プレシャスキャリアに聞く「My Coat, My Story」

おしゃれの経験を積み重ねてきたプレシャスキャリアの愛用コートのなかから、それぞれが選んだ私的「贅沢コート」について、その魅力をたっぷりと語っていただきます!

今回は、伊勢丹新宿店 外商部第一担当マスタープライベートスタイリストの吉村朋代さんに、愛用の「ディオール」のロングコートをご紹介いただきました。

吉村朋代さん
伊勢丹新宿店 外商部第一担当マスタープライベートスタイリスト
(よしむら・ともよ)紳士衣料スポーツ、伊勢丹メンズ館のメンズクリエイターズにて販売職に従事した後、ストアアテンダントに昇格。現在は、上顧客の衣食住にまつわるすべてを提案する。

袖を通すたびに背筋がすっと伸びる、クチュールメゾンの手仕事に感動!|伊勢丹新宿店 外商部第一担当マスタープライベートスタイリスト・吉村朋代さん

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「ディオール」のロングコート(本人私物)

5年前に購入した「ディオール」のロングコート(本人私物)は、構築的な美しさが際立つ『バー』ジャケットをモダンにアップデートした一枚。テーラードカラーとダブルブレストによる端正なフロントデザイン、ウエストを強調するウェルトポケットが特徴的。


「ディオール」の歴史的名作、『バー』ジャケットの流れを汲んだこの美しいコートの持ち主は、伊勢丹新宿店の外商部でトップセールスを誇る吉村朋代さんです。

「顧客の方々にラグジュアリーブランドをご提案させていただく機会が多いので、自分自身の経験値を上げるためにも、40代を機に一生モノと思い購入しました。それにロングコートは、身長のある私らしい選択かなと思い、5年経った今も大切に愛用しています」

伊勢丹では新しいサービスの試みとして、外商のお客様にパリコレツアーなど、スペシャルな買い物体験を定期的に企画している。

「主に、お客様を海外のコレクションにアテンドする際に着用しています。このコートはロングジャケットのようにも着られますし、シルクに載せたダークネイビーもとっても上品。端正なダブルブレストと、センシュアルな曲線とのバランスも気に入っています。伝統的なクチュールメゾンの仕立て技を体感できる贅沢は何物にも代えがたく、このコートを着るために、インナーに薄地のダウンベストを重ねて防寒対策をすることも。まとった瞬間から仕事モードにスイッチが入る、そんな背中を押してくれる心強い存在です」

長年メンズ服の販売に携わってきたこともあり、細かなディテールへのこだわりにも熱が入る吉村さん。パリの街を颯爽と歩く、ロングコート姿が目に浮かびます。

※こちらで紹介したアイテムはすべて私物です。各ブランドへの問い合わせはご遠慮ください。

PHOTO :
神林 環
COOPERATION :
NAKATA HANGER
EDIT :
池永裕子、喜多容子(Precious)
EDIT&WRITING :
兼信実加子