ライフスタイルジャーナリスト・はまだふくこ厳選【日本のホテル】|軽井沢ならではの魅力を体感『ホテルインディゴ軽井沢』で別荘のような心地よい滞在を!
JR軽井沢駅からタクシーで5分ほど、また、関越自動車道の碓氷ICからすぐという場所に、2022年2月17日にグランドオープンした『ホテルインディゴ軽井沢』。正面のロビー棟やレストラン棟などを中心に、ホテルは長野県産唐松を使用した建築。CO2の削減にも寄与しているんです。
木のぬくもりが感じられるロビー棟のエントランス中央には暖炉が配され、ラウンジスペースになっています。フォレストガーデンを眺めながらウェルカムドリンクを味わえば、次第に別荘気分が高まります。
プライベートガーデン付きのスイートに滞在
ロビー棟から客室棟へは、フォレストガーデンを抜けるとすぐ。今回の宿泊は、プライベートガーデン付きの客室「スイートキング」です。リビングからもバスルームからもガーデンにアクセスすることができる、魅力的な空間です。
ホテル内ではさまざまな場所でアートに出会え、巡る楽しみも。客室にも軽井沢のネイバーフッド(町の建築、ストリートの様子、スポーツシーンなど)をテーマにした作品やグッズがいくつも配されています。
ルームアートは、オーストラリア出身で軽井沢在住の木版画家、テリー・マッケーナ氏によるもの。
早速、テラスのガーデンに出て、ウェルカムスイーツのチョコレートケーキとフィナンシェを、テラスのテーブルにセッティング。ハーブティーを淹れて、ティータイムを楽しみました。
木々の緑を愛で、鳥のさえずりを耳にしながら湯あみを!
いつもながら、チェックインの後は、客室のバスタブにお湯を張って入浴!ガラス戸は、一部を網戸にできる造りなので、軽井沢の森の緑と空気を感じながらの湯あみが存分に楽しめます!
『ホテルインディゴ』の浴室は、スパクオリティを追求した空間なんです。大きな女優ミラーにダブルシンク(実は、バスルームのシャワーもダブルなんです)。同行者がいても気兼ねせずに支度をすることができます。
バスアメニティや小物など、非日常を楽しみながらもサステナブルな意識の高さが感じられます。
アート空間にあるスパと大浴場で身も心もリフレッシュ!
滞在中にゆっくりと楽しみたいのがスパ。客室棟とロビー棟の間にある「スパ棟」の1Fは、露天風呂付きの炭酸大浴場とサウナ、2階は3つのトリートメントルームとフィットネスを完備する「ザ・スパ by HARNN」となっています。
スパ棟のエントランスは木材を多用したナチュラルな空間。階段までもがアートのようです。NYで活躍するアーティスト、マーサ・タトルさんが浅間山と澄んだ空気をイメージした作品に迎えられ、足を踏み入れた瞬間に癒されてしまいます。
チェアに腰かけて本を読んだり、外の景色を眺めているゲストの姿もありました。
1Fには開放感ある炭酸大浴場があります。日差しを感じる昼間、幻想的な夜、スパトリートメントの前など滞在中はさまざまに利用して。
2階にあるタイ発祥の名門スパ「ザ・スパ by HARNN」でトリートメントを。今回は、伝統的でホリスティックなマッサージセラピーの中から「アロマティック タイ ボディマッサージ」を。体のトリガーポイントにフォーカスし、ストレッチなどを取り入れたトラディショナル タイ マッサージとアロマティック オイルマッサージのコンビネーションメニューです。
施術後は全身がすっきり、そして、気分も前向きになりました。トリートメントルームは3室のみのため、事前の予約を忘れずに。
同じフロアにあるフィットネスセンターは24時間利用可。再生可能木材を使用し、電源の要らない水抵抗や自走式駆動のマシンで思う存分、トレーニングできます。
ディナーはローカルフードを薪火料理で!
ディナーは「ダイニング棟」1階のオールデイダイニング「KAGARIBI」にて。夕刻から夜にかけては、客室からダイニングに向かう途中のフォレストガーデンが、とてもいい雰囲気に。
オールデイダイニング「KAGARIBI」は宿泊者でなくても利用でき、オープン後すぐに地元で話題のスポットに。味わうべきは、ホテル近隣にあるヤナギサワファームからの新鮮な野菜、そして、信州産をはじめとするお肉を暖炉で仕上げる「薪火料理」です。
オープンキッチンに大きな暖炉が配され、迫力ある調理風景も見られます。
国内外のワインも豊富に揃います。スタッフとやり取りしながらワインを選び、味わう。豊かな時間が過ぎていきました。
なお、館内で出されるコーヒーは、軽井沢をイメージした「ミズナラブレンド」です。2022年、日本に初上陸したフランスの「ベルビルコーヒー」に、ホテルのためにブレンド・焙煎してもらっている特別なものだから、滞在中にぜひ味わって。
朝食はルームサービス? それともダイニングで?
朝食はアメリカンブレックファストをルームサービスでオーダーし、テラスにセッティングしてもらいました。スキレットで作るイタリア卵料理をメインにグラノーラやペストリーまで盛りだくさん!
早朝の澄んだ空気の中で味わう朝食のなんと美味しいこと!
ルームサービスのほかに「KAGARIBI」での朝食ビュッフェ、セットメニューという選択肢もあり。「和定食」ならば、作り立ての豆腐や漬物など信州の味覚も堪能できます。
朝食を味わったら、近隣のカフェやショップ、見どころなどホテルスタッフが発掘した「ネイバーフッド」の地図を持って、散策やサイクリングに出かけましょう。
外に出れば自然を、館内や客室では軽井沢の文化が感じられ、スパトリートメントやフィットネスも充実。別荘のように時に訪れて、長期滞在したくなるホテルです。
『ホテルインディゴ軽井沢』
住所/長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉字屋敷添18-39
問い合わせ先
- TEXT :
- はまだふくこさん ライフスタイルジャーナリスト
- WRITING :
- はまだふくこ