ギフトにも最適な“らしさ”全開！「ヤコブコーエン」のミニキャンドルはブランドを象徴するデニムの香りだ

フレグランスを手掛ける調香師が、まるでサイエンティストかの如く生み出す芳香は、植物や果実といった実在する自然物から旅の記憶や出逢いの喜びといった抽象的なものまで、独創性に優れ、数え切れない程のバリエーションを誇る。しかし、本稿で紹介する「ヤコブコーエン」のキャンドルは、何と同ブランドのデニム（！）の香りを表現した、オリジナリティ溢れるアイテムである。

「ヤコブコーエン」は、1985年にイタリアポンテロンゴ（パドヴァ）で創業したラグジュアリーデニムブランド。“仕立ての良いテーラードジャケットに合わせるジーンズ”というコンセプトからも分かるように、イタリアのテーラリングテクニックに裏打ちされた多種多様なデニムパンツは、世界中の洒落者を魅了し続けている。ジーンズこそがブランドの根幹を成すアイテムであり、それをキャンドルの香りとして表現する想像の斜め上をいくアイデアからは、イタリアブランドらしい遊び心とジーンズに対する揺るぎない愛情が伺える。

くつろぎ時間を演出するオリジナルの香りが特徴のミニキャンドル

キャンドル各￥9,900（ヤコブコーエン東京ミッドタウン店）※税込価格

「ヤコブコーエン」が、2021年秋冬コレクションよりスタートした「ホームコレクション」のミニキャンドル。デニムの香りというのは、生地そのものではなく、「ヤコブコーエン」が設立当初からデニム製品に香り付けしていた、パチョリをベースにしたもの。パチョリとはシソ科のハーブで、古くからヨーロッパを中心にシルク生地を虫から守るために使用されており、高級生地製品とは切っても切れないもの。

ムスクにも似た甘くてエキゾチックな芳香は、「ヤコブコーエン」のファンにとってはお馴染みで、同ブランドの製品が愛される理由のひとつとも言われている。シンプルながらスタイリッシュなパッケージを含めて、ブランドの世界観を巧みに具現化したものであり、大切な人に贈る気の利いたギフトとしてもおすすめだ。