コートよりスポーティでデイリーに着やすいナイロンブルゾン。シャツやニットだけで外出しても夜になると寒い…そんな日に投入すべきアイテムです。3パターンのコーディネートをご紹介します。
■1:エッジィなデザインスカートが主役の着こなしをスポーティにアップデート
パリでキャッチされた日は、センターに深くスリットが入ったスカートをメインに、ネイビーのナイロンジャケットと黒Tシャツを合わせていました。
大胆なデザインのスカートには女性らしいタイトなトップスを合わせると、昔っぽいエレガントテイストになってしまいます。でも彼女のようにアクティブなMA-1タイプのブルゾンに襟元の詰まったTシャツなら、軽快さが光り、今っぽいカジュアルに。
ゆるっと着られるオーバーサイズを選んでいることも、リラックスした印象が高まり、新鮮です。
足元はまだまだ流行が続くスニーカーでももちろんマッチしますが、ヌーディーなサンダルで抜け感を出しスマートに仕上げています。このフェミニンさのテイストミックスによって、確実にこなれ感をアピールできます。
■2:ショート丈&鮮やかカラーならオール黒のシンプルな装いが印象的なモードに
オール黒のパンツスタイルにイエローのブルゾンを合わせていたのは、ミラノで2021年秋に目撃されたSNAPです。コンパクトなタンクトップにメンズ風のワイドパンツを黒でまとめ、シャープに。
そんなベーシックなコーディネートに、ショート丈がハイセンスなイエローのブルゾンを羽織っていました。黒にピリッと映えるイエローが鮮やかなコントラストになっています。ショート丈で面積が小さいからこそバランスがよく、スタイルアップ効果にも。
ワイドめのパンツの場合、ショート丈のブルゾンで脚長シルエットをつくり上げることをおすすめします。
ナイロンをはじめ、アクティブさのある素材を選べば、スポーティーなテイストが強調できます。
■3:ニットでつくるリラックススタイルが黒ナイロンの艶でアクティブに切れよく
ニットのセットアップにナイロンブルゾンを合わせていた着こなしを、ミラノでSNAPされていました。
ざっくりと表情のある編地がおしゃれっぽさをアピールしているニットは、ピンクで甘くほっこりしたイメージになりがちに。でも黒のナイロンブルゾンを羽織ると、たちまちかっこよく軽快さが高まります。ナイロン素材でシャイニー感のある黒なら、重たさもなくリッチな存在感をアピール。
シンプルなシャツ×パンツに合わせても単なるメンズ風の装いとして埋もれてしまうナイロンブルゾンですが、こんなリラックス感のあるセットアップの装いとなら、お互いのよさを引き立てられます。
腕まくりをして肌見せすれば、さらにアクティブに見えるので、ぜひ実践してみては。
3着のナイロンブルゾンを愛用していたエリカ・ボルドウィンのSNAPをお届けしました。
スポーティ、モード、リラックスという3テイストに仕上げることができ、軽快さを印象づけられます。
雨の日や肌寒い日に活躍させて、アクティブなおしゃれを楽しみましょう。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