キルティング加工が施されたコートは、特有の模様が浮かび上がって立体的かつ独特の存在感。まさに主役級のこのアイテムを使えば、シンプルなアイテム合わせでも様になるのが頼もしいアイテムです。
参考にしやすい、カーキ、ブラウン、ブラックのキルティングコートのコーディネート例をピックアップします。
■1:アンナ・ウィンターは…カーキのキルティングコートを投入しハンサムムードを上乗せ
2021年11月11日、ベルリンにてスナップされたデジタルクリエイターのアンナ・ウィンター。キルティングコートの中でも定番のカーキを活用していました。
Vネックのボタンダウントップスとスラックスは、黒で統一しマスキュリンな雰囲気へ。そこに重厚感のあるトラックソールシューズを合わせれば、黒の装いが今年らしくまとまります。くたっとしたシルエットが程よい脱力感を授ける黒のハンドバッグは、シルバーのチェーンストラップがスタイリッシュなアクセントに。
仕上げに渋色カーキのキルティングコートを投入すれば、かっこいい雰囲気が盛り上がるだけでなく、立体感アップと色のメリハリを付けることにも成功です。
■2:クロエ・ハロウィッシュは…ダークブラウンを基調としてぬくもり感じる上品スタイルへ
ブラウンを基調とした装いでパリファッションウィークに訪れた、アパレルブランド『LOULOU STUDIO』の創設者兼クリエイティブディレクターのクロエ・ハロウィッシュ。
ふっくらとしたシルエットがぬくもりを授けるキルティングコートは、ダークブラウンを選ぶことであたたかみを上乗せ。小物も同カラーで統一することで一体感を生んでいます。
同色のコートとロングブーツの間から覗くのは、白のパンツ。明るい色を投入したことで、ダークブラウンという色が沈むのを防ぎ、映える装いになるよう整えました。さらにコートの袖からも白を覗かせ、色のバランスを小気味良く。
■3:リサ・エイケンは…レザー調キルティングコートを主役にして黒を単調に見せない
『Neiman Marcus』のファッション、ライフスタイルディレクターのリサ・エイケンをパリファッションウィーク中のストリートでキャッチ。
使い勝手の良い定番の黒コートは、レザー調素材とキルティング加工のデザインを選ぶことで無難を脱却。それ一枚で、十分「絵になる」力を発揮しています。コートのボタンを胸下から外しツヤ素材のパンツを覗かせれば、黒にさらなる表情を宿すことができます。また、ハーフパンツを選んで膝下を見せれば、黒コーディネートが重く見える心配もありません。
オールブラックに馴染みながらも、ちょうどいいアクセントになるモダン柄の白黒パンプスを添えてフィニッシュ。
これからの時期に頼りにしたい「キルティングコート」の着こなしをお届けしました。
ぬくもりとお洒落心を授けることができるので、是非この冬のウィッシュリストに加えてみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香