おいしいもの、未知なものあらば東奔西走する秋山都さんが、自身が発見したSomething Preciousをレポート。今回は沖縄で今夏オープンしたばかりの話題のホテルへ——大好きなシャンパーニュがなんとフリーフロー! 心ゆくまでおかわりしたとうれしそうです。

どんな人にも自信をもっておすすめできる! 万能リゾート「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」

旅行_1,国内旅行_1,沖縄_1,ホテル_1
今回は「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」へ!

「いつも素敵なところへ旅して、おいしいもの食べていいわねぇ」と言われることの多いわたしの仕事。「ハイ、おかげさまで楽しくやっております」とお返事すると、十中八九こう言われます。

「今度おすすめのところ教えて~」

「ええもちろん」と笑顔で答えながら、わたしは内心でつぶやきます。

(おすすめってなんの? あなたが考えているのはいつ、どんなオケージョンで、誰と行く場所ですか? そしてご予算は? 教えてくれなくちゃわかんないから)

まあ、先方も社交辞令としておたずねなのでしょう。多くのやりとりがこの段階で終わりますが、たまにその後メッセージをいただくこともあります。

「友人とごはん行くので、どこかいいところあったら教えてください」

これには本当に困るんです。「どこかいいところ」はたくさんあるわけですが、こういうメッセージを送ってくる方に限って、わたしはその人のことをあまり知らなかったりして。いろいろ聞きだせば、その時なりの最適解が導き出せると思いますが、そこに使うわたしの時間とエネルギーは報われることはありません。

ニューオープンの話題店は面白いけれど、イノベーティブすぎる料理は保守的な人や高齢の方には不向きだし、「やっぱりボルドーの5大シャトーワインが好き」という方にイマドキっぽいヴァンナチュールのスタンドを紹介しても「なにこれ?」と思われるのがオチ。つまり、「おすすめ」って本当に難しいものです。

旅行_2,国内旅行_2,沖縄_2,ホテル_2
「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」のVIPプール。インフィニティな水面の向こうには全長1.8㎞のビーチ。空には飛行機雲。ああ、天国。

でも、今夏沖縄で開業した「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」は、シニアからこどもまで、マリンスポーツを楽しみたいアクティブ派から、プールサイドでシャンパーニュを飲みたいまったり派まで、全方位をカバーできる万能リゾートでした。ここなら自信を持って「みなさん」におすすめできるかと。ためしにいま、誰かメッセージしてみてください(笑)。

「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」万能の理由

さて、ではこの「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」がなぜ全方位に向けておすすめできるのか、その理由を5つに分けてご紹介してまいりましょう。

国内旅行_3,旅行,ホテル_3,沖縄_3
「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」は22年7月に開業。全443室の大規模リゾート。
旅行_4,国内旅行_4,ホテル_4,沖縄_4
メインロビーからも海が見えて、思わず「わぁ」と声があがります。

1.「近い!」空港からわずか20分の好アクセス

なんだ、そんなこと?と言うなかれ。沖縄の高級リゾートは那覇空港からクルマで1時間~2時間(もしくはそれ以上)かかるところが多いのですが、「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」は空港からなら20分、那覇市内までもタクシーで30分ほどという好アクセスです。いま沖縄県内ではレンタカー不足、価格の高騰が深刻化しており、タクシーで気軽に移動できるってホントに貴重。

私も滞在中、那覇の話題のバー「El Lequio(エルレキオ)」に遊びに行ったのですが、タクシー代は片道3,500円くらいだったかな。沖縄へ出かける際にはどうしても飛行機代がかかりますので、島内の移動費をセーブできるのはありがたいし、そもそもペーパードライバーにとってはバスやタクシーで行けるアクセスの良さが大きな魅力なのでした。

沖縄_5,酒_1
那覇で大人気のバー「El Lequio」では世界No.1バーテンダー後閑信吾さんが迎えてくれました。ラッキー!

2.「美しい!」圧巻の1.8kmビーチ&プール

那覇空港から20分というと、「では大自然は期待できないのかな」と思うでしょう。さにあらず。ホテルの前にドドンと開けているのはなんと1.8kmにも及ぶロングビーチ。波も穏やかで、朝のビーチを散歩するのは最高の気分でした。

沖縄_6,ホテル_5
ゲストルームから名城の海を望む。カヤック、SUPなどマリンアクティビティも充実。
沖縄_7
ビーチにはウミガメの産卵場所が! 環境をできるだけ保存するという意識、大切です。

そして、プールはなんと6種類。こどもが大好きなスライダーつき流れるプールから、冬は温水になるオールシーズンプールやインドアプールまで。べビーからシニアまで、きっとお気に入りのプールが見つかることでしょう。

ホテル_6,沖縄_8
VIPプールバーで飲んでいたら噴水のショーが始まりました。気分はラスベガス。

3.「優雅!」なVIP専用プールとクラブラウンジ

私を“みんな”と一緒にしないで。スペシャルなサービスを受けたいの、というセレブ志向の方にはこのポイントをおすすめ。ホテル中央に位置するVIP専用のセンタープールおよびプールバー「Oasis」はスイートルームに宿泊しているゲストだけが利用でき、20歳未満は入れない特別な場所。なんとプールバーでは10時~22時の間で常時8種類のシャンパ―ニュとドリンク類が飲み放題なのです。

今回、私はスイートではないゲストルームに宿泊したため、シャンパーニュ飲めないの?とスネかけましたが、そういう場合でも別途15,000円(税込)を支払えばVIPプールでフリーフローを楽しめます。しかも途中で出入り自由。

と、いうことはですよ? 朝食後にプールサイドで1杯、ランチ後に1杯、夕方のアペロに2杯、食後に3杯飲んだら計7杯でほぼ1本…おっと、何杯飲んだらモトが取れるのかなんて無粋なことは詮索せずにおきましょう。ただ、お得であることは間違いありませんね。

ホテル_7,酒_2,沖縄_9,シャンパン_1
VIPプールバーでフリーフローになるシャンパーニュは常時8種類。
ホテル_8,沖縄_10,酒_3
私の推しは「ドゥラモット」と「モエ・エ・シャンドン ロゼ アンペリアル」。

「そんなにお酒飲めないし」という方には、こちらを。スイートルームおよびプレミアクラブルームに宿泊のゲスト専用のクラブラウンジでは、朝8時から12時までセイボリーやスイーツ含む充実のブランチを楽しめるのです。もちろんすべてインクルーシヴ(宿泊料に含む)なので、食べざかりのお子さんがいるご家庭や、朝はゆっくり寝坊してから遅めに食べたいアツアツ(死語)カップルなどにおすすめ。

ホテル_9,ラウンジ_1,沖縄_11
8時から21時まで、ブランチ、ティー、カクテル、イブニングと時間帯によってスナックメニューを変えているので、いつ訪れても楽しい。朝8時~夜まで生ビール、スパークリングワインなどもフリーなのでお酒好きの方にも。
ホテル_10,ラウンジ_2,沖縄_12,パン_2,スイーツ_1
クラブラウンジのブランチのペストリーはとくに好評。本物のメロン果汁を使ったメロンパンも美味しそうでした。

4.「食べきれない!」150種の朝食ブッフェと9つのレストラン&バー

朝食が美味しいリゾートって正義。開業にあたり500名の従業員を用意し、そのうちなんと100名が料理人だったという「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」では朝食ブッフェのメニューもなんと150種超。ついつい食べすぎます。

ホテル_11,沖縄_13
こちら1泊めの朝食。映えを意識してみました。左にあるイカスミ入りの沖縄そばがとくに好みでした。
ホテル_12,沖縄_14
2泊めの朝食は食べたいものを食べたいだけ。ジーマーミ豆腐や海ブドウなど沖縄食材を多めに、納豆やからあげ、中華がゆなど好物をプラス。

またレストランはイタリアン、鉄板焼き、BBQから蕎麦、懐石まで9か所も! これだけあれば一族郎党(そんなにいないけど)で出かけても、それぞれ好きなものを食べられるかと。

ホテル_13,沖縄_15
ファインダイニング「MILANO」での洗練されたディナー。

5.「全室!」サンセットが見えるオーシャンフロントビュー

全443のゲストルームは“すべて”がオーシャンフロントビュー。ハワイなどのホテルへ行くと、オーシャンフロント、オーシャンビュー、パーシャルオーシャンビューなど海の見え具合によって細かくクラス分けされていますが、こちらはすべて平等にオーシャンフロント。しかも西向きなので夕刻には海へ沈む夕陽をテラスから眺めることができます。

ホテル_14,沖縄_16
プレミアムクラブツインタイプのゲストルーム。クラブラウンジも利用できる。

 

ホテル_15,沖縄_17
内側がタオル地になっているパジャマ。気持ちよかった。

もう一度訪れるなら。80歳を超えた老親を連れていくのもいいし、遊びたい盛りのこどもがいる友人家族と行くのもいいかも。世代やライフスタイルを問わず、誰でもが心地よく楽しくなるリゾートでは余計な心配をせずに安心してバカンスを過ごせそうです。

ホテル_16,沖縄_18
クラブラウンジのテラスから眺めたサンセット。
ホテル_17,手土産_1,沖縄_19
ホテル内ショップでお土産を購入。空港では出会えなさそうなちょっといいものが見つかるから楽しい。

問い合わせ先

琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ

琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ 宿泊予約

  • 住所/沖縄県糸満市名城963
  • アクセス/那覇空港から直行のエアポートリムジン(1日4便)で40分、タクシーで20分程度。

※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。

この記事の執筆者
女性ファッション誌や富裕層向けライフスタイル誌、グルメマガジンの編集長を歴任後、アマゾンジャパンを経て独立。得意なジャンルに食、酒、旅、ファッション、犬と馬。
Instagram へのリンク
WRITING :
秋山 都