伝説として語り継がれるドラマ『家政婦のミタ』にて長男・翔役を演じ、映画『坂道のアポロン』(2018)では日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞、現在もNHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演中の中川大志さん。
ずいぶんと長い間、見続けてきた気がしますが、実はまだ23歳! という中川大志さんに、プライベートのことや、ライバルの存在や今後の活動について一問一答形式でお答えいただきました。
——今、いちばん夢中になっている趣味はありますか?
ゴルフです! 2年ぐらい前から始めて。ベストスコアは…93です。
釣りもずっと好きで変わらず続けていますよ。共通しているのは、両方とも朝がやたらと早い!(笑)
ゴルフクラブもそうですが、釣り竿も何本も持っています。「そんなにいらんやろっ」て思われそうですが(笑)。男って、なぜか「道具」が好きなんですよね、つい形から入ってしまいます。
——1度は行ってみたい国はありますか?
北欧がすごく好きで、特にフィンランドに行きたい。オーロラはやっぱり一度は見たくて、夢ですね。あとはサウナにも入りたい。すごいサウナ好きというわけではないけれど、北欧といえばサウナの発祥地だから興味がありますね。
——いつもバッグに入れているものは?
写真を撮るが好きで、小さなカメラです。小型のライカ。
自分で撮っていると、プロのカメラマンさんが、今、何ミリ(のレンズ)で撮っているのかなとか、どういうことを思って撮っているんだなとかが、何となくわかるんです。風景よりも人を撮るのが好きで、共演者とか、スタッフさんとか、結構撮っています。
——ライバルと感じる人はいますか?
うーん……。特にはいないですけど、強いて言うなら同じ事務所の北村匠海でしょうか。
ライバルというより「刺激しあえる同志」ですね。
匠海とは、1歳差で、10代前半の頃からよくオーディションで一緒になって。最終的にふたりが残って、どちらかが受かったことも何度かあります。僕が負けたこともありますし、そのときはもちろん悔しかった(笑)。でも、そういう俳優が近くにいるっていいなと思います。
いつか、ふたりでバディものをやれたらいいな、と思ったりしています。
——リラックスする時間は?
高校時代からの親友がいて、家族ぐるみの付き合いでもあるのですが、たまに僕の家に泊まりに来たりして、楽しく喋る時間。学生時代からの仲だからか気持ちがラクでいられるんです。役者どうしはちょっと緊張してしまうので…呑みに行くとかはあまりないですね。
——悩み事は人に打ち明けるタイプですか
そうですね、家族の存在はすごく大きくて、仕事の話もプライベートの話も、なんでもします。相談するときは大体、自分のなかではもう答えが決まっていることが多いですが、背中を押してくれる存在がいるというのは、やはり心強いです。
——女性の好きな仕草はなんですか
うーん……。
素敵だなと思うのは、あ、意外と、こういうところはちゃんとできるんだなっていうところかな。細かい食事のマナーとか。律儀というか、しっかりしていると「いいな」と思いますね。
——逆に「ちょっと嫌だな」と思う仕草は?
これも難しいですが……仕草ではないけれど、スマホの画面がヒビ割れだらけになっていたりしたら、驚いてしまうかも。「一体何があったんだろう?」とか、心配になりますよね。
——人生23年間、生きてきた中で、忘れられない風景は?
茨城の実家の近所の景色ですね。大きい河川敷があって、その土手から見る夕陽とか、子供の頃を思い出して、ちょっと切なくなったりします。地元は今も好きで時々、帰りますよ。その土手を犬と散歩したり。地元は初心に帰れるというのか、すごくリラックスできるんです。
——お部屋のインテリアはどんな感じですか
僕はインテリアとか、家具とか大好きなんです!役者になっていなかったら、建築の勉強をしただろうなって思います。
今の部屋のインテリアは、ほぼ一新したばかりなんですが、全体を好きな北欧の雰囲気にしました。家具も北欧のものです。薄い色のベージュとか、オフ・ホワイトとか。僕は黒とか、濃い色、暗い感じの色ってあまり好きではなくて、家の雰囲気は明るい方が好きですね。
——特にお気に入りのインテリアはありますか
ダイニング・テーブルは特に気に入っています。椅子も座り心地がものすごくよくて、買って良かったなと満足しています。
でも、ダイニング・テーブルって実際には家族とか友達が来る時ぐらいしか使わなくて……。ひとりでいる時は面倒くさくて、結局、キッチン片隅で、丸椅子に座ってパパッと食べるっていう(笑)。男のひとり暮らしってそんなものです(笑)。
——これから、新たにやってみたいことはありますか
役者は続けますが、エンタメに関わる、裏方のこともいつかやってみたいとは思っています。
監督とか、プロデューサーもそうかもしれませんが、何か「もの」を創り出すこと。まだまだ具体的ではないですけど、それを商業的に世の中に発信したり、見てもらったりして、驚かせたり、笑わせたり、面白いことをしたい。
もともと子供の頃から「ものづくり」が好きで、役者もそのひとつだと思っているので。立場が変わっても、何かを創る仕事がしたいと思っています。
※掲載商品は、すべて税込です。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious編集部
- WRITING :
- 小林桐子(Precious)