研ぎ澄まされた走行性能を備え、自然の美とも共鳴する美しさを誇る「マクラーレン GT」は、走る楽しみに加えて行き先の選択肢を狭めない懐の深さも魅力。豊かなカーライフの可能性を探るこの企画の第二回では、誰もが気軽にグランピングを楽しめる「星のや富士」に滞在。古びることがなく、それでいてモダン・ジェントルマンにふさわしいライフスタイルを提案する。

ラゲッジが豊富な「マクラーレンGT」

前方のラゲッジスペースは高さがあってバッグが積みやすい。※撮影用にスタッフ私物を使用
前方のラゲッジスペースは高さがあってバッグが積みやすい。※撮影用にスタッフ私物を使用
キャビン背後のラゲッジスペースはご覧の通りの広さ。※撮影用にスタッフ私物を使用
キャビン背後のラゲッジスペースはご覧の通りの広さ。※撮影用にスタッフ私物を使用
マクラーレンとコラボしたTUMIのコレクションも登場。マクラーレンのアイコニックなパパイヤカラーのハイライトをあしらったモダンで機能的なデザインは、ロングツーリングとも相性抜群。左/保護パッド付きのPC用スリーブやUSB充電ポートを装備したバックパッック「ヘイロウ」(H370×W290×D132.5ミリ)¥132,000 右/エアロダイナミクスデザインを反映し、内外装に複数のポケットを装備したスリング「トルク」(H355×W215×D82.5ミリ)¥77,000
マクラーレンとコラボしたTUMIのコレクションも登場。マクラーレンのアイコニックなパパイヤカラーのハイライトをあしらったモダンで機能的なデザインは、ロングツーリングとも相性抜群。左/保護パッド付きのPC用スリーブやUSB充電ポートを装備したバックパッック「ヘイロウ」[H370×W290×D132.5ミリ]¥132,000 右/エアロダイナミクスデザインを反映し、内外装に複数のポケットを装備したスリング「トルク」[H355×W215×D82.5ミリ]¥77,000 ※税込 ※商品の問い合わせ先はマクラーレン・オートモーティブになります

「マクラーレンGT」でのロングツーリングでは、実際に1泊2日の旅荷物を積載してきた。車体前方のラゲッジスペースは150リットルの容量があり、高さのあるバッグも積みやすい。そしてこのクルマの最大の特徴であるキャビン後方のラゲッジスペースは、容量420リットル。写真のようにマチが薄めのバックパックやトートバッグが積めるだけの余裕がある。

「防寒用のアウターにはダウンジャケットを持参し、運転中はバッグに収納しました。暖かい時季なら荷物はもっと少なくて済むし、薄手で短丈のアウターを選べば、着たまま運転できて荷物も減らせて一石二鳥。季節に応じて必要なものを選び、効率よく積載する工夫も旅の楽しみです。『マクラーレンGT』ならアレンジがしやすく、パッキングのしがいがあります」(飯田氏)

思い出作りの拠点は「星のや富士」で

「星のや富士」は高低差が100mある山の中腹にある。中央自動車道・東富士五湖道路富士吉田ICより約20分と、アクセスの良さも魅力。
「星のや富士」は高低差が100mある山の中腹にある。中央自動車道・東富士五湖道路富士吉田ICより約20分と、アクセスの良さも魅力。
コンクリート造りのモダンなキャビンは広さや装備の異なる4タイプから選べる。
コンクリート造りのモダンなキャビンは広さや装備の異なる4タイプから選べる。

今回宿泊の場に選んだのは、日本初のグランピングリゾート「星のや富士」。河口湖を見晴らす山の斜面にあり、ラグジュアリーなグランピング体験ができる宿泊施設として幅広い世代に支持されている。冬季、キャビンなどがある山のエリアは積雪が見込まれるものの、駐車場は平地にあるレセプション内にあるのでアクセスがしやすい。参考までに取材時の2021年12月初旬は、路面凍結や積雪はみられなかった。とはいえこれからの時季は平地でも路面が凍結しやすいので、春以降のツーリングの参考にしていただければ幸いだ。

テラスリビングで自然を感じて

「星のや富士」のテラスリビングに設置されたこたつで河口湖畔の夕景を楽しむ飯田氏。
「星のや富士」のテラスリビングに設置されたこたつで河口湖畔の夕景を楽しむ飯田氏。
夜は火が灯り、ラグジュアリーな雰囲気が増す。
夜は火が灯り、ラグジュアリーな雰囲気が増す。

