誰もが自分らしい暮らしを見つめ直すようになり、インテリアにも、今本当に必要なものは何かという視線が向けられています。

雑誌『Precious』2月号の特集「美しい暮らしを叶える『インテリア名品』」では、心ときめく美しい物語を秘めながら、これからの暮らしに長く寄り添ってくれることを条件に、ファッションのハイブランドが提案するホームコレクションと信頼のインテリアブランドから、珠玉の名品を選びました。

今回は、プライベート空間を演出する「インテリアブランド」の名作をご紹介します。

【In the Personal Space】プライベート空間を演出する、素敵な相棒

家で過ごす時間が増えた今、ひとりで心から寛ぐための極上のインテリアアイテムに人気が集まっています。

日々頑張る自分のために、長く愛せる逸品を手に入れて。

■1:「ノル」の『ウームチェア』|1人の時間に没入できるパーソナルチェアの大本命!

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チェア[幅105×奥行き94×高さ92、シート高43.5cm]¥709,500・サイドテーブル[直径41×高さ52cm]¥273,900(ノルジャパン)

1946年に誕生した、ミッドセンチュリーの名作『ウームチェア』。世界的な家具ブランド、「ノル」からの「たくさんのクッションの中で丸くなれる、バスケットのような椅子が欲しい」というリクエストに、建築家のエーロ・サーリネンが応えたもので、「MoMA」にも所蔵されている逸品。

子宮を意味する『ウーム』と名付けられたチェアは、背もたれの高さもシートの幅もたっぷりとられているため、座ると包み込まれているような幸せな気持ちに。

華奢なスチールパイプに支えられた一体成形は、どの角度から見ても美しい。ファブリックと色の組み合わせも豊富。

■2:「メニュー」のウォールクロック|スローダウンを意識させてくれる、アナログ時計の静かな佇まい

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ウォールクロック[直径30×厚み1cm]¥50,600(アペックス〈メニュー〉)

大理石とふたつの針のみで構成されたミニマルな壁掛け時計は、コペンハーゲンを拠点に活躍するデザインスタジオ「ノーム・アーキテクツ」によるもの。

従来の時計の役割がスマートフォンに変わりつつある今、あえてシンプルで五感に響く時計をつくりたかったという。ベースに使われた高品質の大理石は天然ゆえ、特有のマーブル模様との出合いは一期一会!

オブジェのように置くだけでも、見慣れた空間がこなれた印象に。

■3:「ポルトローナ・フラウ」のパーテーション|瞬時にエレガントな空間をつくる、レザーファニチャーの新名品

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パーテーション『Plot』[幅234×奥行き47×高さ189cm]¥1,710,000(ポルトローナ・フラウ東京青山〈ポルトローナ・フラウ〉) ※写真提供:ポルトローナ・フラウ

モジュール式パーテーションの人気が高まるなか、イタリアの名門「ポルトローナ・フラウ」のそれは別格の存在…。高級車やプライベートジェットのレザーシートも手掛ける、同社自慢の最高級レザー「ペレフラウ」で編まれたモダンな幾何学柄は、和洋のインテリアに溶け込む汎用性の高いデザイン。

あらゆるニーズに応じて、パネル数は2~4枚まで展開。受注生産のためモチーフやレザーの配色は、サンプルから選択が可能。

※掲載した商品はすべて税込です。

問い合わせ先

PHOTO :
唐澤光也(RED POINT)
STYLIST :
中林友紀
EDIT :
兼信実加子、安村 徹(Precious)
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