「時雨」ってなんと読む?「ときあめ」ではありません!
明日・7月1日は『テレビ時代劇の日』という記念日です。
1953(昭和28)年の7月1日に、NHKで日本初の時代劇シリーズが放送されたことに由来し、
「テレビ時代劇の魅力を多くの人に知ってもらうこと」が目的に掲げられています。
テレビ時代劇は、日本文化の歴史を大変手軽に知ることができる、貴重なエンタテイメントです。現代のドラマよりも制作費がかかる、という問題もございますので、
「見たことがない」という方は、文化の応援も兼ねて、一度、視聴してみてはいかがでしょうか?独特の世界観や、現代にはない時代背景の制約がおりなすドラマに、ハマってしまうかもしれません!
本日は『テレビ時代劇の日』にちなんで「時」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「時雨」ってなんと読む?
「時雨」という日本語の、読み仮名3文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「降ったりやんだりする小雨。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「傘を持っていないときに時雨に降られて、すっかり濡れてしまったわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 時雨(しぐれ)です。
※「じう」と読む場合もありますが、こちらは「ちょうどよい時に降る雨。」という意味も持ちます。
今年は6月から猛暑で、梅雨の雨が少なかった事が問題になっておりますね。「時雨(しぐれ)」でも良いので降って欲しいですね…。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「店鎖時」ってなんと読む?
「店鎖時」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「お店を閉じる時分。」という意味の言葉です。
<使用例>
「残業をすると、帰宅する頃が最寄りのスーパーの店鎖時にぶつかって、セールの食品が手に入るのよ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 店鎖時(みせさしどき)です。
「店鎖時(みせさしどき)」とは、「店舗の表戸や錠を閉める時分」を指す、古来の日本語です。
ごく現代的にいうと「ショップの閉店時間」ですが、
「店鎖時(みせさしどき)」というと、同じ事象を指す言葉でも、文化的なイメージになりますね。
大人の語彙として、ぜひ使いこなしてください。
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本日は、7月1日『テレビ時代劇の日』のトリビアにあわせ、「時」という字の入った日本語から、
・時雨(しぐれ)
・店鎖時(みせさしどき)
の読み方などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