いつもの装いにひと匙分のアクセントを添えたり、シャツやジャケットを主体としたドレススタイルに“ハズし”として取り入れたりと、キャップは今や欠かせないファッションアイテムのひとつ。ただし、被るだけで何となく様になった若い頃と比べて、大人のキャップ選びはシルエットと素材使いが肝要となる。

ストリートブランドからラグジュアリーまで、確かな審美眼が息衝いた独自のセレクトに定評のあるエストネーション。世界中の名だたるブランドと同列に展開されるオリジナルブランドもまた、目の肥えたカスタマーを唸らせるクオリティを誇る。今回紹介するキャップも色や形などすべてのちょうど良いが具現化した、ありそうでなかったアイテムと言えよう。

カシミヤの上品な表情と子供っぽく映らない絶妙なシルエット

キャップ 各¥26,950(エストネーション)

シンプルな6パネルのキャップだが、素材には秋冬の装いとリンクする表情感のあるカシミヤを贅沢に採用。現行のベースボールキャップのように被りが深いと途端に子供っぽい印象に陥りやすいが、これは深すぎず浅すぎない絶妙な塩梅がポイント。少しだけ長めのブリムも好相性で、全体を品よくまとめてくれる。背面は調節可能なベルト付きで、レザー使いも印象を引き締めるのにひと役買っている。シックなブラックと合わせやすいグレー、さらにカシミヤの素材感が際立つキャメルの3色展開。

慌ただしい朝に寝癖だらけのヘアスタイルでも、さっと被るだけでお洒落に解決してくれる手軽さも含めて、ひとつあるだけで何かと重宝するのは間違いない。

※価格はすべて税込です。

問い合わせ先

エストネーション

TEL:0120-503-971

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
PHOTO :
多田 悟(Rooster)
STYLIST :
仲唐英俊(TABLE ROCK.STUDIO)
WRITING :
佐藤哲也