香椎由宇さんがまとう「風通る、夏きもの」このうえなく美しい布をさらりと…涼やかな知性で愉しんで
蜻蛉とんぼの羽のように透ける上布や、シャリ感のある芭蕉布など、わずかふた月ほどの間にだけ着ることができるそれは贅沢な夏の着物たち。雑誌『Precious』7月号では、香椎由宇さんをモデルに「風通る、夏きもの」と題した特集をお届けしています。
目にも涼しげな美しい織の着物に華やかな帯を合わせた姿は、夏のおしゃれならでは。今回は、向日葵の帯を主役に、やさしげな色目で上品にまとめた夏きものスタイルをご紹介します。
1:向日葵ひまわりの帯を優しい色目でまとう上品な夏きもの
夏の日差しにすっくと立ち上がる大輪の向日葵のように、凛とした佇まいに憧れて…。そんな夏の花を優しげな表情で織り出した袋帯を主役に。絹きぬ紗しゃ織の着物は生成りの地にさりげない格子柄。ごく淡い珊瑚の色に染めた帯揚げや、赤あか白しろ橡つるばみ色の帯締めなど、あえて抑えた色目で上品にまといたい。
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2:ほのかにアイリスと白檀を聞く、パウダリーな香りを装いの仕上げに
ひんやりとした部屋で、手早く身支度を整える。そして、仕上げに清らかで奥行きのある香りを儀式のように一滴、控えめにまとえば、涼しさが五感に染みわたるよう。
シャリ感のある夏塩沢は、黒地に細かな蚊か絣がすり。よろけ文様の八寸帯を合わせ、葡萄えび色の帯揚げに黄こう櫨ろ染ぜんの帯締めと、落ち着いた雰囲気の取り合わせに。紗や絽の染め帯に替えれば、観劇や食事会にも。
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3:南国の光と風を感じる美しい布の魅力に心癒やされて
爽やかなフレンチアイスティーで語らう午後。素朴な美しさを湛える八重山上布の着物に、芭蕉布の帯を合わせて、贅沢なくつろぎのひとときを過ごす。黄色の地に大らかな絣文様が浮かぶ着物の、薄緑の縞に合わせて、浅い若緑の帯揚げを。芭蕉布のなかでも稀少な煮綛にがーしーの鮮やかな赤の帯には、纁そひ色の帯締めでひときわ華やかに。
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※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- PHOTO :
- 浅井佳代子
- STYLIST :
- 清野恵里子
- HAIR MAKE :
- ヘア/hiro TSUKUI(Perle)、メイク/川原文洋(UM)
- MODEL :
- 香椎由宇
- EDIT&WRITING :
- 藤田由美、古里典子(Precious)
- 着付け :
- 石山美津江