トップのボリュームが出にくい…と感じるのは、髪が細くて柔らかい毛質の方だけではありません。実は毛量が多くて髪が太くても、頭頂部ぺたんこ問題は起こります。

FIX-UP銀座店のスタイリスト、幡矢智之さんは「毛量が多いほど髪の重さでトップがつぶれやすく、頭頂部をふんわりさせたいのにペタッとなってしまうのです」と解説してくれました。

髪の重さでペタッとさせないスタイリング術を教わります。

【お悩み】すぐぺたんこになるトップのふんわり感を長もちさせたい!

ショート代表:三浦エリ子さん(49歳/パート)のお悩みを解消するには…

■髪型:トップにレイヤーを入れて軽やかさを出す

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

三浦さんのHAIR CHART

  1. やわらかさ(柔→硬)★★★★★
  2. ボリューム(少→多)★★★★★
  3. 髪の太さ (細→太)★★★★
  4. うるおい (乾→潤)★★★★★
  5. 白髪の量 (多→少)★★★

髪が太くて硬いうえに、毛量もしっかりある三浦さんの髪。

「このスタイルはトップをふんわり見せたい方はもちろん、白髪が気になる方にもおすすめです。三浦さんの場合、毛量があって髪が太いので濃い色で染めてしまうと重たい雰囲気になってしまいます。明るめの色でカラーリングして、はちから上にメッシュを入れると白髪が伸びてきても目立ちません」(幡矢さん)。

■スタイリング:最初に生えグセを整え、さらに根元を立ち上げてふんわり感をつくる

ふんわり感を長持ちさせるには、スタイリング前のブローが重要だとか。「最初に頭皮を指で擦って寝ている毛穴を起こします。次に、頭頂部の毛束を持ち上げて根元の立ち上がりをつくってください。この下準備でふんわり感のもちに差が出ます」(幡矢さん)。

スタイリング前
スタイリング前

■1:頭皮を指の腹で擦り、生えグセを正す

指をジグザグに動かしながら、頭頂部の頭皮をまんべんなく擦ること。
指をジグザグに動かしながら、頭頂部の頭皮をまんべんなく擦ること。

■2:頭頂部の毛束を持ち上げ、その根元にドライヤーをあてる

毛束の根元に5秒ほど温風をあてたら冷風に切り替えて2秒あて、立ち上がりをキープ。
毛束の根元に5秒ほど温風をあてたら冷風に切り替えて2秒あて、立ち上がりをキープ。

■3:頭頂部の毛束を前後に分け、それぞれをカーラーで巻く

それぞれの毛束は根元を立ち上げるように持ち上げ、毛先から巻くこと。
それぞれの毛束は根元を立ち上げるように持ち上げ、毛先から巻くこと。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. スタイリング前に、頭皮を擦って生えグセを正しておく
  2. ドライヤーの温風の後に2秒の冷風で、立ち上がりをキープさせる
  3. 毛量が多い人は明るめカラーリングで髪色の印象を重たくしない

毛量が多い人は、とかく抑え込むようなスタイリングをしがち。「広がりを抑えようとして抑え込むと、トップまでぺたんこになってしまいます。根元に風を入れるスタイリングなら根元は立ち上がるし、毛先の広がりも抑えられます」(幡矢さん)。

FIX-UP銀座店 スタイリスト・幡矢智之さん。愛犬との散歩がすっかり定着。「1日2回、1時間かけて3㎞ほど歩いています。おかげでヒップアップしてきました」
FIX-UP銀座店 スタイリスト・幡矢智之さん。愛犬との散歩がすっかり定着。「1日2回、1時間かけて3㎞ほど歩いています。おかげでヒップアップしてきました」

問い合わせ先

FIX-UP銀座店
住所/東京都中央区銀座4-2-2 第一弥生ビル6F
TEL:03-6228-7277
営業時間:12:00~20:00 土・日・祝日11:00~19:00
定休日:月曜・火曜(定休日は祝祭日の場合は営業)

それぞれの髪質と個性に合わせたスタイルを提案してくれる頼れるサロン。
それぞれの髪質と個性に合わせたスタイルを提案してくれる頼れるサロン。

 

 

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
古谷利幸〈F-REXon〉
EDIT&WRITING :
中島 祐美
DIRECTION :
青木 笑