シーズンレスで活躍する白シャツは、引き締め効果のある黒ボトムスを合わせることでオータムムード漂う装いへ。定番の組み合わせがあか抜けて見える着こなしとは?

■1:イザベル・ハートマンは…白と黒を小気味よくリピートしつつツヤをうまく活用する

レザー素材とシックな配色ならミニスカートが大人らしくまとまります。
レザー素材とシックな配色ならミニスカートが大人らしくまとまります。

ベルリンでスナップされた、インフルエンサーのイザベル・ハートマン。白と黒のみのミニマルな配色がこなれて見える理由を紐解きます。オーソドックスなきれいめ白シャツに、黒のミニスカートを合わせフレッシュな肌見せを堪能。すらり伸びる脚をポインテッドトゥパンプスで受け止めれば、脚長効果がぐっとアップします。そして白と黒をバランスよく繰り返すことで、定番の2色だけでもこんなにリズミカル。さらにスカートはレザー素材を選ぶことで季節感と辛口ムードをアップ。スカート、そしてシルバーネックレスでツヤを宿せば、ベーシックカラーで作る秋の立体コーディネートが完成です。

■2:ナタリア・ヴェルザは…レザーパンツとカラー小物で単調にさせない

トートバッグをクラッチ風に抱えて小粋に。
トートバッグをクラッチ風に抱えて小粋に。

2022年9月21日、ミラノ ファッションウィーク開催中のストリートでスナップされた、デジタルクリエイターのナタリア・ヴェルザ。定番の白シャツはボタンをきっちりと締めつつ、襟元にゴールドのピンをあしらうことでトラッドなムードをアピール。そこに滑らかな光沢を放つ黒レザーパンツとシューズを合わせれば、シャツとの対比がついてメリハリたっぷり。定番の上下ながらも、クラシカルとモードのテイストミックスならぐっとこなれた雰囲気になります。仕上げに、モノトーンに映える鮮やかオレンジのトートバッグを添え、単調さを回避。

■3:レオニー・ハンネは…柄と小物を使ってレディなオーラを醸して

こっくりとしたボルドーのルージュでシーズンムードを高めて。
こっくりとしたボルドーのルージュでシーズンムードを高めて。

ハンブルクでスナップされた、人気インフルエンサーのレオニー・ハンネ。白シャツに黒の総柄フレアスカートを合わせ、華やかさをぐっとアップ。そこに黒のジャケットを重ね、印象を引き締め。袖口や身幅にややゆとりがある作りなので、程よい抜け感を両立することができます。きちんと感のある靴とバッグで統一感を図りながら、ネックレスのレイヤードやヘアスカーフを取り入れ着映え力をアップ。ジュエリーやアクセサリーを盛り付けてもトゥーマッチにならないのは、シックな白黒ベースだからこそ!


白シャツと黒ボトムスがこなれて見える着こなし実例をご紹介しました。定番の組み合わせだからこそ、ディテールや掛け合わせるアイテムをアップデートして、今っぽさを手に入れてみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香