「星のや富士」のキャビンは個が保たれ、とても居心地のいい設計。再び飯田氏にお話をうかがった。

「山の地形を生かした設計で、テラスからは河口湖が望めるほか、運がよければ周囲の山にいる動物とお近づきになれるかも。私は見られませんでしたが、運が良ければ鹿と出会えるそうです。あと、広いテラスリビングにこたつがセットされていて、これが最高に居心地良かったです。夜は火が灯され、雰囲気はさらに上がります。今回、食事は敷地内のダイニングでいただくのですが、ここにいるだけでも十分ラグジュアリーな気分が味わえます」

夜の帳が下りて、話題はスポーツカーライフへと続いていく。

最高の「おでかけ」を可能にするマクラーレン

敷地最上部にあるクラウドテラス。中央の焚き火ラウンジでくつろいだり、薪割り体験なども楽しめる。
敷地最上部にあるクラウドテラス。中央の焚き火ラウンジでくつろいだり、薪割り体験なども楽しめる。
屋外スペースのフォレストキッチンでは、野菜や狩猟肉(ジビエ)をダッチオーブンで調理し、ワインなどを楽しめる。気温の低い時期はこたつが用意され、防寒も万全。
屋外スペースのフォレストキッチンでは、野菜や狩猟肉(ジビエ)をダッチオーブンで調理し、ワインなどを楽しめる。気温の低い時期はこたつが用意され、防寒も万全。
河口湖畔にて。「マクラーレンGT」で味わう濃密なロングツーリング体験は、日々の活力を養う大きな力になるだろう。
河口湖畔にて。「マクラーレンGT」で味わう濃密なロングツーリング体験は、日々の活力を養う大きな力になるだろう。

編集部 今回のディナーは屋外ダイニングで味わう「狩猟肉ディナー」です。ダッチオーブンやスキレットを使って自分で仕上げる料理は、グランピングの真骨頂。「星のや富士」には多彩なアクティビティが用意されているので、暖かい時季なら親子でマクラーレンに乗ってここで滞在するのも楽しいですね。飯田さん自身、子供の頃は家族と出かける時間がとても楽しみだったとか?

飯田 はい。父が私たち子供の生活環境を重視して、神奈川県郊外で田舎暮らしをしていました。クルマが欠かせない場所だったのでいろんな車種を乗り継いできました。それは私の仕事における大きな下地となっています。一方で、お出かけも我が家の決まりごと。きちんとした服を着てクルマに乗って、家族で銀座に出かけるのも楽しみでした。

編集部 カントリージェントルマン的なライフスタイルですね。

飯田 本場の英国にはとても叶いませんが、クルマで移動する楽しみは十分に感じられたし、TPOに応じた装いを心がけていたのは確かです。

編集部 ただ走るだけではなく、何を着てどこへ行って何を食べるかということが、人を成長させるのだと思います。

飯田 以前、オーストリアとイタリアの境にあるブレンナー峠に行ったとき、そこは日本でいう走り屋の聖地みたいな場所なのですが、高級スポーツカーに乗っている人は服装も素敵でしたね。クルマの存在に負けていないんです。もちろんクルマの扱いも上等。皆さん、正しいドライビングポジションで運転しているのが印象的でした。

編集部 旅の思い出を得難いものにするためにも、「おでかけ」という最高の舞台にはいいクルマといい宿、そしてふさわしい装いで臨みたいですね。

飯田 そうですね。若いときにはそれなりの楽しみ方があり、年齢を重ねていくうちにクルマを含めた豊かな体験が、ラグジュアリーなライフスタイルを象るのではないでしょうか。

編集部 そんな目利きにマクラーレンは応えてくれると。

飯田 通な人ほど本質的な良さがわかると思います。


いかがだろう。「マクラーレンGT」を“着こなし”、自然の中で豊かな時間を過ごすラグジュラリー体験を、ぜひ皆さんも味わってほしい。

【マクラーレンGT】
ボディサイズ:全長×全幅×全高=4,685×1,925×1,215/1,234mm
車両重量:1,483kg
駆動方式:MR
トランスミッション:7速SSG
エンジン:V型8気筒ツインターボ、3,994cc
最高出力:456kw(620PS/7,500rpm)
最大トルク:630Nm/5,500~6,500rpm
¥26,950,000(税込)

【星のや富士】
住所/山梨県南都留郡富士河口湖町大石1408
客室数:40室
チェックイン/15:00/チェックアウト:12:00
料金/1室1泊¥81,000〜(食事別・税・サービス料込)

問い合わせ先

マクラーレン・オートモーティブ

問い合わせ先

星のや富士

TEL:0570-073-066

※新型コロナウイルスの影響により一部情報が変更となる可能性があります。最新情報は公式HPなどでご確認ください。

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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PHOTO :
撮影/マクラーレン・オートモーティブ、編集部
ホテル写真提供 :
星野リゾート