テレワークや、ビジネスカジュアルの煽りから、スーツが活躍する場面は減っているようであるが、男の良さを引き立ててくれるスーツは切っても切れない縁がある。とはいえ、テーラードのようにかっちりとしたスーツよりも、少し洒落っ気のあるシルエットの方が好ましいことも。そこでおすすめしたいのが、1950年にイタリア・パルマにて創業を始めた「ジャンフランコ ボメザドリ」が仕立てたスーツだ。イタリアスーツらしい軽さと柔らかさを基調としながらも、フルキャンバス仕立てによる立体的なシルエットに加えて、適度な遊び心ある生地によって、ベーシックに見せつつもベーシックではない、その絶妙なさじ加減が、いつもとは違ったスーツスタイルへと導いてくれる。
ネイビーのスリーピーススーツこそ万能だ!
ハンドとマシンを使い分けることで、身体に吸い付くような着心地を実現させた「ジャンフランコ ボメザドリ」のスーツ。フルキャンバス仕立てによる胸元周りの立体さと、ナチュラルなショルダーラインから構築される計算されたシルエットは、パルマ的なモダンクラシックを体現させるシャープな仕上がりに。ややヘビーウェイトなホップサック生地と柔らかいブラウンのストライプの相性が非常によく、ヴィンテージ感のある落ち着いた印象の中にもイタリアらしい色気を感じさせる。
スーツの表情を活かして、Vゾーンはトーンを揃えてシンプルに!
ピッチ幅の太いストライプスーツなら、王道のVゾーンが望ましい。シャツはピッチ幅の細いストライプ、無地に見えるレジメンタルタイを合わせ、一見するとシンプルなVゾーンも相手が近寄ることでVゾーンの表情がぐっと引き立つ。
以上。「ジャンフランコ ボメザドリ」のスリーピーススーツを紹介した。使い回しできるスリーピーススーツだからこそ、ヴェストを外したりとシーンに応じてコーディネートに変化をつけたいものだ。スーツの表情だけでなく、美しい立ち姿を演出してくれるからおすすめだ。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 河又雅俊
- EDIT&WRITING :
- 河又雅俊