浅草演芸ホール
六本木や表参道、東京タワーももちろん東京らしい場所ではありますが、そういった人で賑わう場所は“世界のメトロポリタン” という感じがします。
そんな東京は、僕にとってはアウェイな場所なのですが、浅草は観光地でもあるくせに、なぜか落ち着く。昭和を感じるスポットこそ“これぞ東京”という印象です。
浅草の六区周辺を歩くと、表参道あたりではみかけないような昭和っぽい(?)人が多くて、くつろげる。
そこで江戸の落語なんかを聞けば、古きよき東京を感じられて良いですよね。特に浅草の演芸ホールには色々な方が登場されるので、初心者でも楽しいと思います。建物もレトロでお江戸な雰囲気が漂いますよね。落ち着きますよ。ぜひ「敷居が高い」と気負わずに、行ってみてください。
昭和39年に開場した演芸ホール。1年365日、落語のほかにも漫才、漫談、コント、マジック、紙切り、曲芸、ものまねなど、実力派の噺家からナイツなど活躍している芸人まで間近で見られる寄席。萩本欽一やビートたけしなどを生み出したお笑いの殿堂でもある。
■浅草演芸ホール
東京都台東区浅草1−43−12
TEL: 03-3841-6545
http://www.asakusaengei.com
- TEXT :
- 榊原達弥さん Safari編集長
- クレジット :
- 構成/渋谷香菜子(LIVErary.tokyo)