性別や関係を問わず、大切な人に花を贈る。それくらい造作もないと言い切れぬ、ほかならぬあなたへ。自由な発想で花束を考えると、贈る行為も楽しくなる。誰に、いつ、どう贈ると粋か。さあ、想像力を巡らせて!
男心をかきたてる花束というロマン
ファッション業界人も注目する名古屋の人気店「フラワーノリタケ」のブーケ
男が女性に花束を贈るのは結局、消去法にすぎないのではないか。プレゼントを考えたとき、まず衣類やバッグは好みやサイズがわからず、よりセンシティブな香水、ましてや下着などはもってのほかだろう。かといってジュエリーはその価格から費用対効果を考えてしまうし、その点、ワインやスイーツはいいが、まさに消えモノ、腹に収まればもらったことさえ忘却の彼方だ。とどのつまりは花束というわけだ。
上質な桐箱の中に咲き誇る煌びやかで瑞々しいおはぎの花
だがこれも決して消去法ではなく、相手に寄せる密かな思いにも通じる、抽出法なのかもしれない。さらに戦略的に考えれば、花束ではなく、花瓶を贈るという手はどうだろう。たとえ花は枯れてしまっても花瓶は残る。そしてそこはどんなライバルだって差し置いて、いつだってあなたの贈る花束のために空けてくれるに違いない。きっと彼女の心の片隅にも…。いつのまにかそんな空想にふけってしまうのも、ロマンティックな花束の仕業に違いない。
シックで落ち着いた色調で表現したほんのりビターな花束ケーキ
贈り主の想像力をカタチにする世界にひとつだけのフラワーアート
発想を転換して花々を収録した写真集を贈る
想いを綴った手紙を花を添えたポストカードに、同封して贈る小粋な提案
※価格はすべて税込・参考価格です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2021年秋冬号
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- PHOTO :
- 唐澤光也(RED POINT)
- WRITING :
- 柴田 充
- EDIT :
- 安部 毅(MEN'S Precious)