財布を所有するうえで、レザーは欠かすことのできない密接な関係にある。どんなにデザインや機能性に優れていようとも、素材に納得できなければ長く付き合うことはできない。そんなレザーにうるさい玄人を納得させるのが、日本ブランドの「ガンゾ」がつくる財布だ。
最高級の皮革を使い、熟練した職人の手作業により丹精込めて作り上げた財布は、日本を代表するレザーブランドといってもいい。そんな「ガンゾ」が作る財布の中から、フランスの『デュプイ』社の、シュリンクカーフを使った長財布に注目した。上質なレザーであるのはもちろんのこと、そのもちっとした柔らかさは虜になるほど魅力的。毎日使うからこそ、とことんこだわっていただきたい。
フレンチカーフの贅沢なレザーの質感が楽しめる「ガンゾ」の長財布
◾️:ラウンドファスナー長財布
◾️:ファスナー小銭入れ付き長財布
どちらの長財布も、素材に使用しているのが様々な子牛を意味する「VEAUX DIVERS(ボ・ディバー)」の革だ。素材の名が示すように、個体それぞれに表れる様々なシボとトラが特徴的で、革本来の表情を損なわないように薄く漉き、軽さと薄さを両立させている。また、素材の柔らかさだけでなく、コバの丁寧な処理が、手に持ったときの滑らかな質感にもひと役買っている。
以上、「ガンゾ」のフレンチカーフを使用したレザー製の長財布を紹介した。レザーの質感だけに頼ることなく、控えめでスマートな佇まいはなんともいえない魅力がある。黒一色と、非常にシンプルな長財布であるが、その作りには一分の隙もない。毎日使うからこそ、レザーの質感だけでなく、職人気質溢れる財布を携帯したいものだ。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 河又雅俊
- EDIT&WRITING :
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