雑誌『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さんが、「花上手」を目指して、話題のフローリストに新たな花の楽しみ方を教わります。今号から来年2月号まで、「FOLK FLOWERS」主宰の竹谷直志さんに、冬の時期を彩る花の楽しみ方をレクチャーいただきます。
今回は、クリスマスを盛り上げる新感覚のリースについて教えていただきました。
金銀に艶めく、小粋なリースで聖夜を彩る
Flower Data:[上]アージェンタム、スパニッシュモス、ストエベ、ペッパーベリーゴールド、フィリカ、アキレア [下]グレビレアゴールド、アージェンタム、ユーカリ「ベルガムナッツ」、ペッパーベリーゴールド、フィリカ、ジュニパー、ヒノキ、ポリセファラ
AYA's Question:「楽しい記憶が刻まれる特別なリースを飾りたい」
「クリスマスまでのカウントダウンを楽しめるように、11月末からのアドベント時期に、リースを飾るようになりました。リースといえば緑や赤が定番ですが、空間をおしゃれに演出するデザインはありますか?」(大政さん)
Florist's Answer:「ベルベットのような光沢の植物を重ねて、個性豊かに」
「シンプルなインテリアにもなじむ、大人っぽい雰囲気を求めるならば、ゴールドやシルバーに輝く植物をメインにするのがおすすめです。
写真上のリースは、霜が降りたような『アージェンタム』の葉が冬の銀世界を想像させます。オーバル形にした下のリースは、葉の裏側が金色に艶めく『グレビレアゴールド』を主役に。色味を抑えたリースは光沢感とマットな質感をレイヤードすることで、深みが増していきます。魔除けとしての役割を果たすベル代わりにドライな実を使って楽しげな雰囲気を出しました」(竹谷さん)
「輝きを放つ植物があることや、シックな色味に絞るだけで、こんなにも洗練されて見えるというのは新たな発見でした。クリスマスが終わったら、リースの中央にキャンドルを飾り、ダイニングテーブルに飾るのも素敵です。オブジェとしても完成度が高いリースに、今年は挑戦したいです」(大政さん)
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- PHOTO :
- 川上輝明(bean)
- EDIT&WRITING :
- 川口夏希、小林桐子(Precious)