足元のアイテムを端正なローファーに置き換えるだけで、秋らしいクラシカルなムードをまとうことができます。まだ暑い日でも、ローファーを取り入れると季節感のシフトが叶うのもポイント。さっそく3人の着こなしをチェックしてみましょう。

■1:エマ・チェンバレンは…王道ローファーと穏やか配色で秋の装いへと移行

抜け感のあるエフォートレスヘアで、こなれた表情へ。
抜け感のあるエフォートレスヘアで、こなれた表情へ。

NYでキャッチされた、人気ユーチューバー、インフルエンサーのエマ・チェンバレン。クラシックな形のローファーに似合う、品の良さが漂う装いでした。Tシャツとパンツのシンプルな組み合わせは、黒とこっくりブラウンの配色で新たな季節を表現。さらにTシャツがハイネックなので、半袖ならではの涼しさはそのままに、凛とした雰囲気が高まります。パンツは微光沢感のあるものをセレクトし、クラシックなムードを後押し。

装いをクラスアップするのは、Tシャツのカラーとリンクしたローファーとベルトの存在。パンツのツヤ素材に馴染ませるように小物も光沢のあるものを選ぶと、ダークトーンの着こなしながらも華やかな印象に。バッグもブラウンで統一し、色の調和が取れた初秋の着こなしを完成させました。

■2:スー・ジアーズは…ビットローファーのさりげない華やかさを効かせて

キルティング加工が施されたナイロントートバッグも、カーキに馴染むグレージュをチョイス。
キルティング加工が施されたナイロントートバッグも、カーキに馴染むグレージュをチョイス。

通販サイト『SoSUE』を手掛けるスー・ジアーズをベルリンでスナップ。リラックス感のある着こなしを、秋アウターとローファーで都会的に導きました。白Tシャツと黒のイージーパンツというコンフォートな着こなしは、足元にローファーを持ってくることでテイストミックスに。ゴールドのビット飾りがベーシックカラーの装いのちょうどいいアクセントになり、立体感に貢献しています。そこに秋らしい色のカーキノースリーブコートを投入し、縦長ラインを強調しスタイルアップ。身体が泳ぐオーバーなシルエットが程よい抜け感を醸すので、Tシャツとイージーパンツの組み合わせにもよくマッチしています。

■3:スーリン・オマールは…くすみカラーとローファーで品の漂うカジュアルへ誘導

クロップドパンツなら、ローファーの存在感が引き立ちます。
クロップドパンツなら、ローファーの存在感が引き立ちます。

デュッセルドルフでスナップされた、モデルのスーリン・オマール。ノースリーブトップスとパンツのIライン、そして黒小物の組み合わせでスタイルアップを実現。直接素肌にまとうニットベストの着こなしは、端境期ならでは。優しげなくすみピンクが秋のムードを運んできてくれます。そこに白のクロップドデニムパンツを合わせ、柔和な配色を意識すると品の良さが高まります。引き締め役として、小物は黒をセレクト。装いのきちんと感をアップしてくれるローファーは、ソールに程よく厚みのあるものをセレクトすることでモダンにアップデートしました。


これからの季節に重宝する「ローファー」の着こなしをご紹介しました。蒸し暑い日でも取り入れられる秋モードの小物使い、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香