東京都指定有形文化財「百段階段」をはじめ、細部に美しい装飾が施された日本美のミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」。1FにあるPATISSERIE「栞杏 1928」では、2022年クリスマスケーキの予約を開始しています。

クリスマスケーキ_1,スイーツ_1,ホテル_1
彩り豊かな7種類のクリスマスケーキ

今までにないデザインや新しい技法を取り入れるなど熟考を重ねて作られた7種類のケーキは、ペストリー料理長が「全部おすすめ」と太鼓判を押すほどの自信作!

試食会に出席したライターが詳細をお伝えします。

ホテル雅叙園東京の「2022年クリスマスケーキ」7種

■1:定番だから素材のよさが光る「嘉山農園の苺ショートケーキ」

クリスマスケーキ_2,スイーツ_2,ホテル_2,いちご_1
「嘉山農園の苺ショートケーキ」4号(直径12×高さ5cm)¥4,500、5号(直径15×高さ5cm)¥5,500 ※アルコール不使用

横須賀市長井にある嘉山農園のいちごをふんだんに使用した「嘉山農園の苺ショートケーキ」。嘉山農園のいちごは、有機肥料を使用した土耕栽培で作られ、全国のパティシエが指名買いする逸品なのだそう。

スポンジ、生クリーム、いちご、アーモンドとシンプルなケーキだからこそ、ひとつひとつの素材のよさが光ります。

■2:ほろ苦いようかんがアクセントに「抹茶栗のモンブラン」

クリスマスケーキ_3,スイーツ_3,ホテル_3,栗_1
「抹茶栗のモンブラン」16×8×高さ5cm ¥5,000

艶やかでコロンとした栗とクリスマスカラーの緑が目をひく「抹茶栗のモンブラン」。じつは、このケーキのメインは、上のクリームでなく下の生地の部分とのこと。

ペストリー料理長が20代の頃に学んだという栗とウイスキーを使った生地「ビスキュイ・アマンド」と薄く塗ったマロンのバタークリーム、マロン、ウイスキーを効かせたシロップ、さらには抹茶のようかんを重ねています。

モンブランとようかんは、なかなか交わることのない組み合わせにも感じますが、食べてみると納得。甘いシロップとほろ苦い抹茶のようかんが、いいバランスを保っています。

モンブランに欠かせないクリームには、抹茶と栗、白あんを混ぜ、ホテル雅叙園東京らしさを感じます。和の素材を使っているのに洋菓子という不思議な魅力のケーキです。

■3:スパイス好きにおすすめ「タルトショコラ・ミルティーユ」

クリスマスケーキ_4,スイーツ_4,ホテル_4,チョコレート_1
「タルトショコラ・ミルティーユ」直径15×高さ5cm¥5,200 ※アルコール不使用

ペストリー料理長が「一番チャレンジをしたメニュー」と話していた「タルトショコラ・ミルティーユ」は、タルト生地にミルティーユのコンフィやガナッシュ、ナツメグを加えたバニラクリーム、ムースショコラなどが重なった贅沢な一品。

濃厚なショコラとタルトのサクサク感、ナツメグのクリームのスパイシー感、ブルーベリーのプチっとした食感など、さまざまな味や食感が口の中で混ざり合い、豊かな味わいに。

コーヒーはもちろん、お酒と一緒に楽しむのもよさそうです。

■4:定番の中に驚きを感じたい人に「オレンジ・アールグレイ」

クリスマスケーキ_5,スイーツ_5,ホテル_5
「オレンジ・アールグレイ」15×10×高さ5cm ¥5,200 ※アルコール不使用

ホワイトクリスマスを連想させる「オレンジ・アールグレイ」。オレンジのコンフィを入れたしっかりとしたバター生地の上にアールグレイのムース、ビスキュイアマンド、オレンジのクリーム、アールグレイのムース、ホワイトチョコレートのムースを重ねています。

アールグレイ風味のホワッとしたムースや甘いホワイトチョコレートのムースにさわやかなオレンジが混ざり合う優しい味わい。ペストリー料理長いわく、「定番の中に驚きを感じたい人におすすめ」とのことです。

■5:いちごとワインを堪能できる「フレーズ・シャルドネ」

クリスマスケーキ_6,スイーツ_6,ホテル_6
「フレーズ・シャルドネ」直径15×高さ5cm ¥5,200

いちごをしっかり味わいたい人におすすめなのが「フレーズ・シャルドネ」。クッキー生地の上にピスタチオのクリームを絞って一度焼き、いちごのゼリーを流し込んでいます。ゼリーはいちご本来が持つ水分を一晩かけて抽出し、果肉と一緒に固めた贅沢なもの。

さらに、赤ワインのビスキュイ、シャルドネのムース、いちごのムースを重ね、仕上げにフランボワーズのグラッサージュをかけた艶やかな一品です。

グラッサージュは当初いちごを使用する予定でしたが、味の強弱をつけるためにフランボワーズを採用したそう。あえて厚くすることで、ソースとして味わえるように。甘酸っぱいフランボワーズがケーキの甘味を調整してくれています。

水引きや扇子を思わせるデコレーションが、雅叙園らしい和の趣を添えた美しい仕上がりです。

■6:お重も中身もおいしくいただける「玉手箱」

クリスマスケーキ_7,スイーツ_7,ホテル_7
「玉手箱」14×14×高さ14cm ¥31,000 ※10台限定

定番の「玉手箱」は、リピーターがいるほどの人気メニュー。組子細工のお重はチョコレート製! つまり、丸ごと食べられるのです。

「一ノ重」には、「栞杏 1928」人気のガトー3種や手毬チョコ、結晶ボンボンなどの7種類のスイーツと3種類のベリーが美しく詰められています。「二ノ重」には、「嘉山農園の苺ショートケーキ」がお重いっぱいに敷き詰められています。

「玉手箱」の由来は、ホテル雅叙園東京がかつて「昭和の竜宮城」と呼ばれたことからきているそう。蓋を開けたら華やかなスイーツがお目見えする、別格の幸せが詰まった玉手箱です。

■7:ドライフルーツやスパイスがぎゅっと詰まった「シュトーレン」

クリスマスケーキ_8,スイーツ_8,ホテル_8
「シュトーレン」320g ¥3,500

クリスマスの定番スイーツになりつつある「シュトーレン」。レーズン、チェリー、オレンジピール、アーモンドといったドライフルーツやナッツとローマジパン、ナツメグ、シナモン、カルダモンのスパイスが絶妙に合わさったもの。旨味がギュッと詰まっており、食べごたえ抜群です。

毎日少しずついただきながらクリスマスを心待ちにしたいですね。


クリスマスケーキの予約は、オンラインまたは電話で受け付けているとのこと。公式HPではケーキの断面図も見られるので、どれにしようか悩んだら参考にしてみてくださいね。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。

問い合わせ先

  • ホテル雅叙園東京
  • 予約期間/〜2022年12月16日(金)
  • 受取期間/2022年12月22日(木)〜2022年12月25日(日)
  • 受取場所/1F PATISSERIE「栞杏 1928」
  • TEL:03-5434-5230(11:00〜20:00)
  • 住所/東京都目黒区下目黒1-8-1
  •  

この記事の執筆者
フリーランスのライター。企業の採用サイトやパンフレット、女性向けの転職サイト、親向けの性教育サイトなどで取材記事を執筆。好きなもの:中村一義、津村記久子、小川洋子、マンガ、古いもの、靴下など
Twitter へのリンク
EDIT :
小林麻美