『Precious』2月号にご登場くださった横浜流星さん。
静寂をたたえた澄んだ瞳と、ふとした瞬間にほとばしる意志の強さ。2022年1月16日よりスタートの日曜劇場『DCU』や、2月11日公開の主演映画『嘘喰い』など、今、話題作に欠かせない俳優となった横浜流星さんに、人生や役者として大切にしていることや、プライベートについてを一問一答形式でお答えいただきました。
——俳優として、初めて受け取ったギャランティで買ったものを覚えていますか?
ひとり暮らしをするために、貯金したと思います。
え、しっかり者ですか?(笑)。でも、僕はそもそも物欲がない人間なんです。だから“自分へのご褒美”みたいなことって、したことがないかもしれません…。
——思い出の国・忘れられない風景はありますか?
ドイツです。
2018年に、フランクフルトの映画祭「ニッポン・コネクション」に、映画『青の帰り道』が出品されて…。ワールド・プレミアで舞台挨拶をするために訪れました。
上映が終わったら、会場のお客様がいっせいにスタンディング・オベーションしてくださって、もうずっと拍手が鳴りやまない。その光景は忘れられません。
ただ、すごくうれしかったですけど、そういう場に慣れないし、どう応えたらよいかわからなくて、藤井(道人)監督と一緒にうろたえていました(笑)。
プライベートでは街並みを歩いて、ソーセージを食べて、おいしかった思い出があります(笑)。
——これまでに観た映画で、もっとも感動した作品は?
そうですね…『ギルバート・グレイプ』ですかね。
——紫色がとても好きだとのことですが、その理由は?
ああ…なぜでしょう、考えたことがなかったな…。
でも品があって高貴な色というか、なぜか目につくしすごく惹かれるんですよ。今使っている財布も、外は黒ですが、内側は紫色ですし。待ち受けも黒の地色に紫の炎があるといった感じです。
(マネージャー:2018年の映画『虹色デイズ』のころからだと思います。衣装を選ぶとき、迷いなく「紫色!」と言っていて…)
そうでしたっけ!?(笑)。
言われてみると今、身のまわりはほとんど紫色です。僕にとって、本当に素敵な色なんです!
——心がいちばん癒される時間は?
お風呂に入っているとき。シャワーでなく、いつも湯舟に浸かって、結構な時間、入っています。
特に今のドラマの撮影は海に入って疲れているので、ちょっとでも体をほぐして休めないと、と思って。
リラックスするために入浴剤も入れますし、音楽を聴きながら入ってます。
特にamazarashiがすごく好きで聴いています。
——人生で、もっとも大切にしていることを教えてください
「変わらない」ということです。
臨機応変とか、ものごとに柔軟に対応することも大切だと思いますが、自分の本質、意志や信念といったものは曲げたくない。
——役者としての信念は?
妥協しないことです。
やっぱり骨身を削って役に挑んでいるので、適当になんてできない。そうすると体はこう(グニャッとポーズをしながら)……結構大変なんですけど。今も『DCU』のために筋トレをしすぎて、普段、使わない筋肉も使うので、かなりの筋肉痛ですが(笑)。
作品の中でできることは、精一杯、ちゃんとやる! 「こなす」ことだけは絶対にしたくないと思っています。
※掲載商品は、すべて税込です。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious編集部
- PHOTO :
- 生田昌士(hannah)
- STYLIST :
- 伊藤省吾(sitor)
- HAIR MAKE :
- 永瀬多壱
- EDIT :
- 小林桐子(Precious)
- 取材・文 :
- 水田静子