香水『シャネル N°5』のボトルストッパーや、パリのヴァンドーム広場の八角形を連想させるケースに、メゾンの偉大なるアイコンのひとつ、ブラックレザーを編み込んだチェーンブレスレット。「シャネル」が初めて手がけたタイムピース“プルミエール”が、2022年秋、鮮やかにカムバック! そんなビッグニュースが届きました。

35年の歳月を経て今、「不朽のエレガンス」を証明する“プルミエール”

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1983年からアーティスティック ディレクターを務めたカール・ラガーフェルドのミューズとして、一世風靡したクラウディア・シファー。“プルミエール”をまとった1994年の広告ヴィジュアル。(C)CHANEL / Photographer Patrick Demarchelier / Claudia Schiffer / Première watch ad campaign / 1994​

スーパーモデルブームを牽引したクラウディア・シファー。今見てもかわいいですよね! タイムレスな、まったく褪せない魅力は、彼女の手首の“プルミエール”にも通じます。

“プルミエール”が誕生した1987年は、まだまだレディスウォッチといえば「時計然」としたメンズウォッチのサイズを小さくしただけのものが多かった時代。それだけに、最初から「女性のため」に創造されたこのタイムピースの登場は衝撃的で、国境を超えて多くの女性たちから熱烈に愛されました。

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上空からヴァンドーム広場を見下ろすと、確かに4つの角が面取りされた“プルミエール”のケースフォルムと同じ形!

その後、『J12』で時計界に金字塔を打ち立て、ラグジュアリーウォッチメゾンとしても揺るぎないステイタスを築き上げた「シャネル」。その礎となった“プルミエール”は時代とともにさまざまなバリエーションを展開し、今年、35周年というアニバーサリーイヤーを迎えたのです。

印象はまったく変えずに、細部をよりモダンにアップデート

今回発表された“プルミエール オリジナル エディション”は、「シャネル」のウォッチメイキングの原点であるオリジナルモデルを、限りなく忠実に再現した復刻版です。パッと見ただけでは、何ひとつ変わったところがないように感じます。

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リュウズにはオニキスをセッティングし、サイドの表情もエレガント&クール!

しかしそれが「シャネル」の真骨頂! リュウズの位置や形状、ケースデザインなどの細かなディテールは密かにアップデート。また、ケースとブレスレットのゴールドのカラーも、オリジナルモデルよりやや黄味が抑えられ、まろやかでモダンな印象に。コーティングの技術も進化し、より日々の着用に対して耐性があり経年劣化に強いものになっています。

一方、ウォッチのボックスは、あえて当時のものを踏襲。ほぼオリジナルのまま復刻させたものを特別に採用しています

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ホワイトとブラックという「シャネル」のコードカラーがスタイリッシュなボックスも、35年前にデザインされたものとは思えない不変の美を湛える。
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「プルミエール オリジナル エディション」¥759,000 ●ケース:18KYGのPVDコーティングを施したステンレススティール ●ケースサイズ:縦26.1×横20mm ●ブレスレット:18KYGのPVDコーティングを施したステンレススティール×ブラックレザー ●ムーブメント:クオーツ ※2022年10月1日発売予定

私的な話になってしまいますが、オリジナルモデルの発売からほどなくして母がこの時計を購入しました。今回、この記事を執筆するに当たり借りてきたところ、とても35年前に買ったものとは思えない、いい意味でヴィンテージ感がまったくないことに驚愕! 35年経っても歳をとらない魔法がかけられた時計なんだと改めて感動しました。

復刻された“プルミエール オリジナル エディション”も、35年先、いや、きっともっと未来まで、エレガントでモダンな魅力を放ち続けるに違いありません。

※掲載商品の価格は公開時点のもので、すべて税込みです。

問い合わせ先

 

シャネル(カスタマーケア)

TEL:0120-525-519

この記事の執筆者
東京都出身。大学在学中から雑誌『JJ』などで執筆活動を開始。女性向け本格時計のムックに携わったことから、機械式時計に開眼。『Precious』などの女性誌において、本格時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる。SIHHとバーゼルワールドの取材歴は、女性ジャーナリストとしては屈指のキャリアの持ち主。好きなもの:海、ハワイ(特にハワイ島)、伊豆(特に下田)、桑田佳佑様、白い花、シャンパン、純米大吟醸酒、炊きたてのご飯、たまご、“芽乃舎”の野菜だし、“エルメス”のバッグと“シャネル”の靴、グレーのパーカー、温泉、スパ、素敵旅館、村上春樹、宇野千代先生、神社、日本の陶器(特に唐津焼)、朝ドラ、ドラミちゃん、長文のインタビュー原稿