黒は、シックなムードを演出するのにぴったり。ですが、オールブラックとなると、メリハリがなかったり単調に見えてしまう懸念が生まれます。それを解消すべく、ご紹介する3人が着映えていた理由を紐解いていきましょう。

■1:ジジ・ハディッドは…オールブラックだからこそ映えるゴールドネックレスのレイヤードで抜群のインパクトを

ジュエリーを盛り付けてもくどくならないのはオールブラックだからこそ。
ジュエリーを盛り付けてもくどくならないのはオールブラックだからこそ。

2022年9月8日、NYでキャッチされたモデルのジジ・ハディッド。緊張感のあるオールブラックコーディネートは、ニットカーディガンとすとんと落ちる程よくとろみのあるパンツのように、柔らかな素材を選ぶことでしなやかさを演出。そこに微光沢のある黒レザー小物を合わせ、同じ黒の中でも立体感を確保しています。スクエアトゥのシューズ、ころんと丸みのあるバッグでキャッチーさをトッピング。カーディガンは深いVネックタイプなので顔周りをシャープに見せることができます。しっかりとデコルテが見えるからこそ、長さやチェーンの太さ、デザインの異なるゴールドネックレスを自由にレイヤードし、抜群の華やぎを手に入れました。

■2:カーリー・クロスは…シルバーのジップがモードな煌めきを添えるワンピースで勝負

ジップを少し下げデコルテを覗かせ、程よい抜け感を演出。
ジップを少し下げデコルテを覗かせ、程よい抜け感を演出。

2022年9月13日、NYにてパパラッチのカメラに笑顔を向けたモデルのカーリー・クロス。1枚でコーディネートが完結するワンピーススタイルは、ステンカラー、そしてIラインシルエットで凛とした立ち姿に。中央、胸元、そして太ももの横に配されたシルバーのジップがアクセントになり、モードな雰囲気にきまっています。ミニマルな美を引き立てるように、小物はシンプルなサンダルとクラッチバッグを迎えすっきりと。すらりとしたラインが引き立つよう、ヘアはシンプルなポニーテールにまとめつつ、ジップとリンクしたシルバーイヤリングを添えフィニッシュ。

■3:ヘイリー・ビーバーは…レザージャケットでツヤを宿しオールブラックの間延びを回避

ややパワーショルダーのジャケットがハンサムムードを盛り上げています。
ややパワーショルダーのジャケットがハンサムムードを盛り上げています。

2022年9月28日、パリの街中でキャッチされたモデルのヘイリー・ビーバー。オールブラックコーディネートの立体感を確保していたのは、ツヤのあるレザージャケット。トップスは黒のタートルニットを選び、首元もすっぽり覆うことで顔周りまできりっと引き締め。立体的なポケットがついたパンツは緩やかなフレアラインなので、オールブラックの中にひとさじのフェミニンを加えてくれます。そこにぴんと尖ったポインテッドトゥパンプスを合わせ、モード気分を高めて。仕上げにマットな光沢のあるゴールドドイヤリング、オバールサングラスを添えつつぴたっとタイトなまとめ髪にすれば、スタイリッシュさがぐんと引き上がります。


これからの時期に参考にしたい、モデルたちの「オールブラック」コーディネートをお届けしました。きりっとモダンなブラックの装いなら、秋の街中で映えること間違いなし、です。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香