空港での退屈でストレスフルな待ち時間を、「ラウンジ」で贅沢に過ごしてみませんか? 今回は、東京の空の玄関口である「羽田空港」の国内線・国際線ターミナルから、プレミアムなおもてなしが堪能できるラウンジを6つご紹介します。
いつもの待ち時間を贅沢に。ビジネスクラスのラウンジ
■1:JAL「サクララウンジ(国内線)」
南・北ウイングのサクララウンジにはそれぞれ、女性が安心してくつろげる、女性専用の「レディースラウンジ」が用意されています。壁で仕切られた空間に、各8席を設置しているため、周りの目を気にすることなく、お化粧直しや荷物の整理など、出発前の身支度ができます。
そのほかにも、サクララウンジ内には、利便性の高いさまざまなスペースが備えられています。
ラウンジには国際線からの乗り継ぎなど、長時間滞在の際にゆったりと過ごせる「プライベートラウンジ」を設置。座席のひとつひとつが壁で区切られているため、プライバシーもしっかり守られています。
また、ビジネスマンにうれしい「ライブラリーエリア」も用意。出発前のメール確認や、書類の作成など、PCワークがしやすい環境となっています。フリードリンクになっているため、好きなドリンクを飲みながら、出発までの時間を有意義に過ごせそうです。
羽田空港国内線のサクララウンジは会員でなくても、JALホームページで事前予約をすれば、1人¥3,000で利用できます。
JAL「サクララウンジ(国内線)」利用条件
当日、JAL国内線ファーストクラスを出発または同クラスに乗り継ぐ場合や、「JALグローバルクラブ」メンバーの方など、要件を満たす利用者は無料で利用可能。1人3,000円で一般利用も可能。※詳細は以下リンクよりご確認ください
■2:JAL「サクララウンジ(国際線)」
ターミナルの拡張と国際線ネットワークの拡充にあわせ、2014年にリニューアルオープンした国際線のサクララウンジ。“和”を感じさせる伝統的な素材を、スタイリッシュに表現する「モダンジャパニーズ」と、ラウンジのそれぞれの空間に変化を持たせた「room to room」という、ふたつのコンセプトに基づいた空間となっています。
機能性と窓からの眺望を兼ね備え、随所に“和”の意匠をちりばめた空間デザインは、日本を代表するインテリアデザイナー、小坂 竜氏によるもの。ラウンジのサービスコンセプトは、熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」のプロデュースなど多方面で活躍する、ディレクターの小山薫堂氏が手がけています。
サクララウンジ本館は、利便性の高いターミナルビル中央部分に設置。エントランスのある4階にはお食事を楽しめるダイニング、5階には滑走路や都心の景色を眺めながら、ゆったりとくつろげる空間と、仕事に集中できるビジネスコーナーを配置しています。
また、サクララウンジ・スカイビューは大きな窓が全面に広がり、国内線ターミナルや都心の景色が一望できる空間となっています。
食事は出発の時間帯に合わせたものを提供し、朝は「秋さけ塩焼き」など和洋食、深夜出発のある夜の時間帯は、「5種のきのこのスパゲッティ」など、ビュッフェスタイルのダイニングで、季節や時間に応じてお好みのお料理がいただけます。
JAL「サクララウンジ(国際線)」利用条件
当日、JAL国際線ファーストクラス・ビジネスクラスを出発、または「JALグローバルクラブ」メンバーの方など、要件を満たす利用者が利用可。※詳細は以下リンクよりご確認ください
■3:ANA「ANA & LOUNGE(国際線)」
ANA国際線のラウンジでは、機内食の調理などを担当しているANAのシェフが、利用客に直接サービスをする「シェフサービス」を実施。当初は週1回のサービスでしたが、好評のため、2017年6月から毎日提供されることになりました。
シェフサービスは、9:00~10:30頃の時間帯限定。シェフが目の前でつくる「だし茶漬け」がいただけます。
その他の時間でも、人気メニューは、トマトベースに鶏肉が入った「ANAオリジナルカレー」をはじめ、そばやうどん、軽食などが用意されています。
「ANA LOUNGE」は食事だけでなく、ロビーも快適です。大きな窓を配した開放的なメインフロアでは、滑走路を一望しながら出発までのひとときを過ごせます。また、革張りのソファーが並ぶリラックススペースも。控えめな照明で、落ち着いた雰囲気です。
国際線の「ANA LOUNGE」は、ANAのホームページで事前に申し込めば、非会員でも1人¥4,000で利用可能。当日の申し込みは、チェックインカウンター・発券カウンター・ラウンジで。料金は¥6,000になります。
ANA「ANA & LOUNGE(国際線)」利用条件
>ANA・その他スターアライアンス加盟航空会社運航便にて、ファーストクラス・ビジネスクラスを出発、またはANA「ダイヤモンドサービス」のメンバーなど、要件を満たす利用者が利用可。非会員も有料で利用可能。事前予約をしている場合は1人¥4,000、当日は1人¥6,000。※詳細は以下リンクよりご確認ください
■4:キャセイパシフィック・ラウンジ
羽田国際空港にあるキャセイパシフィック航空の「キャセイパシフィック・ラウンジ」は、五感にやさしく響く心地よさを追求。ラウンジの設計はイギリスを代表するデザイナー、イルゼ・クロフォード氏率いる「スタジオイルゼ(studiollse)」が担当しています。
