2022年の新作ラグジュアリーウォッチは、カラーダイヤルが百花繚乱! ホワイトやシルバーといった王道カラーの文字盤を見つけるのが難しいと言っていいほどカラフルです。そんななか「ハリー・ウィンストン」は、既存の人気モデルの新色にホワイト・マザー・オブ・パールを採用。
旬の綺麗色ダイヤルももちろん魅力的ですが、シンプルでノーブルなホワイト・マザー・オブ・パール文字盤は、ジュエリーウォッチとしての本来の美を再認識させてくれます。
ノーブルな華やぎを手元に添える、“HW アヴェニュー・クラシック ムーンフェイズ”
ホワイト・マザー・オブ・パール文字盤をまとって、これまでとはまた異なる表情を得たのは、“HW アヴェニュー・クラシック ムーンフェイズ”。優美なレクタンギュラー(長方形)ケースに、メゾンを象徴するモチーフが散りばめられたアイコニックなモデルです。
2019年の発表時は、ブルーとブラウン、2色のマザー・オブ・パール文字盤での展開でした。光の明暗を描くツートーンのコントラストが文字盤に立体感を生み出し、ダイヤモンドの輝きをシャープに際立たせます。
ブルー、ブラウン、それぞれとても洒脱で、現在も人気のモデルですが、ごくシンプルなホワイト・マザー・オブ・パールの文字盤を所望する声も多く聞かれました。そんな女性たちの希望に応えたのが、2022年の最新作です。
ダイヤモンドが生き生きと躍動する、ブランド独自の「クラスター」モチーフをあしらって
新色のホワイト・マザー・オブ・パール文字盤も、既存モデルのデザインを踏襲。ブランドロゴから放射状に広がるマザー・オブ・パールも淡いツートーンを描いています。
他メゾンでは、新作発表時、まず最初にホワイトやシルバーなどの基本色をリリースし、それがある程度定着してからカラーバリエーションを展開するというのがある意味「お約束」のパターンだったりするのですが、この“HW アヴェニュー・クラシック ムーンフェイズ”はまったく逆。そこからは「ハリー・ウィンストン」のタイムピースを選ぶ女性たちの、ウォッチ&ジュエリーに対する成熟度がうかがわれます。
もちろん、随所にあしらわれたダイヤモンドの輝きは至高。特筆すべきは、宝石の生き生きとした美しさを表現するため用いられた、ダイヤルの「ダイヤモンド・クラスター」です。「クラスター」とは、ブランド独自のセッティング技術で、1940年代初期に創始者 ハリー・ウィンストンによって開発されました。これは当時の平面的なセッティングから、貴重な宝石を解き放つ方法。ダイヤモンドをさまざまな角度にセットすることで立体感が生まれ、生き生きとした躍動感を演出するのです。
12時位置のブランドロゴを中心に、ラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドの輝きがはじけるようにさまざまな方向に発せられ、ホワイト・マザー・オブ・パールの文字盤とエレガントに呼応し合います。
■1:パーリーなホワイトアリゲーターストラップは、若々しいリッチ感が魅力!
■2:曲線と直線が融合したパーツが連なる、しなやかな3連ブレスレット
■3:ブレスレットまでダイヤモンドをあしらい、無敵のオーラを放つジュエリーウォッチに!
かつてはスイスの“バーゼルワールド”という時計フェアで、その年の新作をまとめて発表してきた「ハリー・ウィンストン」ですが、ここ数年は1年を通して少しずつリリースするという傾向が見られます。眩い宝石をふんだんにあしらったハイジュエリーウォッチから、働く女性に寄り添うデイリーエレガントウォッチまで、幅広く展開している「ハリー・ウィンストン」。2022年もそのウォッチ&ジュエリーメイキングに世界の女性たちからの視線が注がれています。
※掲載商品の価格は公開時点のもので、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト