『Precious』2月号では、『これからの「美しい暮らし」』と題し、自分らしい美学と個性(=ラグジュアリー)をもっと極めたライフスタイルを提案しています。
特集の中では、「美学のあるインテリアづくり」をテーマに、アート・グリーン・チェア・カラー・ライト・コージー コーナーという6つのキーワードから、美しい空間づくりの秘訣をスタイリストのchizuさんに詳解してもらいました。
今回はその中から、「チェア」と「カラー」にまつわる楽しみ方についてお届けします。
美意識が凝縮された名作チェアを飾る楽しみ
時代を超えて愛され、大切に受け継がれる椅子は、佇まいがどこか人に似ています。つくり手の思いや哲学が色濃く息づき、今にも語りかけてくるような気配があるのです。それぞれ誕生した年代のムーブメントの影響を大きく受けているにもかかわらず、流行の枠組みに属すことなく、永遠に鮮度を保ちます。
いずれもボディラインのようにシルエットが美しいのです。例えば、この倉俣史朗とノーマン・チャーナーの椅子がそう。
「そこにあるだけで様になる。そんな名作椅子は愛でるに限ります。アートを飾るように、いちばん映える『場』を探して、眺めるだけでいい」とchizuさん。
『座らない椅子』がつくり出す美しい空間を、日常から切り取ってみては?
一幅の絵のような『座らない椅子』のある風景
服やメイクを選ぶように鮮やかな色を効果的にあしらう
インテリアは大きな買い物ですから、色の冒険はためらいがち。でもchizuさんは、鮮やかな赤を選びました。
「モダンで美学のある暮らしをイメージしたとき、装うようにエレガントにインテリアを選ぶ…というルールを取り入れました。赤は女性を官能的に魅せる色。そしてコンテンポラリーアートにもよく使われる、モダンでとても美しい色です。部屋に赤が入るだけで印象が変わります!」とアドバイス。
そしていい意味で緊張感のある色は、リラックスしていてもどこか高揚感があり、『きれい』を意識できるから、使わない手はありません。
とびきりモダンな差し色『赤』は黒でさらにラグジュアリー感際立つ
洋服のように黒を基調にしたインテリアの差し色にすれば、取り入れやすく、赤がラグジュアリーさを増す。
※掲載した商品は、すべて税込み価格です。
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- PHOTO :
- 川田有二
- STYLIST :
- chizu
- EDIT&WRITING :
- 藤田由美、喜多容子(Precious)