2022年 Precious 9月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します
ラグジュアリーファッション誌『Precious(プレシャス)』9月号をお読みいただいた方へのアンケート調査(ネットアンケート&郵便はがき)にて、「好きなコーディネート」に選ばれた着こなしを、その理由とスタイリングのコツを交え、ランキング形式でご紹介します。
今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、朝晩と日中の気温差が大きくなり、着るものに悩む端境期に活躍する装いが多数ランクイン! トップスの気分がTシャツからブラウスへ移行し、軽やかな羽織りアイテムの出番も増えてくる今の旬スタイルとは?
それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?
【10位】チェック柄のコート&スカート×黒ニット
鈴木保奈美さんが凛と着こなしたのは、大人の品格と知性を感じさせるモノトーンコーデ。グレンチェックのコートにハウンドトゥースのジャカードニットスカートを合わせ、さらにバッグもグレンチェックで統一した着こなしです。
さまざまなチェックを重ねた上級テクニックも、黒のタートルニットをつなぎ役にすることでクリア。都会的な感性が香るキャリアスタイルは、「正統派でかっこいい!」「チェックオンチェックの組み合わせがモダン」などスタイリッシュな佇まいが多くの支持を得ました。
【9位】黒のオーバーサイズブラウス×朱赤のパンツ
「赤と黒の色合わせが目を引く」という声が多数寄せられたのは、着回し力も抜群な黒ブラウスを使ったビジネススタイル。長め丈でゆったりとしたシルエットながら、程よい透け感のある素材なので重たくならず、初秋の装いにぴったりです。
さらに「堅苦しくないけどキリっとした印象」と評価された決め手は、すっきりと知的な印象をもたらすバンドカラーのデザインと、きれいめのテーラードパンツを合わせていること。エレガントな朱赤で鮮やかなコントラスト配色をつくれば、王道の黒がモダンにアップデートできます。
【8位】モカブラウンのマント&ブラウス×黒パンツ
上品な光沢と、しなやかなドレープを生む贅沢な分量感が魅力のマントは「シルエットが美しくてエレガント」と、まとうだけで気品漂う美しい立ち姿になるデザインに惹かれる方が多数。
また、「秋らしいこっくりとした色が素敵」と注目されたのは、キャメルよりやや深みのあるモカブラウンの色合い。同色のボウブラウスと共に揺れる女らしさを楽しみながら黒パンツですっきりと着こなせば、羨望のまなざしを集めるシックな秋スタイルが完成します。
【7位】ライラック色のプルオーバーブラウス×黒スカート
初秋の通勤ファッションで悩ましいのが、涼しいようでいて忙しく立ち働いていると暑さを感じたり、電車の中がムシムシしていたりと汗ばむシーンが意外と多いこと。そんな季節にうれしいのは、さらりと着用できて涼やかなプルオーバーのトップスです。
なかでも大人が選ぶべきは、着映え感のあるタイプ。こちらのブラウスは、ひんやりとしたライラックカラーが見た目にも涼を感じさせ、シャリ感のあるコットン地ならではの快適さもある一枚。立体的なスリーブから伸びるリボンの可憐なアクセントが光ります。
ブラウス以外は黒で統一することで、「程よい落ち着きがあってビジネスシーンにちょうどいい」「ベーシックだけど上品さが際立っている」と、オンタイムに自信がもてる大人仕様のシックな着こなしに!
【6位】テントラインの黒ワンピース×シルクスカーフ×黒ブーツ
「ワンピースのシルエットとスカーフ使いに大人のかわいさがある」「シンプルだけど存在感がある」と票を集めたのは、裾に向かってゆったりと広がる黒ワンピースに、シルクのプリントスカーフと大ぶりのシルバージュエリーをあしらった着こなし。足元にマニッシュなロングブーツを合わせるバランスも注目されました。
ジャージー素材よりしっとりと、端正に見えるウールポンチのワンピースは、テントラインの贅沢な分量感から生まれる上品なドレープと存在感のあるシルエットが魅力。程よく地厚で、まとうだけで様になる一着は、これからの季節に活躍すること請け合いです。
【5位】黒のレースブラウス×オフ白のワイドパンツ
短めの着丈をスカラップエッジが強調する黒のレースブラウスは、どんなに忙しくても華やいだ気持ちを後押ししてくれる、頼りになる一着。ハイウエストのワイドパンツを合わせれば、大人の余裕が香る着こなしに仕上がります。
今季のトレンドであるレース素材だからこそ、「肌見せしながらも清潔感がある」「上品さとかっこよさを兼ね備えている」と好評だったコーディネートを参考に、上手に取り入れてください!
