あらゆるシーンで活躍し、大人に必要な優雅さや端正さを授けてくれるブラック。そんな頼りになるカラーのジャケットが、この時期重宝します。無難におさまらず、モード感漂う今っぽい着こなしを披露していた3名をご覧ください。
■1:ジェニファー・アニストンは…クロップト丈&ブーツカットが新鮮!ミニマルながら洗練が光るブラック
2022年9月28日にニューヨーク・コニーアイランドでドラマ『ザ・モーニングショー』を撮影していた女優のジェニファー・アニストンをキャッチ。ブラックのジャケットにデニムを合わせたコーディネートです。一見シンプルなスタイルながら、垢抜けてみえる理由は、クロップト丈のジャケットとブーツカットデニムの長めレングスのバランスです。オーバーサイズに見慣れた目に新鮮に映るジャケットは、タイトなシルエットに洗練が光り、フィットしたタートルネックとも好相性。リバイバル感のあるデニムのシルエットは脚長効果も抜群です。クロスボディバッグを短めに調整してタイトにし、無駄を削ぎ落としたクールなスタイルを完成。
■2:カーリー・クロスは…ベージュのワンピースをブラックジャケットでシャープに格上げ
2022年10月3日、パリ ファッションウィークに現れたモデルのカーリー・クロス。ベージュのニットワンピースにブラックのジャケットの装いです。イレギュラーなヘムにモードなムードが漂うものの、温かみのあるニット素材とまろやかな色味で優しげなワンピース。ソフトな一着にキリッと切れ味を加え、装いをクラスアップしているのが、ブラックジャケットです。タキシード風ショールカラーがクールなデザインで、全身を一気にフォーマルよりにエレベート。足元は今年マストなロングブーツを合わせて旬の空気をまとって。ポインテッドトゥが洗練度を高めます。クリームイエローのバッグで遊び心をプラスし、今どきなファイナルタッチを。
■3:シャルロット・グローエンヴェルドは…緩急の効いたシルエットがスタイリッシュなオールブラック
同日、同じくパリ ファッションウィークに登場した、ニューヨーク在住インフルエンサーのシャルロット・グローエンヴェルド。今シーズン最も注目されているブラックの着こなし、ワントーンスタイルを披露していました。トレンドのオーバーサイズジャケットは腰をすっぽり覆うサイズ感。フィットしたパンツとのコントラストが、オールブラックでも単調にならないポイントです。センタースリットの入ったパンツに合わせた足元はホワイトのバイカラーシューズ。足首をのぞかせることで、ブラックワントーンでも重たくなりません。広めに開いた襟元と合わせて、風通しよく軽やかなパーツをつくることが、垢抜けてみせる秘訣のようです。
ちょっとしたこだわりでグッと洗練した雰囲気にエレベートした「ブラックジャケット」の着こなしをご紹介しました。去年と同じ、が物足りなく感じたら、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子