レイヤードが欠かせない重厚感のある冬スタイルには、物静かながらもクラシカルなオーラを放つ「ローファー」がよく似合います。
ご紹介する三人がそれぞれどのようにローファーを取り入れていたか、早速チェックしてみましょう。
■1:ヴィクトリア・ショイは…リッチなツヤを放つ黒ローファーできりっと引き締める
ドイツのフランクフルトでスナップされた、デジタルクリエイターのヴィクトリア・ショイ。定番のシンプルな黒ローファーは、白を基調としたスタイルに投入することで存在感を発揮させて。
ダークカラーに安心しがちな冬シーズンですが、時にはこんな白のトップスとロングコートを選ぶことでぱっと明るく、華やかに誘導するのもおすすめです。ニットとボアのように異素材ミックスにすれば、同じカラーでものっぺりする心配がありません。そこにクロップド丈のブルージーンズを合わせ、抜け感を意識。
白を基調とした着こなしなので、黒ローファーを一点投入して引き締めを実行。トップスとアウターのクリームホワイトとは異なる、クリアホワイトの靴下をプラスすれば、防寒力と凛とした雰囲気がぐんと引き上がります。仕上げにワインレッドのトートバッグで彩りを足してフィニッシュ。
■2:クセニア・チュミチェヴァは…ドレス風コートとローファーで優雅な佇まいへ
ミラノ ファッションウィークを訪れていた、モデル、女優のクセニア・チュミチェヴァ。ドレッシーなコートにローファーを合わせ、しなやかにまとめていました。
レザーのパイピングが辛口ムードを演出するキャメルのロングコートは、きゅっとベルトマークしメリハリシルエットを作ることでドレス風な着こなしへ。そこに黒で繋いだタイツとローファーを合わせれば、きちんとした印象が高まって優雅なオーラを放つことができます。ローファーには存在感のあるゴールドモチーフが施されているので、ダークカラーの装いながらも十分華やかです。
小物を使ってゴールドや黒レザーを効果的に活用したことで、クラス感漂う冬コーディネートが完成しました。
■3:マリア・バルテッコは…カジュアルときれいめを1:1で取り入れこなれ見え
デュッセルドルフでスナップされたインフルエンサーのマリア・バルテッコは、テイストミックスコーディネートにローファーを取り入れていました。
上品なジャケットのインには、あえてパーカを仕込むとこなれた雰囲気と顔周りの立体感をアップさせることができます。同時に、ベージュとクリームホワイトの配色で、奥行きを演出。そんなテイストミックスの上半身コーディネートなので、下半身もカジュアルときれいめをちょうどよくミックスしバランスを整えて。リラックス感のあるスウェットパンツに、端正なローファーを合わせるのが粋です。ローファーのさりげないゴールドのワンポイントが華やぎに貢献。
アイグラスのフレームとバッグも黒で統一し、全体にバランスよく黒を散らせばシックにまとまります。
冬スタイルに映える「ローファー」活用術を海外インフルエンサーの私服からご紹介しました。
足元に端正なアイテムを迎えることで、寒い冬でも背筋がしゃんと伸びそうです。ぜひ、三人の着こなしを参考にしてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香