【4位】黒のプルオーバーブラウス×白パンツ
「大人に似合う甘さ加減」「普段のコーディネートに取り入れやすい」と4位にランクインしたコーディネートの主役は、シアージャカードのペプラムブラウス。単調になりがちなモノトーンスタイルに、ジグザグ模様のシェブロン柄が表情豊かなアクセントを添えています。
ハリのある素材感とふんわりシルエットが、ボディラインを拾わず美しく見せてくれる点に着目された方も。合わせるボトムを細身のクロップド丈にしてすっきり軽やかに見せるのも、スタイルアップの鉄則です。
【3位】白レースのプルオーバーブラウス×ラベンダーブルーのパンツ
心地よく風が抜けるレースのブラウスは、一枚できちんと感も華やぎも生まれ、シーンを選ばずに活躍。ランタンのような構築的なフォルムの袖も、今どき感を高める秘訣です。発色の美しいラベンダーブルーのパンツを合わせれば、「すっきりしているけど華がある」というコメントをいただいた、瑞々しく切れ味のいいスタイルに。
また、靴とバッグをグレージュでまとめているのもポイント。服のカラーコントラストを邪魔せず、秋らしい落ち着きと上品さを上乗せするテクニックです。
【2位】ベージュのトレンチコート×スカーフ
「ドラマティックなコートスタイル!」と反響を呼んだのは、大政 絢さんが往年の名画のワンシーンのようにトレンチコートに身を包んだ装いでした。ウエストのサイドベルトを絞ることでグラマラスなシルエットが際立ち、バックのスリットが動きに合わせて揺れる姿はただただ優雅。
タイムレスに愛される秋の大定番アイテムだからこそ、あえて抜け感や遊び心は盛り込まず、きっちりと美しくクラシカルに着こなすのも素敵なのだと再認識させてくれるコーディネートだったようです。
【1位】黒のナイロンコート
『Precious』9月号の1番人気を獲得したのは、「プラダ」のコートを颯爽と着こなしたコーディネート。先進的な再生ナイロンを用いたモダンなブラックナイロンコートは、胸元のトライアングルロゴがきらりと主張。ドレスライクな優美なシルエットで、黒でも軽やかなムードを印象づけます。
「軽やかさのあるコートを探していた」「スポーティなのにラインがきれい」「おしゃれでお手入れもしやすそう」など、クラフツマンシップに裏打ちされた美しい仕立てとテクニカルな素材が見事に融合した一着が、多くの読者の心を射止めました!
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以上、ファッション誌『Precious(プレシャス)』9月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。
このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?
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現在発売中の『Precious』10月号の<ファッション大特集>は、【「品格」と「迫力」を授ける!秋のベストアイテム5】です。Preciousが創刊以来大切にしてきた、上質で洗練されたベーシックを軸にしたスタイルを特集。その揺らがぬ「品格」は保ちながら、今、華やかな「迫力」を加えた装いが魅力的に。季節の変わり目から目指したいそんなスタイルに更新したいのは、ジャケット、スカート、黒パンツ、ワンピース、トレンチコートの5アイテム。アイテム選びと着こなしをお教えします。そのほか、鈴木保奈美さん主演、今こそ「赤」を相棒に!、最旬「バッグ&靴」のペアリング図鑑、愛犬と満喫、休日「ドライビング・カジュアル」、ようこそ!可愛い“エルメス”の世界へ、目元に、“CHANEL”のツイードをまとう、「第二のお年頃」、もっと語ってラクになろう!など、充実のラインナップです。
ぜひお手に取っていただき、ご活用いただけたら幸いです。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
お近くの書店やオンライン書店などで、『Precious』10月号を是非、お買い求めください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious9月号』小学館、2022年