「ヴァンズ」といえば、ストリート系ファッションに合わせるイメージが強いかもしれないが、オーソドックスなシルエットは、意外にもスーツとのスタイリングにもよく馴染む。そこで提案したいのが、「ヴァンズ」のハイエンドライン「ヴァンズ ヴォルト」のスニーカーとスーツの組み合わせだ。

「ヴァンズ」のハイエンドライン「ヴァンズ ヴォルト」のペイズリー柄スニーカー

 ¥11,000(ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR〈ヴァンズ ヴォルト〉)
 ¥11,000(ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR〈ヴァンズ ヴォルト〉)

「ヴァンズ」のハイエンドライン「ヴァンズ ヴォルト」は、創業当時のディテールを復刻させたコレクションだ。定番のモデルをベースに、素材や木型にまで変更を加えたエクスクルーシブなモデルを展開している。このオールドスクールもクラシックなデザインを復刻した1足であるが、東洋の龍をモチーフにしたペイズリー柄が目を引く新作。派手に感じるかもしれないが、白と黒の2トーンなので、スーツスタイルにも合わせやすい。

ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR

『柄』のミックスでスーツを気障っぽく着こなす

スーツ¥236,500(バインド ピーアール〈ジャンフランコ ボメザドリ〉)、ニット¥33,000(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)、スニーカー¥11,000(ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR〈ヴァンズ ヴォルト〉)、サングラス¥23,980(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス〈レイバン〉)

「ヴァンズ ヴォルト」のペイズリー柄スニーカーに、大小様々なチェックが複雑に組み合わさった「ジャンフランコ ボメザドリ」のスーツを合わせたスタイリング。どちらも、強い“柄物”ではあるが、合わせるアイテムをモノトーンに揃えるとこで悪目立ちすることがない。

まず「ジャンフランコ ボメザドリ」のスーツは、グレーベースにブラックのラインがハッキリとしているため、モノトーンでも着こなしやすく、リネン、ポリエステル混紡の独特なネップ感が軽快な印象の生地感で、6ボタンダブルの貫禄のある形であっても重たく見えない。

インナーには「ジョン スメドレー」のブラックタートルネックニットを合わせて、極力シンプルにするのがポイントだ。春にタートル?と思うかもしれないが、コットン100%だから、暑苦しく見えないうえに、エレガントな雰囲気になるからおすすめだ。また、少し気障っぽく見せるため、ポケットチーフ代わりにサングラスを合わせるのもいいだろう。このようなユニークな着こなしが成立するのも、スニーカーならではの魅力だ。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
土屋大樹