文字盤に広がる夜空に、不意に現れては消える流れ星──宇宙、天体を2022年のテーマに据えた「ジャガー・ルクルト」が、女性のために創造した新たな複雑機構が搭載されたのは、エレガントなラウンド形ケースのコレクション“ランデヴー”。

流れ星はいつ現れるか予測不可能です。しかも一瞬で消えてしまいます。だからこそ、古今東西、幸運を象徴してきた「流れ星」がダイヤルの上で、ロマンティックに再現されたのです!

偶然見つけられたらラッキー! 不意に現れる流星にときめく

ふたつのモデルで展開されいる“ランデヴー”の新作。いずれも、不規則に星が現れては消えるという複雑機構を搭載しており、同じ自社製ムーブメントを宿しています。

一般的に複雑機構というのは、精度を上げるためだったり、音で時刻を知らせたりと、時計に何かしら「役立つ」ために搭載されるものですが、この流星“ランデヴー”の機構は、ただ単に不規則に星が流れていくだけ。

だけど、だからこそこの上なく贅沢でロマンティック! もちろん、「完全に無作為に出現する流れ星を再現する」という機構の開発、製作に成功したのは史上初めてです。

ダイヤモンドの輝きが冴え渡る、アヴェンチュリンダイヤル

ひとつ目は、アヴェンチュリンのダイヤルがまさに煌く夜空を思わせる“ダズリング・ランデヴー・スター”。「ダズリング」=「眩いばかりの」というその名前の通り、「ジャガー・ルクルト」が誇る高度な宝飾技術によって、燦然と輝くダイヤモンドに目を奪われます。

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手首の動きによって起動する流れ星は、ランダムに(通常1時間に4〜6回)、8時位置から現れ、4時位置へと消えていく。また、リュウズを回すことで流れ星を呼ぶことができる機能も備える。ダズリング・ランデヴー・スター ¥9,350,000(参考価格) ●ケース:ピンクゴールド×ダイヤモンド ●ケース径:36mm ●ストラップ:アリゲーター ●ムーブメント:自動巻き ※受注販売

特に強い輝きを放つのが、ベゼルに2列セッティングされた外側の36個のダイヤモンド。伝統的な「プロングセッティング(ゴールドの爪によってダイヤモンドを高い位置で保持することで、光があらゆる角度からダイヤモンドを通過できるようになっており、それぞれの石の存在感を最大限に高める一方で、金属部分ができるだけ見えないようになっている)」を採用し、まさにキラキラ輝くそのさまは陶酔さえ誘います。

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アヴェンチュリンのきらめきと響き合うダイヤル内のダイヤモンドリング。立体感ある植字インデックスが、さりげなく高級感を後押しして。
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高度な技術力が必要とされるプロングセッティングによって、圧巻の輝きを放つベゼル外側のダイヤモンド。その内側、そしてラグ、リュウズの、大きさが異なるダイヤモンドとのコントラストが、ラグジュアリーな旋律を奏でる。

サファイアガラスにハンドペイントで月と雲を描いた「伝統工芸品」

ふたつ目は“ランデヴー・スター”。転写された星が散りばめられたサファイアガラスの内側に直接、手作業によって細密画の月と雲が描かれています。

その下層に配されているチタン製の回転式円形ディスクは流星形に切り抜かれ、この部分が内側の3/4円にセッティングされたダイヤモンドの軌道に沿って回転するという仕組みです。

このモデルは、ピンクゴールドとホワイトゴールドの2種類のカラーバリエーションで展開。ピンクゴールドにはダークトープカラー、ホワイトゴールドにはナイトブルーのストラップが組み合わされ、異なる個性を湛えています。

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艶やかなピンクゴールドと、柔かなゴールドブラウンのダイヤルが優美に調和。ランデヴー・スター ・オーロラ¥10,560,000(参考価格)●ケース:ピンクゴールド×ダイヤモンド ●ケース径:36mm ●ストラップ:アリゲーター ●ムーブメント:自動巻き ※受注販売
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よりミステリアスな表情のシルバーブルーダイヤル。ホワイトゴールドケースとクールに響きあって。ランデヴー・スター・アージェンタ ¥10,450,000(参考価格) ●ケース:ピンクゴールド×ダイヤモンド ●ケース径:36mm ●ストラップ:アリゲーター ●ムーブメント:自動巻き ※受注販売

夜空にその煌めきを見つけても一瞬過ぎて、願い事ができなかったという経験は誰もがあるはず。ときめきや高揚感を与えてくれる流れ星を、腕時計という小さな宇宙に閉じ込めた特別なコンプリケーションは、女性たちに幸福な微笑みを授けてくれるに違いありません。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

ジャガー・ルクルト

TEL:0120-79-1833

この記事の執筆者
東京都出身。大学在学中から雑誌『JJ』などで執筆活動を開始。女性向け本格時計のムックに携わったことから、機械式時計に開眼。『Precious』などの女性誌において、本格時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる。SIHHとバーゼルワールドの取材歴は、女性ジャーナリストとしては屈指のキャリアの持ち主。好きなもの:海、ハワイ(特にハワイ島)、伊豆(特に下田)、桑田佳佑様、白い花、シャンパン、純米大吟醸酒、炊きたてのご飯、たまご、“芽乃舎”の野菜だし、“エルメス”のバッグと“シャネル”の靴、グレーのパーカー、温泉、スパ、素敵旅館、村上春樹、宇野千代先生、神社、日本の陶器(特に唐津焼)、朝ドラ、ドラミちゃん、長文のインタビュー原稿