万能なホワイトは、オフホワイトやクリームホワイトなど、ニュアンス漂うトーンをセレクトするとしなやかな佇まいが叶います。大人が着映える、エレガントなムードをまとっていた三人の海外ファッショニスタたちをご紹介します。

■1:ダーヤ・バラニクは…シャープなホワイトとまろやかホワイトを重ね奥行きを演出

色味違いの白で奥行きをつけつつ、ゴールドジュエリーで立体感アップ。
色味違いの白で奥行きをつけつつ、ゴールドジュエリーで立体感アップ。

2022年3月2日、パリ ファッションウィークを訪れていたインフルエンサーのダーヤ・バラニク。色味違いのホワイトを巧妙に重ね、ファッショニスタたちで溢れるパリの街中で優雅なオーラを放っていました。

ぱきっとしたシャープなホワイトカットソーとジャケットを合わせ、顔周りにレフ板効果をオン。明るく照らされた表情と、華やかなゴールドジュエリーたちがよくマッチしています。また親しみのあるカットソーが、ちょうどいい外し役として貢献していてgoodバランス。

緊張感のあるホワイトの強さを中和する、優しいニュアンスホワイトのパンツを合わせることでエレガントな着こなしへ誘導。バッグでも柔らかな色味のホワイトを繰り返せば、ひとつの色縛りの中で奥行きがしっかり生まれて絵になります。

■2:レオニー・ハンネは…柔らかなトーンのホワイトと軽やか素材で優しげに

ベージュやブラウンの小物で、ホワイトの優しい色味を引き立てて。
ベージュやブラウンの小物で、ホワイトの優しい色味を引き立てて。

インフルエンサーのレオニー・ハンネをミラノ ファッションウィーク中のストリートでキャッチ。いつも素敵なカラースタイルに身を包んでいる彼女にしては珍しい、ホワイトを基調とした着こなしを見せました。

悩まずともコーディネートが決まるオールインワンは、ごく淡く黄みがかったオフホワイト、そして軽やかな素材を選ぶことで優しい印象を手に入れて。共布ベルトできゅっとウエストマークしたり、キャメル×ブラウンのショルダーバッグで穏やかなメリハリを授けるとのっぺりしません。サンダルもナチュラルなカラーをセレクトし、調和の取れた装いへ。

仕上げに、鮮やかなライトブルーのネイルカラーをプラスすれば、ニュアンスホワイトの着こなしの爽やかさがぐんとアップします。

■3:クレア・ローズ・クリツールは…カジュアルアイテムをニュアンスホワイトの力でクラスアップ

デコルテやスリットから覗く脚などの肌見せも、ホワイトルックならヘルシーにまとまります。
デコルテやスリットから覗く脚などの肌見せも、ホワイトルックならヘルシーにまとまります。

ニューヨーク ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチされた、インフルエンサーのクレア・ローズ・クリツール。ゆったりとしたニットトップスとデニムスカートというカジュアルアイテムたちも、ニュアンス漂うホワイトに任せればクラスアップできます。

ビッグシルエットやドロップショルダーがレイドバックなニットトップスは、柔らかいオフホワイトを選び、リラックスムードを助長。そこに大胆なフロントスリットとフリンジカットがアクセントになるホワイトデニムスカートをオン。わずかな色味の違いや立体的なデザインのディテールで、オールホワイトの着こなしをメリハリ高く仕上げました。

小物は、黒ほど存在感が強くならない、ニュアンスを引き立てるブラウンをセレクト。ころんとしたフォルムが愛らしいサボサンダルは、今シーズン注目のリバイバルアイテムの一つです。


ぱきっとしすぎない、柔和な「ニュアンスホワイト」で叶えるしなやかな春コーディネートをお届けしました。優雅さや上品な印象を授けるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香