ

水色シャツ、ネイビージャケット、ベージュトレンチコートのレイヤードスタイルなので、ボトムはハーフパンツを選んですっきりと。目を引くレオパード柄を選ぶと、下半身がさみしくなる心配がありません。上品配色にこだわり、洗練をキープ。
「スカート」スタイルの甘さを中和してこなれ見え
「スカート」でアニマル柄を取り入れると、甘さが中和され大人フェミニンな仕上がりに。なかでもIラインのスカートを選ぶと、スタイリッシュさや上品さを倍増させることができます。
シンプルなトップス合わせでバランスを計算

ベージュとIラインがしなやかさを両立してくれるパイソン柄スカートに、シンプルな白のノースリーブトップスを合わせすらっと見せて。白とベージュのニュアンス配色に馴染むよう、小物は優しげなキャメルを選び上品ムードを加算。
ミニスカートで取り入れさりげないアクセントに

レオパード柄のミニスカートなら、主張が強く出過ぎないので取り入れやすいです。さらにロングコートでカバーすれば、コーディネートのさりげないアクセントとして貢献。ベージュ、黒、ブラウン、バーガンディの落ち着いた配色がシックなムードに直結。
カジュアルなカットソーと合わせて

ぴりっとエッジィなタイガー柄Iラインスカートは、抜け感のあるロゴ入りロンTを相棒にして適度な抜け感を確保。ワインレッドとブラウンのマチュアな色合わせなら奇抜にならず好都合。そこにカラフルな小物を添え、メリハリたっぷりに仕上げて。
レザーで挟み力強いフェミニンスタイルを完成させる

膝丈のレオパード柄スカートを取り入れていたエミリー・ラタコウスキー。褪せた加工がかっこいいブルゾンとロングブーツをレザー素材でリンクし、力強さを高めればスパイスが助長され絵になります。
「ワンピース」の装いをきりっと辛口に
一枚でコーディネートが完結するアニマル柄の「ワンピース」で、辛口なエレガントスタイルを堪能。ワンピースと小物で完成させた着こなしと、アウターを重ねた実例をピックアップしました。
ワンピースと小物のテンションを合わせる

黒レースのトリムがセンシュアルな、チーター柄のワンピースを着用していたニッキー・ヒルトン。スタッズがあしらわれた黒のバッグとパンプスを投入し、スタイリッシュさを後押し。付かず離れずなシルエットのワンピースとフラットシューズなら、程よい抜け感がプラスされあか抜けた表情に整います。
モノトーンに頼ってシックにきめる

変化球なゼブラ柄ワンピースは、ミニ丈を選んでフレッシュさを両立。黒のバッグとロングブーツを掛け合わせ、モノトーン配色にすると簡単にシックな着こなしが完成します。ヘアはスリークにまとめ、都会派気分を底上げ。
ゆったり黒ジャケットをレイヤード

マキシ丈と黒レース切り替えがエレガントなレオパード柄ワンピースで、アバンギャルドな魅力を振りまいて。そこにゆったりとしたシルエットの黒ジャケットを重ねると、程よく力が抜けてこなれた印象に着地。
「アウター」ジャケットやコートでモード感を倍増
おのずとコーディネートのメインになるジャケットやコートといった「アウター」でアニマル柄を取り入れ、モード感満載に。印象がきつくならない、参考にしやすい着こなしをご紹介します。
相互作用を生み出して着映えを叶える

一見難しそうなパイソン柄ジャケットも、慣れ親しんだ白カットソーとブルーデニムパンツとなら強さが和らいで好バランス。反対にパイソン柄ジャケットは、定番カジュアルをクラスアップしてくれます。シューズはトップスの色を拾い、まとまりよく。
ベージュとブラウンで上品さを醸して

迫力のあるレオパード柄ロングコートは、優しげなニットアップと合わせてフェミニンを両得。ブラウンとベージュの優雅な色合わせがレオパードの強さを抑え、しなやかにまとまっています。レディなキトゥンヒールパンプスにも注目。
グレーのワンカラーで洗練を授ける

ジャケットとバッグをパイソン柄でリンクした着こなしは、グレーのワンカラーにすることで調和を生み出し、柄だけが浮いてしまうのを防止。優雅に揺れるプリーツスカートとすっきりブーツがキレイを加速してくれます。
カジュアルをミックスして気負いなく

カウ柄のファーコートという威力抜群のアイテムも、カットソーとスニーカーでカジュアルダウンすれば気張って見えません。さらにゆったりとしたパンツがエフォートレスなムードに貢献。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香