時代の変化を的確に捉え、人々のライフスタイルに寄り添うオブジェ(アイテム)を提案してきたエルメス。そんなエルメスのラインナップに家具やテーブルウェアといったホームコレクションが加わったのは自然な流れだったといえるでしょう。
レザーグッズやウェアと同様、上質な素材と卓越した職人技によってうまれるホームコレクションは、老若男女問わず幅広い層から厚い支持を受けています。今回は、ホームコレクションのなかでも人気が高いトレーの新作をご紹介します。
エルメスならではの卓越した職人技が宿るラウンドトレー
今回ご紹介するラウンドトレーは、柳細工とエルメスが誇るレザー加工のノウハウが出合ってうまれたオブジェ(アイテム)。エルメスのバッグやスモールレザーグッズでおなじみの上質なカーフスキン「ヴォー・スウィフト」でつくったコード(紐)と、天然の柳を職人が手編みでラウンド状に成形していきます。
レザーと柳、2つの異なる素材により製作されたトレーは、絶妙な色の組み合わせで素材の見分けがつかないほど。柳はしなやかで耐久性があり、かご細工の材料としてポピュラーな存在。エルメスのホームコレクションでも、柳を使ったオブジェ(アイテム)をこれまでに数多く展開してきました。
エルメスでは毎年11月から3月にかけて柳のやわらかい若枝の部分を収穫。その後、フランスのCoopérative Vannerie de Villaines(かご細工協同組合)の職人たちが伝統的な技法を駆使してオブジェ(アイテム)に仕上げていきます。
柳のトレーがエルメスに初めて登場したのは2018年の秋冬コレクション。当時はラウンドとレクタングル(長方形)のトレーを発売しました。今回ご紹介する《オズレ・カラー》のラインナップにはそれらに加えてバスケットも登場しています。ラウンドトレーとレクタングルトレーは各3サイズ展開。写真のMMは真ん中のサイズです。
芸術品ともいえる、緻密で歪みのない美しい編み込みにご注目を。ガラスプレートが付属しており、柳を保護してくれるほか、ドリンクや水分の多い食べものなどを載せる際の安定感も高めてくれます。
トレーの取っ手と柳に編み込んだコードに使用されているレザーは黄金色に近いイエロー。発色のよい鮮やかな色が柳のアクセントになっています。ちなみに、ラウンドトレーに必要なレザーコードは最長で12.5m! 柳が主役なようで、さすがレザーに並々ならぬこだわりをもつエルメス。レザーが脇役以上の存在感を放っています。
天然の柳と上質なレザーを編み込んだエルメスならではのトレーをご紹介しました。サイズや形違いで揃えて、シーンによって使い分けるのも素敵ですね。食事の際に使うほか、アートピースなどを載せてディスプレイにするのもおすすめです。
実用的・機能的でありながら、アートピースさながらの存在感と美しさを放つ。そんなエルメスの真髄がホームコレクションにも息づいています。
※掲載した商品は、すべて税込です。
問い合わせ先
関連記事
- エルメスのユーモアあふれるカレに視線集中!モチーフはSNSの「セルフィー」!?
- エルメスの遊び心がきいた眼鏡ケース|目にするたび、気持ちが弾む!
- おしゃれに差がつく! エルメスが提案する、異素材を組み合わせた技ありイヤーカフ
- ギフトにもぴったり!太陽の輝きを表現したエルメスの新しいテーブルウェアコレクション
- 軽くて歩き心地も抜群!エルメスから洗練と機能性を備えた大人のためのサンダルが登場
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 大原敏政(aosora)
- WRITING :
- 門前直子