黒パンツと同様に、合わせるものを選ばずない万能ボトムといえばチノパンツを筆頭とするベージュのパンツ。カジュアルに欠かせないベーシックなアイテムを、モダンに着こなしたスタイリングが今シーズン注目を集めています。そこで今すぐ取り入れたい、最旬コーデ術を海外スナップからご紹介します。
■1:ナタリア・ヴェルザは…エッジーなデニムジャケットと厚底シューズでつくるモードなシルエット
2022年4月5日、パリで行われたフォトセッションに参加していた、コンテンツクリエイターやアートディレクター、モデルなどマルチに活動するナタリア・ヴェルザ。チノパンツにデニムジャケットを合わせノスタルジックなスタイリングを披露していました。
着こなしに斬新な印象をもたらしているのが、オーバーサイズなフォルム。デニムジャケットもパンツも決してタイトなものを選ばないのが今っぽく見せるコツのひとつです。
インにはアシメントリーなカットアウトがフェミニンモードなボディスーツを合わせて。体にフィットするアイテムを取り入れることで、メリハリの効いた、おしゃれなミックスコーデに仕上がります。さらに大胆なボリュームのシューズが足元から全身にモードな雰囲気を漂わせています。
■2:ジェラルディン・ブーブリルは…ローライズで履くチノパンツが最旬の着こなし!
2022年3月8日、パリ ファッションウィークで撮影された、スタイリストやインテリアデザイナーなど多方面で活躍するインフルエンサーのジェラルディン・ブーブリル。ベージュのチノパンツにニット&シャツという普遍的なスタイリングを披露していました。
ベーシックなコーディネートなのに新鮮に感じるのは、パンツのローライズ加減。ここ数年、ハイウエストのバランスを見慣れていた目に斬新に映ります。彼女の着こなしはそこまで大胆なローウエストではなく、程よくさりげないものですが、グッとあか抜けた印象…。ファッションはディテールが命だということを痛感させます。
ジェンダーレスな着こなしにピンクベージュのバッグがスイートなアクセントを添えています。
■3:ソニア・ライソンは…落ち着いた配色とアイコニックなバッグでカジュアル感をオフ
2022年4月1日、ベルリンのストリートで大人気インフルエンサーのソニア・ライソンをキャッチ。ベージュパンツに紫のボンバージャケットを合わせたカジュアルな装いです。
トレンドを大胆に取り入れるのが得意な彼女らしく、オーバーサイズなジャケットが今っぽいバランス。クロスボディバッグで高めの位置にアクセントをつけ、スタイルアップしています。どんな色も受け止めるベージュパンツがジャケットのベリー系パープルカラーを引き立て、バッグの黒で落ち着いた印象に。
足元は白のスニーカーを選び、春らしく軽快な印象に仕上げています。
カジュアルに欠かせないベージュパンツを今年顔に着こなした3人のスナップをご覧いただきました。ベーシックをモダンに更新して、進化したスタイルをお楽しみください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子