上品な佇まいの『ジャーマントレーナー』だからできる、クラシックスーツの粋な着こなし方

ひと昔前であれば、洒落者だけに許された、スーツとスニーカーの組み合わせだったかもしれないが、自由な着こなしが許される今だからこそ、常識にとらわれない着こなしを提案したい。第３回は、「サルトリアイプシロン」のダークブラウンのスーツに、『ジャーマントレーナー』を合わせた着こなしを提案する。

スーツにスニーカーを合わせる際、クラシックな見た目というのも大切である。もちろん、ハイテクスニーカーを合わせたスタイリングを楽しむのもあるが、やはりそれ相応のスタイルを目指したいものだ。そこで、提案したいのが、ミリタリーを出自に持つ『ジャーマントレーナー』だ。

クラシックな見た目だからスーツとも好相性！

スニーカー￥25,080（アイファウンド〈リプロダクションオブファウンド〉）

こちらの「リプロダクションオブファウンド」のスニーカーは、1980年代にかけてドイツ軍でトレーニングシューズとして採用されていたスニーカー、通称『ジャーマントレーナー』を復刻したモデル。つま先を保護する目的でつけたスエードや、クッション製の高いソールはミリタリー由来の機能性と快適な履き心地を両立させている。スニーカーではあるものの、ドレスシューズの雰囲気を感じさせるから、スーツとの相性が良いだけでなく、カジュアルに合わせてもそれ相応のスタイルとして馴染む不思議な魅力がある。

アイファウンド

ブラウンカラーをベースに知的に着こなす

スーツ￥130,900〜※オーダー価格（日本橋三越本店〈サルトリアイプシロン〉）、ニット￥19,910〈シップス〉、シャツ￥29,920〈エリコフォルミコラ〉以上／シップス銀座店、スニーカー￥25,080（アイファウンド〈リプロダクションオブファウンド〉）、眼鏡￥39,930（ルックスオティカジャパンカスタマーサービス〈オリバーピープルズ〉）

「サルトリアイプシロン」のダークブラウンのスーツは、クラシックな見た目とは裏腹に、100％ポリエステルのストレッチ素材を採用しているから、スポーティかつクラシックな雰囲気があり、『ジャーマントレーナー』との相性は抜群だ。スーツとスニーカーが高次元で融合した理想の組み合わせといってもいいだろう。

合わせるインナーは、シンプルに白シャツにしてもいいが、季節感を意識した色を取り入れることで、このスタイルの洗練度はより一層高まる。今の季節であれば、ブルー系のシャツやニットを合わせることで知的な印象になるからおすすめだ。

様々な選択肢が存在する現代だからこそ、これ見よがしなお洒落でなく、こういった普遍的なスタイリングが新鮮に映るから挑戦していただきたい。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。