天井から床まであるダイナミックな大窓からは、自然光がたっぷり注ぎ込みます。また、ラウンジの随所に快適性を重視した、選りすぐりのデザイナー家具を配置。程よいサウンドと照明効果や、瑞々しい観葉植物と相まって、自宅のリビングのようにくつろいだ雰囲気を演出しています。
人気の「ザ・ヌードル・バー」では、担担麺やワンタン麺など、キャセイパシフィック特製の麺料理を提供。料理はシェフによる本格派で、できたて熱々を味わえます。午前11時までは、麺料理に加えて香港の朝食メニューである中華粥も堪能できます。
「フード・バー」ではホテルオークラのグループ会社による、羽田空港のキャセイパシフィック・ラウンジ特製の軽食やデザートメニューが楽しめ、バーではワインやカクテルなどがいただけます。
ラウンジ内では常時高速Wi-Fiの利用ができ、USBチャージャーと電源ソケットも常備されています。
また、「ビューロー」と呼ばれる4席のビジネススペースには、2種類のOSを搭載したiMacと、プリンターを完備。出発前にひと仕事したいビジネスパーソンの心強い味方となっています。
キャセイパシフィック・ラウンジ利用条件
ファーストクラス、ビジネスクラスの利用者、及びザ・マルコポーロクラブおよびoneworld提携プログラムの一部会員のみ利用可。※詳細は以下リンクよりご確認ください
特別なひとときを過ごしたいあなたに。ファーストクラスのラウンジ
■5:JAL「ファーストクラスラウンジ(国際線)」
サクララウンジ同様、「モダンジャパニーズ」と「room to room」をデザインコンセプトに据えたファーストクラスラウンジ。屏風をイメージさせる優雅なエントランスを抜けると、ハイクラスな空間が広がります。
ラウンジ中央の「ダイニングルーム」では、シェフが目の前で鉄板焼きを振る舞ってくれるというサービス&パフォーマンスが。朝は香ばしい「JALオリジナル ライ麦ガレット」、夜は肉厚ジューシーな「上ミスジ カットステーキ」がお目見え。シェフのパフォーマンスとともに、できたての温かい料理が楽しめるのがうれしいところ。
「ダイニングルーム」には、日本酒の魅力を世界へ発信するはせがわ酒店と、ワインテイスター・ワインディレクターとして広く活躍する、JALワインアドバイザーの大越基裕氏が厳選した、日本酒やワインもズラリ。熱々の鉄板料理と合わせてお楽しみいただけます。
そして、ファーストクラスラウンジの最奥には、隠れ家のような大人の空間「RED Suite」を設置。
旅や文化を題材にした世界各地の書籍や、JALのアーカイブスが勢ぞろいするメインフロア「ライブラリールーム」。英国王室御用達であるローランペリエ社のシャンパンと、はせがわ酒店が選び抜いた日本酒をじっくり味わえる「バー」。トランクなど空の旅を想起させるインテリアに囲まれた「ギャラリールーム」。チェスやサッカーゲームなど、フライト前にちょっとした遊びができる「プレイルーム」。全部で4フロアが用意され、旅立ちまでプレミアムなひとときを提供してくれます。
さらに、「ライブラリールーム」では、うれしいシューポリッシュサービスも実施。英国の高級靴メーカー、JOHN LOBB社とのコラボレーションによるもので、専門のスタッフがお気に入りの靴をていねいに磨き上げてくれます。ピカピカの靴で搭乗ゲートをくぐれば、旅への高揚感も一層高まることでしょう。
JAL「ファーストクラスラウンジ(国際線)」利用条件
「JMBダイヤモンド」「JGCプレミア」の会員であるなど、要件を満たす利用者は利用可。※詳細は以下リンクよりご確認ください
■6:ANA「ANA SUITE LOUNGE」
羽田空港国際線の「ANA SUITE LOUNGE」は、110番ゲートと114番ゲート付近にそれぞれあります。114番ゲートの営業時間が6:30~13:30に対し、110番ゲートは5:00~25:00と長めなのが特徴。今回は営業時間が長く、利用しやすい110番ゲートのラウンジをご紹介します。
ラウンジは黒い革張りのソファーが至る所に配置されており、着席するとスタッフがシャンパンを運んでくれます。窓際のソファーからは、飛び立つ飛行機を間近に見ることも。迫力ある大パノラマに圧巻されそうです。
ひとつひとつの席が仕切られている、個室タイプの座席も用意。ボックスの中は座り心地のよい1人用ソファーと、ミニテーブルがセットで置かれています。程よいプライベート感が保たれているので、出発前のお仕事や準備もはかどります。
食事はビュッフェスタイルで。ビュッフェコーナーには前菜やスープ、メイン、フルーツ、ドリンクが並びます。1日中用意されているので、フライトの時刻が遅い方も安心です。
ヌードルバーでは、そばやうどんなど麺類のほか、カツカレーやビーフバーガーも頼めます。
また、深夜便を利用するお客様が対象のレストラン「DINING h」も設置。2017年12月~2018年2月では、「国産牛のサーロインステーキ」や「赤魚の煮つけ」などを提供。約7種類のメニューの中からメインディッシュを選び、オーダーを受けてからシェフが1皿ずつ丁寧に料理を仕上げてくれます。
ANA「ANA SUITE LOUNGE」利用条件
ANA・その他スターアライアンス加盟航空会社運航便にて、ファーストクラスを出発、またはANA「ダイヤモンドサービス」のメンバーなど、規定を満たす利用者が利用可。※詳細は以下リンクよりご確認ください
空港での待ち時間も旅の一部。素敵な旅の始まりや終わりに、空港ロビーの喧噪から離れ、ラウンジで一瞬でも心安らぐ時間をもてると、旅がさらに充実したものになりそうです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部