カラーリングをするときにハイライトを入れると、髪にツヤ感が出て白髪が目立ちにくくなります。

大人女性の髪悩みに詳しいZACC raffineの副店長、馬場和浩さんによると「ハイライトはベースより2トーンくらい明るくするのが一般的。髪の色やその方の雰囲気にもよりますが、その差をもっとつけると全体的に明るくなってボリューム感も表現できます」とのこと。

ハイライトのコントラストを生かすスタイリング術などを教えていただきます。

【お悩み】スタイリングをしてもすぐにペタッとなる髪にボリュームがほしい!

ショート代表:西原英理子さん(41歳/会社役員)のお悩みを解決するには…

■髪型:耳の上あたりにレイヤーを入れて毛流れを美しく見せる

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

西原さんのHAIR CHART

  1. やわらかさ(柔→硬)★
  2. ボリューム(少→多)★
  3. 髪の太さ (細→太)★
  4. うるおい (乾→潤)★★★★★
  5. 白髪の量 (多→少)★★★

柔らかくて1本1本が細いため、ボリュームが出にくい西原さんの髪。「耳から上のあたりを中心にレイヤーを入れてメリハリをつけると、立体感が生まれてのっぺり感がなくなります。このスタイルに明るめのハイライトを入れるとさらにボリューム感が出て、毛流れもいっそう美しく見えます」(馬場さん)

■スタイリング:前髪を根元からしっかり起こしてトップのふんわり感を印象づける

トップのふんわり感をつくるには、前髪も重要。「前髪を根元から立ち上げておくだけで、トップのペタンコ感が目立たなくなります」(馬場さん)

スタイリング剤のオイルはトップの毛束を持ち上げながらなじませるのがポイント。「根元から立ち上がるだけでなく、自然な束感も表現できます」(馬場さん)

スタイリング前
スタイリング前

■1:前髪の根元を立ち上げながらカーラーで内巻きにする

毛束を真上に引っ張り、毛先からカーラーに巻き付ける。
毛束を真上に引っ張り、毛先からカーラーに巻き付ける。

■2:両手で頭頂部の毛束を真上に持ち上げながらヘアオイルをなじませる

両手で毛束を挟むようにしてオイルをなじませる。
両手で毛束を挟むようにしてオイルをなじませる。

■3:髪の内側から手に残ったオイルをなじませる

手ぐしで髪の内側からなじませる。
手ぐしで髪の内側からなじませる。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. ハイライトを入れて髪色を全体的に明るくする
  2. 前髪は根元から起こしてトップのペタンコ感を目立たなくする
  3. ヘアオイルはトップの髪を持ち上げながらなじませて束感をつくる

「前髪のカーラーを巻くとき、毛先を前に引っ張りながら巻くと根元が寝てしまいます。必ず毛束を真上に持ち上げながら巻いてください」(馬場さん)

ZACC raffine 副店長・馬場和浩さん。家にいるときは必ず音楽がかかっているとか。「60年代~70年代のジャズやソウルを聴いています。音楽の趣味は20才の頃から変わらないですね」
ZACC raffine 副店長・馬場和浩さん。家にいるときは必ず音楽がかかっているとか。「60年代~70年代のジャズやソウルを聴いています。音楽の趣味は20才の頃から変わらないですね」

問い合わせ先

ZACC raffine
住所/東京都港区北青山3-11-7 AO4F
TEL:03-5468-5882
営業時間:月・水11:00~20:00、木・金10:00〜20:00、土・日・祝日10:00~19:00 火曜定休
Instagram:@zacc_hairsalon
Facebook:美容室 ZACC

フランス語で「洗練された」という意味を持つraffine。まさにその言葉通りの上質なひとときが過ごせるサロン。
フランス語で「洗練された」という意味を持つraffine。まさにその言葉通りの上質なひとときが過ごせるサロン。

 

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
古谷利幸〈F-REXon〉
EDIT&WRITING :
中島 祐美
DIRECTION :
青木 笑