健やかな美しさは、月のリズム(ルネーション)を知ることから

月のサイクルを表すイラスト

夜空を闇で覆い尽くす新月に、ジュエリーみたいに繊細な三日月。神々しい光を放つ満月など、さまざまな表情を見せる月に、親しみを込め、名をつけた日本人の感性にたどり着くとき、豊かな気持ちになるのは私だけではないでしょう。

人の生体リズムに影響を与える月の満ち欠けのことを「ルネーション」と言います。このルネーションを4つのフェーズ【新月=ゼロ|上弦=半分満ちた月、満月|下弦(半分欠けた月)】に分割して1フェーズ=約7日間と考え、満ちていく期間と欠けていく期間の月のパワーをスキンケアに活用しましょう。


月の満ち欠けサイクルに適したアイテムが話題です

ルネーションに合わせてハーブティーを飲んだり精油を楽しんだり。占星術やバイオダイナミック農法を生かした欧米発のメソッドに、中秋の名月を愛でる日本独自のメソッドまで。月を感じて美しさを輝かせる体験は、ぜひこの秋に!

月のリズムに合わせてセンシュアリティや自己を覚醒。香りで美しさを調律するトワレ

陰陽暦によって発展を遂げた古代文明の裏には、天文学や占星術が欠かせなかったといわれていますが、今なお占星術家の多くが、太陽や月、惑星の動きが、地球上の生命や人間の性格、行動と深い関わりをもつ、と研究を続けています。

その延長線上で女性と月のリズムに合わせ、嗅覚から感情を調律したり、センシュアリティを覚醒させたり。これもまた月美容の醍醐味です。

アブラクサス MOON EAU COLLECTION オー デ トワレ4種
アブラクサス MOON EAU COLLECTION オー デ トワレ 全4種 各30ml 各¥9,680

占星術家であり、調香師でもあるChiyoがプロデュースしたユニークな月の香りコレクション。新月はリセットや純粋な気持ちを取り戻すために、ユーカリやジュニパー、フランキンセンスなどをブレンド。

上弦の月は明るい気持ちを引き出す、オレンジやフィグなど太陽の恵みを感じるものを。満月は輝きを放つイランイランやヴァニラなどの濃密な調香に。下弦の月は自己の解放に、墨やヴァイオレットなどをブレンドしたもの。


満月には和のフィトテラピーや100%のヴィーガン処方のコスメで自分を愛しむスキンケアを

植物療法の第一人者である森田敦子さんが創設、本草学とフィトテラピー、サイエンスを融合させた「Waphyto」は、ルネーションすべてのタイミングで大活躍。植物のパワーが凝縮されたクリームなら、新月から満月にかけてのタイミングが好機です。

そして、希少なオーガニックのダマスクローズオイルを配合。ローズの花びらが浮かぶオイルは、ぜひとも満月のナイトケアのお供に。

SABON ローズセラムインオイル、Waphyto レジェナ エンリッチ ド クリーム
左から/SABON ローズセラムインオイル 50ml ¥12,100、Waphyto レジェナ エンリッチ ド クリーム 50g ¥11,000

●SABON ローズセラムインオイル 
希少なダマスクローズオイルと8種類のボタニカルオイルでハリと艶をチャージ。

●Waphyto レジェナ エンリッチ ド クリーム
厳選された植物成分の力を限界まで濃縮して配合した、なめらかな感触のクリーム。5大植物成分に13種類の植物オイル、12種類の精油をブレンドした逸品。


女性のリズムに揺らぎやすい、ストレスを感じやすい人は月のリズムに合わせてインナーケアを

女性のリズムが揺らぎやすく、肌や心に影響が出やすい人は、ルネーションに合わせたインナーケアをプラスしてみて。植物療法がベースとなるハーブ抽出液「タンチュメール」は、副作用が弱く、フランスでは日常的に使われているものです。

また、バイオダイナミック農法による原材料を使用したハーブティーも、手軽に摂取できる月美容として人気。女性と月、植物の開花が宇宙のリズムでつながっているのも実感できそうです。

ハーブティーセットとコスメキッチン エルボリステリア タンチュメール メリッサ
左から/おもちゃ箱 ゾネントア ビューティフル マジック ムーンティー¥1,404、コスメキッチン エルボリステリア タンチュメール メリッサ 100g ¥2,808

●おもちゃ箱 ゾネントア ビューティフル マジック ムーンティー
月のリズム法を基にブレンドしたハーブティー。新月のお茶5袋、上弦のお茶9袋、満月のお茶5袋、下弦のお茶9袋のティーバッグがセットに。

●コスメキッチン エルボリステリア タンチュメール メリッサ
女性のリズムをサポートするハーブ浸出液。ローズウォーターをベースにした葉乾燥エキスを含浸。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

PHOTO :
戸田嘉昭(パイルドライバー)
WRITING :
安倍佐和子(ビューティ エディター)
EDIT&WRITING :
荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)