さまざまな形、そして大きさのカラージェムたちが、ケースの周りで無邪気に戯れているような、幸福感に満ち溢れた佇まいの“アレーグラ”、そして“デーヴァ ドリーム”。まさに「色石の魔術師」の真骨頂といえる艶やかなカラーコントラストが冴え渡るジュエリーウォッチが誕生しました！
大人の女性の「ラグジュアリーおはじき」のような、愛らしいジェムの微笑み
「ブルガリ」がカラージェムを積極的に用いたハイジュエリーを手がけるようになったのは、1950年代。それまで、ハイジュエリーの世界においては「宝石といえばダイヤモンド」！ 特に多くの名門ジュエラーがひしめくパリでは、“ダイヤモンド至上主義”が常識のようになっていました。しかしローマンハイジュエラー「ブルガリ」は、その既成概念を華麗に打ち破ります。ハイジュエリーには滅多に用いられることがなかったカラージェムを、グラマラスで革新的なデザインとカラーコンビネーションによって、新たな可能性を切り開いたのです。
今回発表された“アレーグラ”は、カラージェムの魅力を知り尽くした「ブルガリ」ならではのジュエリーウォッチ！ ダイヤモンドがセッティングされたケースの外側を取り囲むカラージェムたちは、こぼれ落ちそうなほどの躍動感でそれぞれの個性を主張し、互いの輝きを高め合い合います。時間を見るたびに、ポジティブなパワーを授けてくれるような、このエレガントな幸福感！ そう、この“アレーグラ”が体現するのは「生きる歓び」。
色とりどりのカラージェムたちが織りなす美しい色彩美は、ただ単に手元を豪奢に装うだけではなく、人生を謳歌する歓びを改めて気づかせてくれる特別なパワーを秘めています。
■１：ピンクゴールドケース＆ピンクサファイアと、４種のカラージェムたち
■２：イエローゴールドケース＆イエローサファイアと、3種のカラージェムたち
ハイジュエラーの技術力が息づく、永遠に枯れない大輪の花
“アレーグラ”と同時に発表された”ディーヴァ ドリーム”は、コレクションを象徴する扇形のモチーフとカラージェムの艶やかな競演が印象的なカクテルウォッチ。ケースを取り囲むオープンワークの花びらとグラマラスな色彩によって、圧倒的な美のオーラを放ちます。
主役を演じるのは鮮やかなカラージェムですが、注目したいのは扇形のパーツに施された繊細な細工。曲線を描く地金の細部まで、ダイヤモンドを滑らかにセッティングするという高度な宝飾技術がさりげなく息づき、上品さのなかにも静謐な迫力が漂います。
この“ディーヴァ ドリーム”も2モデルでの展開。強めのコントラストが官能的なグリーン＆フューシャピンクと、柔和でフェミニンなイメージのピンク＆イエロー、いずれも永遠に枯れない美しい大輪の花のような佇まいで、手首を華やかに彩ります。
■１：マラカイトのグリーンとピンクトルマリン
■２：ピンクオパールとクリアイエローのサニーシトリン
先日公開された記事と2回に分けてお届けした「ブルガリ」の新作ジュエリーウォッチですが、8月末からスイス・ジュネーブで開催されるウォッチフェアでも、きっとまた魅力的なタイムピースが発表されるに違いありません。そちらも現地から情報が届き次第、お伝えしたいと思います！
※掲載商品の価格は公開時点のもので、すべて税込みです。
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- TEXT ：
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト
