“自分らしさ”を語る【トップキャリアのリアル「品格」と「迫力」の仕事服】

自分のスタイルを確立したトップキャリアは、佇まいにも有能さが光ります。それぞれの一貫したこだわりが垣間見られる、四者四様の仕事スタイルを拝見!

国際派ビジネスパーソンのワンピーススタイルから漂う、成熟した気品と華やかさ…|「MPower Partners」ゼネラル・パートナー、翻訳家・関 美和さん

関 美和さん
「MPower Partners」ゼネラル・パートナー、翻訳家
大手広告代理店、外資系投資銀行に勤務した後、「ハーバードビジネススクール」でMBAを取得。帰国後、「モルガン・スタンレー」投資銀行部門を経て、「クレイ・フィンレイ」投資顧問元東京支店長。43歳で翻訳家に転身。ベストセラーになった『ファクトフルネス』をはじめ、10年で50冊以上のビジネス書を翻訳。昨年、現在の会社を起業。2児の母。
「エルベ エジェ」のワンピースに合わせたパンプスは、赤みベージュの「ジャンヴィト ロッシ」。10cmヒールがお約束。
「エルベ エジェ」のワンピースに合わせたパンプスは、赤みベージュの「ジャンヴィト ロッシ」。10cmヒールがお約束。

金融業界の女性リーダーたちと共に、ESG(環境・社会・企業統治)を重視したグローバル・ベンチャーキャピタルファンドを設立した関美和さん。「品格」のあるワンピースを颯爽と着こなす姿は、ひと目で責任のある立場とわかります。

「年齢と共に、見た目も着心地も軽やかさを求めるようになって…。特に取締役会など対面でのビジネスシーンでは、ジャケットの代わりに、ワンピースが主役のアイテムになりました」

会議から対外的な会食までカバーできる効率的なワードローブは、多忙なトップキャリアには欠かせない。その選びの基準とは…。

「ビジネスワンピースはきちんと見えるサイズ感と、一日着ていても疲れない素材やディテールにこだわります。この“エルベ エジェ”の一枚は、しっかり編まれているのでニット特有の型崩れもなく、ホールド感も抜群。それに長時間座ることがあってもシワになりづらいので、安心して着られます。また首元のあきも絶妙で、シンプルなのに『迫力』も楽しめて3シーズンは活躍しています」

気に入ったアイテムは、色違いで揃えることもあるという関さん。仕事服のほとんどは、お気に入りの海外通販サイトで購入する。

「ワンピースを着るときは、アナ・ウィンターの真似をしてベージュ系のパンプスを履くようにしています。短い足を、少しでも長く見せようという下心からです(笑)。仕事服は全体的にルールを決めてしまったほうが、時間も有効に使えます」

今秋気になっているワンピースは、なんと攻めのネオンピンク!

「今日着たピーコックグリーンの色も大変気に入っていますが、年齢を重ねた今だからこそ、もっと大胆な色や柄にも挑戦してみたい。今はネオンカラーのものを探しているのですが、さすがにモードなデザインが多くて…。ベーシックでジャストサイズなものがあれば、試したいと思います」

 

手前の2枚は、メーガン・マークルのスナップでも話題になった「ヴィクトリア・ヴィクトリア・ベッカム」。立体的なシルエットとサイズ感が気に入り、色違いで揃える。奥は、着用したワンピースのネイビーバージョン。

※こちらで紹介したアイテムはすべて私物です。各ブランドへの問い合わせはご遠慮ください。

PHOTO :
Michika Mochizuki
HAIR MAKE :
山下恵真(Perle)
EDIT&WRITING :
兼信実加子、喜多容子(Precious)