トップのボリュームが出にくい…と感じるのは、髪が細くて柔らかい毛質の方だけではありません。実は毛量が多くて髪が太くても、頭頂部ぺたんこ問題は起こります。
FIX-UP銀座店のスタイリスト、幡矢智之さんは「毛量が多いほど髪の重さでトップがつぶれやすく、頭頂部をふんわりさせたいのにペタッとなってしまうのです」と解説してくれました。
髪の重さでペタッとさせないスタイリング術を教わります。
【お悩み】すぐぺたんこになるトップのふんわり感を長もちさせたい!
ショート代表:三浦エリ子さん(49歳/パート)のお悩みを解消するには…
■髪型:トップにレイヤーを入れて軽やかさを出す
三浦さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★★★
- ボリューム(少→多)★★★★★
- 髪の太さ (細→太)★★★★
- うるおい (乾→潤)★★★★★
- 白髪の量 (多→少)★★★
髪が太くて硬いうえに、毛量もしっかりある三浦さんの髪。
「このスタイルはトップをふんわり見せたい方はもちろん、白髪が気になる方にもおすすめです。三浦さんの場合、毛量があって髪が太いので濃い色で染めてしまうと重たい雰囲気になってしまいます。明るめの色でカラーリングして、はちから上にメッシュを入れると白髪が伸びてきても目立ちません」(幡矢さん)。
■スタイリング:最初に生えグセを整え、さらに根元を立ち上げてふんわり感をつくる
ふんわり感を長持ちさせるには、スタイリング前のブローが重要だとか。「最初に頭皮を指で擦って寝ている毛穴を起こします。次に、頭頂部の毛束を持ち上げて根元の立ち上がりをつくってください。この下準備でふんわり感のもちに差が出ます」(幡矢さん)。
■1:頭皮を指の腹で擦り、生えグセを正す
■2:頭頂部の毛束を持ち上げ、その根元にドライヤーをあてる
■3:頭頂部の毛束を前後に分け、それぞれをカーラーで巻く
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- スタイリング前に、頭皮を擦って生えグセを正しておく
- ドライヤーの温風の後に2秒の冷風で、立ち上がりをキープさせる
- 毛量が多い人は明るめカラーリングで髪色の印象を重たくしない
毛量が多い人は、とかく抑え込むようなスタイリングをしがち。「広がりを抑えようとして抑え込むと、トップまでぺたんこになってしまいます。根元に風を入れるスタイリングなら根元は立ち上がるし、毛先の広がりも抑えられます」(幡矢さん)。
問い合わせ先
FIX-UP銀座店
住所/東京都中央区銀座4-2-2 第一弥生ビル6F
TEL:03-6228-7277
営業時間:12:00~20:00 土・日・祝日11:00~19:00
定休日:月曜・火曜(定休日は祝祭日の場合は営業)
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- EDIT&WRITING :
- 中島 祐美
- DIRECTION :
- 青木 笑