生粋のニューヨーカー政治家「アレクサンドリア・オカシオ＝コルテス」のスタイル３選【ロイヤルセレブの最新スタイル】

ラッパーのカニエ・ウエストの、反ユダヤ的発言を批判したことについて、2022年10月10日アメリカ共和党のテッド・クルーズ上院議員より、ツイッターで糾弾されたアレクサンドリア・オカシオ＝コルテス下院議員。しかし、彼女と「Squad（仲間）」とされる、同じ民主党議員で非白人系のふたり（イルハン・オマール議員とラシダ・タリーブ議員）もカニエと同じく反ユダヤ的発言をシェアしていたことが指摘され…。彼女の今後の言動が注目を浴びています。AOCの愛称で知られるオカシオ・コルテス議員は、2018年の中間選挙で29歳と史上最年少の女性議員として当選。2022年10月現在、インスタグラムに約864万人、ツイッターには約1,352万人のフォロワーを抱える、ミレニアルズのアイコン的存在です。

ボストン大学卒業後は出身地のニューヨーク・ブロンクスに戻り、リーマンショックによる景気悪化のためバーテンダーとしてハードワークをこなしていた時期もあるというタフな女性。「ニューヨーカーの制服」といわれるブラックや、知的さが光るシックなコーディネートなど、ミニマルな装いを好む32歳のスタイルを紐解いていきましょう。

■１：視線を奪う！大胆なフローラルプリントで華やかに

マスクもブラックで揃え、抑えたトーンが洒落感を高めます。

2022年6月28日にTV番組『The Late Show With Stephen Colbert』に出演するため、ニューヨークのエド・ サリバン・シアター向かう様子です。コーディネートの軸となるのはフレアなシルエットがフェミニンなミディスカート。フローラルプリントは大胆なタッチながらダークカラーをベースにした淡いトーンのため、ドラマティックでありつつどことなく凛とした雰囲気です。スカートの魅力を引き立てるため、他のアイテムはブラックをセレクト。詰まった襟元でボディにフィットするニット＆ブロックヒールのパンプスが、モードなコントラストを描いています。

■２：個性的なデザインも着慣れたブラックでシックに着映えて

トレードのマークである黒髪のストレートヘアは耳にかけて明るいムードに。

2022年4月6日、アメリカ・ワシントンD.C.のホワイトハウスで行われた米国郵政公社（USPS）改革法案の署名式に出席した際の装いです。やはりブラックのフレアなシルエットですが、膝上丈を選んだことでよりフレッシュさが増し、ワンピースなのでフォーマル感もアップ。小さなキャップスリーブがモダンな１着を、シンプルなパンプスで悪目立ちすることなくすっきりまとめています。

■３：柔らかさを際立てるナチュラルトーンコーデ

自信をつけたいときに選ぶというレッドのリップ

ニューヨークのストリートで颯爽と歩く姿をキャッチ。この日はホワイトシャツにキャメルのペンシルスカートで、クリーンなスタイルを楽しんでいました。シャツは胸元を開け、袖はまくってこなれ感を演出。パンプスもヌーディなトーンを選んだことで統一感ある仕上がりに。シャープなポインテッドトウが装いにさりげなく切れ味を加えています。

2021年1月まで4年続いたトランプ政権での移民対策や、トランプ支持者により連邦議会襲撃事件、BLM運動（Black Lives Matter、反黒人差別運動）、アジアンヘイト（アジア系住民に対する憎悪犯罪）、さらに中絶問題…。「リベラルなアメリカはどこへ？」と不安を抱く若い世代の希望の星がアレクサンドリア・オカシオ＝コルテス議員です。トランプ元大統領に、ニューヨーク出身なのにかもかかわらず「国に帰れ」と言われれば、記者会見を開いて応戦。そのしなやかなタフさは、ミニマルな着こなしにも漂います。ゆるぎない自信と大人の余裕を感じる彼女のスタイル、ここぞ、のお仕事シーンでぜひ活用してくださいね。