パステルピンクやペールイエロー、鮮やかなグリーンなど、視界に入るたびに心が晴れやかになるような綺麗色が流行中ですが、この春夏、特におすすめなのが華やかさと寒色の凜とした雰囲気が大人にふさわしいライラックです。くすみを飛ばして肌を明るく見せてくれる肌映え効果も見逃せません!
■1:エイミー・ソングは…ワントーンをグラデーションで取り入れて色の魅力を堪能
元祖ファッションブロガーのエイミー・ソングをパリのストリートでスナップ。ニットのセットアップに、同系色のケーブル編みニットを羽織った、ニットオンニットのワントーンコーディネートです。
セットアップはミディ丈のタイトスカートと、襟付きのトップスでフェミニンなムード。リブ編みなので体型を拾い過ぎず、ほっそりとした印象に。肩にもライラックのニットをリピートしていますが、縦長のIライン効果で過剰になり過ぎることなく、旬カラーの魅力をエレガントに堪能しています。
チャンキーチェーンのネックレスやブレスレット、ミニバッグでモダンな味付けを添えて。バッグも寒色のブルーを選び、すっきりと仕上げています。
■2:ケイティ・ジョルガゼは…大人発色のレザーでエレガントな色味を楽しんで
パリに登場したブロガーのケイティ・ジョルガゼは、ヴィーガンレザーのセットアップでライラックをフレッシュに取り入れていました。
シックにまとまり、リッチ感が光るレザー素材ですが、春に取り入れるなら軽やかさが欲しいところ。ここで黒や茶といったベーシックカラーをセレクトすると秋冬のムードになりますが、ライラックなら重くならず、おしゃれ感はそのままに、軽やかに洗練されたムードを漂わせることができます。
コートやブーツ、バッグはブラウンで揃えて、ライラックの美しさを引き立てることに成功しています。
■3:ジャネット・フリス・マドセンは…意外なカラーリングでおしゃれ感倍増!
ロンドンで撮影された、コペンハーゲン在住のエディター、ジャネット・フリス・マドセンのコーディネートです。
ふんわりした袖とクロップト丈が今っぽいメランジュニットに、マキシ丈のワイドパンツを合わせ、トップを小さく、脚を長く見せるバランスのよい着こなし。ニットにはライラック色もミックスされているので、上下がさりげなくリンクし、シックさも漂います。
彼女お得意のビッグバッグは大胆にレッドをチョイス。一見ライラックと調和しないように思えますが、ニットの色にレッドが多少混ざっているので馴染み、程よいインパクトをプラスしておしゃれ感を底上げしています。
ライラックを魅力的に着こなしていた3人の装いをご紹介しました。心浮き立つ綺麗色ながら甘くなり過ぎず、大人らしい程よく落ち着いたカラーなので、ぜひ取り入れて今年らしいスタイルを楽しんでみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子