清々しく着映え、端正なイメージがジェンダーレスな凛々しさも漂わせるマリンなコーディネート。特に着こなしが重たくなりがちな冬は、その爽やかさや軽やかさが一層新鮮に感じます。
そこで、モダンな要素を上手に取り入れて、クラシック一辺倒を回避し、フレッシュにアップデートされたマリンスタイルを楽しんでいた3人のスナップを解説します。
■1:カミーユ・シャリエールは…人気継続中の旬色グリーンを取り入れて今年らしく
ロンドン在住のファッションインフルエンサー、カミーユ・シャリエールをパリのストリートでキャッチ。マリンスタイルを定義づけるボーダートップスはグリーンをセレクトし、旬の配色に刷新していました。
襟元にストライプ柄のスカーフをあしらって、スタイリッシュに。ボトムスにはキレのいいホワイトデニムを合わせて、ストリートに映えるフレッシュな装いに。トップスの裾をインし、ベルトでウエストマークしたことでスタイルアップも叶えています。
アウターはグリーンのもこもこ素材をセレクトして、今っぽく。白のハンドルがコントラストを描くバッグが抜け感を導いて。ベルトの色味とリンクする、黒のブーツで着こなしをキリッと引き締めています。
■2:ソフィア・コッポラは…カジュアルなスタイリングに赤小物でエレガンスをプラス
ニューヨークでキャッチされた映画監督のソフィア・コッポラは、自身のイメージと重なる清潔感のあるクリーンなマリンスタイルを楽しんでいました。
ブルーデニムにネイビーのボーダーニット、同色のピーコートを合わせた、象徴的なコーディネート。そこに、モダンな要素を添えているのが赤のブーツとクラッチバッグです。
一見シンプル過ぎるほどベーシックな組み合わせを、エレガントなバッグやすっきりとスリムなラインのブーツが洗練された印象に格上げ。程よいモード感まで漂う、洗練マリンスタイルに仕上げています。
■3:アレクサンドラ・ラップは…白を際立たせて華やかリュクスなスタイルに
2021年11月、ドイツ・デュッセルドルフに現れたファッションインフルエンサーのアレクサンドラ・ラップは、リュクス感の光るマリンスタイルを完成していました。
ツイードジャケット、パンプス、チェーンバッグは白をセレクトしてはっと目を引く配色に。ネイビーはデニムで取り入れて、エレガントなジャケットをカジュアルダウンしています。
マリンキャップが爽やかな雰囲気を後押しし、溌剌とドラマティックな装いに。
気負わず取り入れられる定番スタイルを、モダンにアップデートしていた3人のコーディネートをご覧いただきました。旬のディテールを取り入れて、自分らしいマリンスタイルを極めてみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子