「インディヴィジュアライズド シャツ」は、1961年にニュージャージー州にて創業したカスタムメイドシャツ専門メーカー。一人ひとりのために仕立てた最高の着心地を追求し、今なお本社の工場にて1枚1枚丁寧にテーラードパターンで縫い上げられたシャツは、アメリカの歴代大統領やハリウッドスターを始め、多くのセレブにも提供しているほど。「インディヴィジュアライズド シャツ」の商品の完成度は90%とされ、袖を通して長く着込んでいくことで自身の身体に次第に馴染んでいき、初めて100%の出来栄えに到達する。個々のニュアンスが現れることでようやく自分自身のシャツとなる、そんなブランドの代名詞であるボタンダウンシャツだからこそ、単なる万能さだけでなくそこには愛着が生まれ、かけがえのない存在となるのである。
いつの時代にも色褪せることのない、「インディヴィジュアライズド シャツ」のボタンダウンシャツ
「インディヴィジュアライズド シャツ」の中で、最も古いモデルであるクラシックフィットは、胸や袖回りにゆとりを持たせた普遍的なアメリカンシルエットを採用。アメリカントラッドやアイビースタイルに見られる長い襟のユニバーシティ・ボタンダウンが特徴的だ。アメリカの熟練したテイラーに見られる袋縫い仕様の肩ヨークやブランドのアイコンでもある袖口の2本のカフプリーツは、着用時の立体的なシルエットと美しさを見事に描いている。
着回しやすさで選ぶならこの3つ!
着回しに優れる無地のブルー・ホワイト・ピンクの3色は、まず抑えておきたい。色違いの同じボタンダウンシャツのように見えるが、シルエットや番手により着心地や表情が微妙に異なる。左のブルーと右のピンクは、ハリのある表情が続くケンブリッジオックスフォードを採用し、サラッとしたドライな質感が特徴的。中央のホワイトは、最もアメリカらしいレガッタオックスフォードで、洗うたびに柔らかくなっていき、毛羽立った表情に変化していく。シルエットは、左のブルーが上記で紹介したクラシックフィット、白とピンクは袖周りにゆとりを持たせ、身頃は細身を採用したスタンダードフィット。自身のフィット感や季節感などを考えて選ぶのが最良だ。
単なるひとつのボタンダウンシャツであっても、シルエットの美しさやバリエーションの豊富さはカスタムメイドシャツ専門メーカーならでは。万能であり定番であるからこそ、選び抜いた1枚を羽織りたいものだ。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 河又雅俊
- EDIT&WRITING :
- 河又雅俊