ライフスタイルジャーナリスト・はまだふくこ厳選【日本のホテル】思い立ったら晩秋のニセコへ! 『東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブ』で、至福のおこもりステイ!
選び抜かれたサンクチュアリ。自然に溶け込むようなリゾート
北海道・新千歳空港から自然豊かな道のりをドライブ。車で約2時間半というニセコまでの道のりはハイヤーの送迎を手配すれば、ホテルまでとてもスムーズかつ快適に移動できます。
ホテルに到着し、エントランスに足を踏み入れると、暖炉を中心にソファが配されたうめラウンジが温かく迎えてくれます。ここでウェルカムドリンクをいただきながら、チェックイン。窓の外は豊かな自然が広がり、眺めているだけでリラックスできます。スタッフに伺ったところ、ホテル開業にあたり敷地内の樹木は1本も伐採していないとのこと。
ニセコのおこもりステイは羊蹄山を望むスイートで
今回は、「羊蹄スイート」に2泊3日のステイ。客室に入るとすぐに広いリビングルーム、そして、窓の外には、自然豊かなニセコの風景が広がり、窓辺でしばらく外を眺めていると、雄大な自然と一体化しているような気にもさせられます。まさに、おこもりステイに最適な客室といえます。
日本古来の「花鳥風月」をコンセプトとし、客室は自然とと調和するアースカラーをベースとしたインテリアでまとめられています。続くベッドルームの窓からも、羊蹄山とパノラミックな眺めを堪能できます。外の景色を眺めながら、ウェルカムスイーツを味わうだけでパワーチャージできた気がします。
ベッドルームの窓辺に向かうデスクは仕事もしやすい造りで、ワーケーションにも向いています。けれど気づけば、外を眺めて過ごしているから、やはり、ここでは仕事を忘れて過ごすのがベスト。
ベッドルームに続くバスルームにもお愉しみが潜みます。バスビューのバスタブが配され、パノラミックな眺めを楽しみながらの入浴ができるのです。早速、バスタブにお湯を張り、まずは湯あみを堪能しましょう!
実力派スパトリートメントでアンチエイジング対策を!
ラグジュアリーホテルでのお籠り滞在に欠かせないのはスパトリートメント。「スパ・チャシ・ラ・ソティス」は、露天風呂付きの大浴場を備えています。客室からバスローブとスリッパで向かうことができるのも嬉しい。
客室のビューバスも魅力的ですが、トリートメントの予約の際にはスパの貸切温泉も同時に予約し、先に入浴して体を十分に温めてからトリートメントに臨みましょう!
今回は、オーガニック認証を受けた最新のアイテムで、熟練のセラピストに顔とデコルテをしっかりとケアしてもらいました。見た目にリフトアップしただけでなく、頬に手を添えると、なんともふっくらもっちりとした触感に! 普段のセルフケアは万全でも、プロフェッショナルの手に委ねることも必要だと実感しました。
トリートメントの後は客室に戻り、ベッドに寝転んでうとうと……。やはりこれこそが、おこもりステイの醍醐味です!
北海道の美食と美酒を堪能! 旬のエナジーもたっぷりチャージ
飽きさせることのないダイニングもこのホテルの大きな魅力。ラウンジに続くレストラン、その先に寿司カウンターと、ダイニングがエントランスフロアにまとまっているのも、友人宅に招かれたような居心地のよさを演出してくれています。
宿泊よりも予約困難という、人気の「寿司なぎ」でのディナーは、毎夜、4組だけのお愉しみです。今回は、宿泊と同時に予約しておきました。
コース仕立ての「羊蹄」は、その日、最も食べごろに仕込んだ魚介をおまかせで。小鉢、焼物に続く、握り10種と続きます。職人さんとやり取りしながらの美味しい時間が過ぎていきます。
連泊なので、翌日のディナーは、趣向を変えてレストラン「ゆきばな」でイタリアンを。食事に合わせてセレクトされる北海道産をメインとしたワインペアリングもオーダーを忘れずに。
ディナーコースの「リザーブ ストーリー」は、アミューズに続く、スープ、前菜、パスタ、メインという流れ。
ワインペアリングは、キャメル・ファーム・ワイナリーより、「レガミ ブリュット・ナチュレ・ドサージュ・ゼロ」からスタートする3杯をいただきました。
そして朝食は、同じく「ゆきはな」でプリフィクススタイルの洋食、または、和朝食を。洋食は、メインを1つ選ぶアメリカンブレックファストスタイル。どれも魅力的で迷いましたが人気のシグネチャーメニュー「エッグベネディクト」をオーダーしました。クランベリートーストに、たらば蟹、紫蘇オランデーズソースというオリジナルのメニューです。
さらに、連泊のおこもりステイで悩ましいのがランチです。遅めのランチに「ゆきはな」の隠れた人気メニュー「北海道スープカレー」を。14:00までオーダーできるのもありがたい。
真狩産のハーブポークで美味しくたんぱく質を補給! 北海道産のカボチャや緑黄色野菜などもたっぷり。コクのあるリッチなスープカレーはシャンパーニュとの相性もよし!
とことんお部屋にこもって過ごしたいなら、インルームダイニングをオーダーするという手もあります。
「ちょっと食べすぎかも!?」と、いう時は、24時間利用できるフィットネスジムで思う存分に汗を流して!
何もしない贅沢、パノラミックな眺めの中に身を置いて、自然と一体化するような滞在。スキーシーズンを前に、紅葉から雪景色に変わる季節。静かなニセコにこもる至福のひと時が待っています!
『東山ニセコビレッジ・リッツ・カールトン・リザーブ』
住所/北海道虻田郡ニセコ町曽我919-28
問い合わせ先
- TEXT :
- はまだふくこさん ライフスタイルジャーナリスト
- WRITING :
- はまだふくこ