最新のトレンドアイテムを纏うのも楽しいけれど、年齢を重ねると、信頼できる確かな名品を身に着けたい。とくに肌に直接触れる下着は、自分のからだに合う安心できるものを大切に着たいと思う大人の女性は少なくありません。そんな方々にオススメしたい「名品下着」をランジェリーライターの川原好恵さんがセレクト。

今回は、川原さんが日常使いのインナーとして愛用する「シュット!インティメイツ」コットンシルクキャミソールをご紹介します。

コットンの爽やかさとシルクのなめらかさが絶妙のバランスでミックスされた、毎日着たいインナー!「シュット!インティメイツ」のコットンシルクキャミソール

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キャミソール(色:左からブラック、ダークブラウン、ライトベージュ、ブルーグレー) ¥3,080 /シュット!インティメイツ(インティメイツ)

2014年にデビューし、インポートブランドのような軽い着け心地とトレンドを取り入れたデザインのランジェリーが人気の「シュット!インティメイツ」。私も確かな機能性を備えたブラジャーに信頼を寄せていますが、最も愛用しているのは、2017年から販売されているコットンシルクキャミソールです。

吸水性の高いコットン70%、保湿性の高いシルク30%の糸で編まれたリブインナーは、1年中着られて、とても便利。コットンの爽やかさとシルクのなめらかさが、絶妙のバランスでミックスされていて肌に心地良く、生地の厚さもフィット感も全てが「ちょうどいい」、そんなインナーです。

1年中、毎日でも愛用したくなる3つのポイント

たくさんあるインナーのなかから、つい選んでしまう3つのポイントをデザイナーさんのコメントも交えながらご紹介しましょう。

■POINT1:肌触りと価格のバランスを重視し、糸から開発した心地良い素材感

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心地良いコットンシルク素材。よく伸びるリブ素材は、ボディにほどよくフィットします

ついつい手に取ってしまうインナーですが、そんな愛される存在になるために「糸から開発した」と語るのは、デザイナーの斎藤ゆかりさん。

シルクを軸に様々な繊維との混紡を試し、シルクとコットンの糸を使うことに決定してからも、その混紡率を追求してオリジナルの糸を開発。さらに、リブの幅の設定や凹凸の高さなど、議論を繰り返しながら、現在の生地にたどり着いたそうです。

「重視したのは、肌触りと価格のバランス。そして洗濯を繰り返しても型くずれしにくい耐久性」と斎藤さん。開発当時のそのこだわりが、ロングセラーとなった今の人気につながっています。

■POINT2:「肌なじみの良い、ノーメイクでも浮かないカラー」をコンセプトにした色展開

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透けにくいダークブラウン(左)と、肌なじみのいいライトベージュ(右)。シーズンカラーはなくなり次第、販売終了予定なので、気になる方はお早めに!

カラーバリエーションも豊富で、現在9色展開。ブラック、ライトグレー、ピンクベージュの3色が定番で、シーズンごとに新色が加わります。

私がこの商品の発売以来、愛用しているのはブラックで、最近のお気に入りはスキンカラーのライトベージュとダークブラウン。ライトグレーも透けにくいそうなので、白Tや白シャツを着る機会が増えるこれからの季節に備えて、購入予定です。

濃色から淡色まで幅広い色展開ですが、その色のコンセプトは「肌なじみのいい、ノーメイクでも浮かないカラー」(斎藤さん)。ランジェリーデザイナーならではの、色のこだわりを感じます。

■POINT3:汗をしっかり吸収しつつ、冷房の冷え対策にもなる少し長めの着丈

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ブラジャーは隠れるけれど服からは見えにくい、胸元の絶妙なVカット

デザイン面のいちばんのこだわりは、ブラジャーはしっかり隠れるけれど、服からは見えにくい、胸元のVカット。下着の生々しさを感じない華奢なストラップ、繊細なレースのトリミング。どれをとっても絶妙のバランスで、ボディラインに程よくフィットするように、脇の下にはダーツを入れるなど、細かい工夫も施されています。

少し長めの着丈もポイントで、夏は汗をしっかり吸収しつつ、腰やお腹が隠れるので冷房の冷え対策にもオススメ。コストパフォーマンスも高い優秀インナーです。


1年中活躍するコットンシルクですが、私がいちばん重宝するのが季節の端境期。気温の揺らぎに天然素材が対応してくれ、これからやってくる梅雨時にもぴったり。デイリーインナーとして、お気に入りの色から試してみてはいかがですか?

問い合わせ先

Chut!INTIMATES

MAIL:info@chut-intimates.com

この記事の執筆者
文化服装学院卒業後、流通業界で販売促進、広報、店舗開発を約10年経験した後、フリーランスとして独立。下着通販カタログの商品企画などを経て、現在はランジェリーを中心に、雑誌、新聞、ウェブサイトなどで執筆・編集を行なう。モットーは「ラグジュアリーからプチプラまで」。国内外の展示会・店舗を幅広く取材する。
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PHOTO :
黒石あみ(小学館)
WRITING :
川原好恵
EDIT :
石原あや乃